冬の植物園のお楽しみは小鳥たち・・・なんですが、声はすれども姿が見えず・・・
あきらめかけていた時に動く影が・・・
ひょっとして、と立ち止まって見ていると、出てきてくれました~
サザンカの木にとまったウグイスです。
ぴっと尾羽を上げた可愛いポーズ。
次に現れたのは、針葉樹の枝。なんと分かりやすいところに!
正面を向いた顔はなかなか精悍。
普通鳥さんの正面顔はちょっと面白い顔になることが多いのですが。
それにしてもこの針葉樹は何でしょう。
Googleレンズで検索してみると、トウヒ(ドイツトウヒ)と出てきましたが、どうなんでしょう。
ウグイスの追っかけが続きます。
普通、ウグイスは河川敷の藪などによくいますが、京都府立植物園ではいつも生態園の一画にいます。
ここには目立つ藪はなく、針葉樹の実や地面に落ちた何かをついばんでいます。
この時も落ち葉に下り立ったウグイスが何かをツンツン。
丁度落ちた枝に止まってくれたので、パチリ。
注意深く観察していると、ウグイスは一羽ではなく、三羽ほどいるようでした。
ここのウグイス、縄張りはないのでしょうか。
それとも、餌場に出勤?
ウグイスの追っかけをしていたら、別の場所で大砲を構えている年配の女性がおられました。
その先を見ると・・・
お~、今度はジョウビタキのジョビ太くんではないですか。
こちらはウグイスと違って、同じ場所で縄張り主張?
沢山ポーズをとってくれました。
お腹のオレンジ色が鮮やかですね。
(この写真をサムネイルで見ると、まるでカラスウリの実のように見えて笑えました)
ジョウビタキ♀(ジョビ子)に比べると目が分かりにくく、可愛くないように見えるジョビ太。
今回は光の当たり方が良かったので、可愛さ全開です!
京都府立植物園の鳥はみんなどこかおっとり。
これだけ色々な植物があったら、食料に不自由しないのかもしれませんね。
カメラは嫌がる鳥が多いですが、大砲に慣れているような個体も結構います。
こちらは木の枝の隙間でのんびり休んでいたヒヨドリ。
自分の家の庭にも来ますが、警戒心がとても強く、人から見られる場所でのんびりすることはありません。
それに比べて、口半開きでボーっとしてて大丈夫?と言いたくなるくらい。
他にも、アオジ、セグロセキレイ、エナガなどいましたが、動きも逃げ足も速く写真はなし。
珍しい鳥はいませんでしたが、ウグイスとジョビ太がいたので満足です。
あとは花と緑の光景を少しだけ。
遠目に緑の絨毯に見えたのは・・・
いつもの池の畔の杉苔でした。
イメージ的には春や秋に綺麗になりそうなのに、冬が一番鮮やかです。
緑のない季節なので、ついつい・・・
えー加減にせえって。名前の通り、スギの葉のようですね。
ツバキ園には何か早咲きのツバキがあるでしょうか。
前にも咲いていた雪中花、まだ沢山咲いていました。
紅侘助ですね。
毎年早くから咲く菊冬至。
最後は衆芳唐子です。
咲いている花は少なかったですが、蕾は沢山あったので、これから楽しみです。
あ~花は少なかったけど、楽しかった!
2月になったら今度はセツブンソウなど早春の花を見に出かけたいと思います。
【撮影:2023/1/8 京都府立植物園】