なつみかんの木々を見上げて

野草大好きなつみかんです。
植物園や身近な場所の植物を紹介します。

新・新緑シリーズ(2)~カエデの仲間

2018-05-16 05:48:50 | 植物
週末、一ヶ月ぶりに行った京都府立植物園では久々の晴天に恵まれ、のんびり木々を楽しむことができました。
新緑というには少し緑が勝ちはじめていましたが、まだまだ爽やかな緑が楽しめます。

ということで、今日は沢山仕入れた写真の中からカエデの仲間をピックアップ。
目に優しい緑をどうぞ!

北門入ってすぐのところにあるトウカエデの巨木。
クリスマスシーズンに電飾される、あのトウカエデです。
噴水とトウカエデのコラボは、植物園テッパンの光景。





今の時期、沢山の緑の実が付いていました。



例によって見上げると・・・



トウカエデはその名の通り原産地は中国ですが、丈夫で秋の紅葉も美しいので街路樹などにも良く使われています。
他のカエデとは違い、葉が少し厚く、ツルツルしています。


トウカエデを通り過ぎたところに、カラコギカエデが赤い実を付けていました。



この実はほぼ一年中落ちずに付いており、茶色くなった実はまるでセミの羽のように見えます。
・・・ということを書いて投稿したこともあります。→ こちら


カラコギという名前からてっきりこれも中国産と思っていましたが、なんと日本全国の山に分布しているそうです。
(今、知った^^;)
カラコギは、鹿の子木がなまったもので、樹皮が次第にはがれて鹿の子模様になるからだそうで・・・

冬に撮った幹の写真(左)と、4月に撮った花の写真(右)
 


植物生態園に入ります。
少し歩くと、葉に模様? いえ違います。カエデっぽい翼果が・・・



見上げると、イタヤカエデの新緑!
イタヤカエデはイロハカエデなどとは違い、葉に鋸歯がなく、掌形の切れ込み自体浅いです。
大きさも少し大きいので比較的区別は付きやすい方です。



もう実はほとんど落ちており、まさに新緑真っ只中でした。
かなりの大木です。




最後は六甲高山植物園に戻りまして、駐車場脇に生えていたウリハダカエデの新緑。



若い幹が緑で、縦に模様が入ることから「ウリハダ」と名付けられたそうですが、年月を経るとゴツゴツして全然「瓜」っぽくありません。
マイアルバムを探したら15年も前に滋賀の山で撮った花の写真があったので、ご参考までに載せておきますね。
幹が緑色でしょう。




沢山みていただきありがとうございました。
最後は、オマケを2枚。

照葉樹と青空。




ホンコンドウダンの新緑。
これまで変化の様子を追っていましたが、黄緑色の新緑は初めてです。
くるんちゃん、みてね~^o^/














コメント (10)
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