なつみかんの木々を見上げて

野草大好きなつみかんです。
植物園や身近な場所の植物を紹介します。

今日の一枚~シナノキ三兄弟

2018-05-29 05:56:38 | 植物
宇治市植物公園のハーブ園にあるシナノキ三兄弟。

長男シナノキ(科の木)!



アオイ科シナノキ属。
日本特産種で、特に長野では有名で、「しなの」の名前はシナノキ由来と言われているそうです。
長野市の市の木でもあります。

樹皮が強靭で、古くはロープや衣類などにも用いられたそうです。
生活に密着した木だったんですね。
写真ではまだ蕾ですが、シナノキ属の特徴であるびろーんと長い苞葉がよく分かります。

この日は風が強くてほとんどの写真がピンボケだったので、ショカさん風にアーカイブで・・・

八甲田山のふもとでシナノキの巨木を沢山見かけました。

 

冬も残った実。



4月上旬の芽吹きの頃。




つづいて、次男フユボダイジュ(冬菩提樹)!



ちょうど花が咲き始めていました。
苞葉が傘のようになって、可愛い姿です。

びっしり付いた花。



フユボダイジュはヨーロッパ原産で、高さは30mに達するそうです。
ナツボダイジュに比べて葉がつるっとしており、花がハーブ、葉がお茶として利用されるとか。
・・・なるほど、なのでハーブ園に植えられていたのですね。
で、効能ですが、ググってみると「精神的ストレスを緩和してくれる優しい香り」とか。
素敵!もっと香りをかいでおけばよかったです。
ちなみに、ブッダが悟りをひらいたのはこの菩提樹ではなく、クワ科イチジク属のインドボダイジュとのこと。
なので、この木の下で瞑想しても・・・・案外悟りひらけるかも(笑)

木、全体。




こちらもアーカイブで・・

 

左は冬の見上げる写真(説明付き)、右は4月の芽吹きの頃です。


最後は三男ナツボダイジュ(夏菩提樹)!
(なぜ次男が冬で、三男が夏と聞かないでください。深い意味はないです^^;)



こちらも蕾で、苞葉が可愛いです。
ナツボダイジュもフユボダイジュと同じくヨーロッパ原産で、西洋菩提樹とも呼ばれます。
現地では街路樹として一般的だとか。
ハーブとしての効能も同じだそうです。

フユボダイジュとの違いは、葉がざらついて少し大きめであること。
でも大きさでは分かりませんよね。

アーカイブ、見上げる。


(去年同時期の写真です)

 

左は12月の冬の実、右は4月の芽吹きの頃。


最後に、三兄弟、全員勢ぞろいの写真でお別れです^^/


(左手前:シナノキ、真ん中奥:ナツボダイジュ、右の背が高い木:フユボダイジュ)


以下、追加です。
な、なんと、肝心の「ボダイジュ」を忘れていました!
京都府立植物園で昨年8月に撮ったボダイジュです。
丸い実になっていますが、苞葉はしっかりわかります♪



                   








コメント (10)
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