咲くやこの花館に行ったら見逃せないのが、熱帯雨林植物室と熱帯花木室の間にあるハイビスカスワールド。
その名の通り、色々な種類のハイビスカスが咲き乱れています。
バラやツバキやランなどには、人の手によって作り出された数多くの品種があり、これまで何度も投稿してきました。
でも、これらの花と同様、ハイビスカスにもこんなに沢山の品種があるのは、ここに来るまでつゆ知らず・・・
さて、そのハイビスカスですが、ハイビスカス属(ヒビスクス属)の花のことを指します。
ハイビスカス属(ヒビスクス属)は、世界中に250種類ほどあり、日本に自生するフヨウ(Hibiscus mutabilis)もその一つ。
言われてみたら、ちょっとハイビスカスに似ていますね。
ということで、まずは「原種」のハイビスカスから。
この赤い少し小さめのハイビスカスは、「ハイビスカス・クレイ」。
ハワイに自生するそうですが、今や絶滅の危機に・・・再生に向けた努力が続けられているそうです。
見慣れた「ハイビスカス」に比べると、野性味がありますね~
真っ赤が目に痛いです。
こちらも原種のハイビスカス・インスラリスです。
オーストラリアのノーフォーク島にかつて自生したそうですが、家畜に食べられ絶滅。
今はフィリップ島にわずかに残るだけの絶滅危惧種になってしまったそうです。
見慣れたハイビスカスと蕊の特徴などは似ていますが、花弁の様子が少し違いますね。
ピンク系と黄色系の花が混じって咲き、独特の美しさです。
ここからは園芸品種です。
ハイビスカスの品種には次の3種類があるそうです。
・オールドタイプ:初期の改良品種。花は少し小さめで、耐寒性・耐暑性に優れ花付きが良い。
・コーラルタイプ:フウリンブッソウゲを親にして改良された品種。丈夫で育てやすく花にフリルが入ったものが多い。
・ハワイアンタイプ:ハワイで品種改良された品種。大輪で華やか、正面から見ると円形に見える。少し弱い。
これからお見せする花、残念ながら、上記のような分類がされていませんでした。
想像しながらご覧くださいませ。
ヒビスクス「ハワイアンスカイ」
ヒビスクス「ペインテッドレディ」
ヒビスクス「マース」
ハイビスカス「プリンセスモモ」
ヒビスクス「パステルピンク」
ヒビスクス「ガスト20」
ヒビスクス「レモンシフォン」
ハイビスカス「ピンクバタフライ(白花種)」
ヒビスクス「ミルキーウェイ」
ヒビスクス「流星」
ヒビスクス「カールE Jr.」
ヒビスクス「ジェイソンブルー」 独特な色合い・・・
その他、名札が見当たらなかった花たちです。
色混じりの花は、まるで造花みたいで現実の花のように見えませんね。
どのように品種改良を進められるのか分かりませんが、凄いと思いました。
さて、超手抜き記事最後までご覧いただき、ありがとうございました。
どの種類が一番お好きでしたか?
【撮影:2023/1/7 咲くやこの花館】