え~今更ですが、咲くやこの花館の温室の部屋割りはこんな風になっています。
入り口すぐの部屋がランが沢山の熱帯雨林植物室。
結構湿度が高く、気温差も相まってカメラのレンズがサーっと曇りました。
次の部屋が温室のメインルームともいうべき熱帯花木室。
ここで咲く花はまさに温室でイメージする花々ではないでしょうか。
そこを抜けると、サボテンのある乾燥地植物室。あの兎特集のあった部屋ですね。
そして、最後がヒマラヤの青いケシなどで有名な高山植物室。
今日は2つ目の熱帯花木室のお花たちを載せていきます。
全部載せると多すぎるので、目立つ花、気になる花が中心です。
もっと見たい!と言う方は、ぜひお出かけの訪問先の一つに加えてくださいね~
前置きが長くなりました。
最初はこちらです。
真っ赤な炎を噴き上げる、その名もカエンボク(火焔木)。
アフリカ原産のノウゼンカズラ科カエンボク属で、他のノウゼンカズラ科の植物同様、生命力・繁殖力が強いそうです。
寒い土地には育たないそうですが、すでにアメリカ、オーストラリアなど太平洋各地で野生化。
なんと、世界の侵略的外来種ワースト100の1種に選定されているそうです@@
日本でも温暖化に伴い入って来るリスクもあり、沖縄などでは厳重注意しているとか・・・
お次も炎系で。こちらはカエンカズラです。
南米原産のノウゼンカズラ科の植物で、根元からオレンジの炎を噴き出すように咲きます。
なんと、こちらも世界の侵略的外来種ワースト100入り!
じいちゃん庭のアメリカノウゼンカズラの繁殖力もすごいですが、ノウゼンカズラ科恐るべし!
お次はこれです。なんでしょう。
なんじゃこれ、とおっしゃらないでください。
いきなり企画倒れ寸前ですが、こちらカリアンドラ・ハエマトケファラ(大紅合歓)の一部を拡大したもの。
蕊の先っぽに灰紫色の花粉が出ていたのでなんとか撮ろうと頑張ったのですが撃沈。
でも性懲りもなく白花も・・・
白の方の花粉は黄色いです。
ということで久しぶりに見たのでテンションが上がりました。
続いてはこちら。あれ~どこかで見たことある?
これはチユウキンレン(地湧金蓮:バショウ科)。中国雲南省産で、バナナの仲間ですがバナナは生りません。
黄色いのは苞葉で、その間にショボショボと見える小さい粒が本当の花です。
京都府立植物園や宇治市植物公園では屋外で咲いています。
お次もちょっと地味~なひとつ。
インドシナ・中国原産のキャニモモ(フクギ科)という植物の実ですが、とても酸っぱいそうです。
写真がしょぼく載せるか迷いましたが、立派な説明板があったので、一応載せました。
同じく実ですが、こちらはピンポンノキ(アオイ科)の実。
花はなんどか見たことがありますが、実は初めてです。
黒いピンポン玉?と思いましたが、「ピンポンノキは卓球と何の関係もありません」と太字で書いた説明板がありました。
ちなみに、ピンポンは中国名のピン・ポーに由来しているそうです。
吹雪のようなフブキバナ(シソ科;南アフリカ原産)。
ダースベイダーのようなアストロキア・トリカウダタ(ウマノスズクサ科)。
ドンベアちゃん(アオイ科)、白とピンクのフリフリドレスで登場。
ピンクと赤のウナヅキヒメフヨウ(アオイ科)も・・・
こちらはいずこの植物園でもお馴染みさんですね。
上品な白い花が結構通好みかも。ボルネオソケイ(モクセイ科ジャスミン属)です。
その名の通りボルネオ原産で、インドネシアの国花だそうです。
その形から、スタージャスミンの別名も。
芳香があるそうですが、気づきませんでした・・・
えんじ色のキャップに濃い朱色の花がすぽっと刺さったような花。
インドネシア原産のエスキナンサス・ラディカンス(イワタバコ科)です。
なんだか、おいでおいでをされてるみたいな形・・・
前から見ると、ベロ出した顔みたいです。
そしてラストはインパクトのある黄色い花、モクセンナ(マメ科)です。
見た樹名板が「アメリカチシャノキ(ムラサキ科)」になっていたので変だな~と思っていたら見間違いでした。
咲くやこの花館のツイッターで確認し、モクセンナに修正しました。
トックリキワタとのコラボです。
トックリキワタの方はもう花が傷んでいて、遠目の写真しか撮れませんでした。
駆け足でご紹介した熱帯花木室の花たち、いかがでしたでしょうか。
他の植物園でも見慣れた花も多かったですが、一斉に咲く姿はとても華やかです。
一見の価値ありですよ~
【撮影:2023/1/7 大阪市咲くやこの花館】