この季節の京都府立植物園、花が全くないわけではありませんが、昨日出し尽くしました。
ほぼ茶色になってしまった植物生態園ですが、あちこちに綿毛が残ってる・・・
よく見ると可愛いじゃないですか。
もう少ししたら、これらも風に乗って旅立ったしまうでしょう。
今のうちにご紹介~
せっかくなので、綿毛と花をセットでご覧いただきますね~
最初はこちらです。
ちょっとピンクがかった綺麗な綿毛。
こちらは植物生態園に沢山咲いていたオハラメアザミ(キク科アザミ属)の綿毛。
総苞が写っていないので、ぱっと見分かりにくいですが・・・
10月に撮った写真がこちらです。
お次はこちらです。
こちらはカシワバハグマ(キク科コウヤボウキ属)。
花が咲いているときは細長い感じの総苞が綿毛になると綺麗に広がります。
花はコウヤボウキに似ていますが、茎や葉はがっちりしています。
この可愛い小さいポンポンのような綿毛・・・
こちらの植物、植物生態園に沢山咲いていましたが、地元の野原でも普通に見かけます。
そう、ノコンギクです(キク科シオン属)。
花はヨメナとよく似ていますが、最大の違いがこの綿毛。
花後にちょっと茶色がかったポンポンになります。
同じく丸いポンポンですが、よりかっちりした感じです。
こちらはヤナギノギク(キク科シオン属)の綿毛。
ほとんど綿毛になっていましたが、まだ咲いている花もありました。
それがこちらです
こちらはうんと細かい綿毛。花も小さいことが想像できます。
こちらはフジバカマ(キク科ヒヨドリバナ属)の綿毛。
花が咲いていたのは9月でしたが、まだ綿毛は残っているのですね。
よく似たこの綿毛。こちらの方はもうほとんど飛んでしまっていましたが・・・
ヒヨドリバナ(キク科ヒヨドリバナ属)の綿毛です。
お次は可愛いポンポンが沢山!
花の付き方でわかりますでしょうか。
こちらは、ツワブキ(キク科ツワブキ属)です。
花も細々と咲いていました。寒さには強そうです。
こちらは北山門ワイルドガーデンの花壇で見つけた綿毛。
あれ、ここに何が咲いていたっけ?
花名板を見ると・・・ガーベラ(キク科ガーベラ属)。
なるほど~、ガーベラの綿毛だったんですね!
悲しいかな、ガーベラの写真はありません。わずかに花の様子が窺える写真をどうぞ。
ここまで並べてみて、「綿毛=キク科」と思われたのでは。
ほとんどそうなのですが、最後はキク科ではありません。
まずはご覧ください。
センニンソウみたい!と思われた方、半分正解です。
こちらは、和製クレマチスの仲間、タカネハンショウヅル(キンポウゲ科センニンソウ属)です。
前に投稿したお花はこんな感じだったのを覚えておられるでしょうか。
ユンナンエンシスなど、釣鐘型のクレマチスによく似ていますね~
これで今日の綿毛特集はおしまいです。
それにしても綿毛になるまで置いてくれている植物園は結構少ないのでは・・・
さすがは京都府立植物園!
そのせいか、年々オハラメアザミが咲く場所が増えている気がします(笑)
【撮影:2023/1/8 京都府立植物園】