なつみかんの木々を見上げて

野草大好きなつみかんです。
植物園や身近な場所の植物を紹介します。

蕊蕊しい哉

2018-05-17 05:50:49 | 植物
京都府立植物園植物生態園、蕊の美しい白い花が目白押し。

あちこちで見られた、マルバウツギ(ユキノシタ科ウツギ属)。



花をアップにすると、蕊の根元にオレンジ色のドーナツのようなものが・・・



調べてみたら、こちら花盤と言って、花托が肥大したものだそうです。
で、花托って何?という話ですが、「花を支える部分が花托」とのこと。
私たちが食べるイチゴは花托なんだそうです。

薄暗い生態園に白い花が浮かび上がって、良く目立ちました。




お次、ズイナが期待どおり咲いていてくれました!
見上げると、新緑とズイナとズイナの影が綺麗です。



ユキノシタ科ズイナ属。
庭に植えられるのは北米原産のコバノズイナが多いそうですが、こちらは正真正銘の日本の木。
樹名板によると、暖地に成育し、近畿南部・四国・九州に分布するとありました。
別名、ヨメナノキといい、若葉は食用になるそうです。

花は試験管ブラシタイプ。



びっくりするくらい沢山の花を付けていました。
なお、後ろの赤っぽい木はバクチノキの幹です。

 


こちらは最近街中でもよく見かけるカナメモチの花。
少しクリーム色がかっていますが、蕊の多い美しい花です。



バラ科カナメモチ属。モチと付いていますが、モチノキ科ではありません。
本州中部以南の暖地に分布し、レッドロビンなどの改良種が生垣などによく使われています。
赤い葉が点々と混じるのが特徴で、林の中などで見かけても比較的区別が付きやすいです。




まだあります。
木ではありませんが、光を浴びてすくっと立つ姿はとても目立ちます。
ヤグルマソウです。



ユキノシタ科ユキノシタ属。
子供の頃は、キク科の色々な色の花を咲かせるヤグルマギクをヤグルマソウと呼んでいました。
本当のヤグルマソウがこんなに迫力のある草とは全然知りませんでした。
葉はよく見かけるのですが、花は初めて。
近づくと蕊蕊しかった!




ここで生態園を離れます。
観覧温室の脇、サクラ園の中に咲いていたアメリカテマリシモツケ。



コデマリを豪華にしたような花ですが、蕊の美しさに感激。
新緑とのコラボもいい感じ。




ラストはやっぱり見上げる蕊で・・・ってなんや(笑)



森のカフェ前に植えられていた、エキウムの仲間です。
この時期、姿形花とも迫力あって目立つので、植物園に植えるのが流行りみたいです。
(去年、宇治市植物公園でも見たし)

一つ一つの花はとっても蘂蘂しいピンク色。
近づいても遠くからでも見所のある植物です。



探してみたら、京都府立植物園で去年6月に花の後のエキウムを撮っていました。
大きさの感じがわかるのではないでしょうか。




これでおしまい。
沢山書きすぎましたね。
見てくださってありがとうございました!









コメント (14)
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