昨日は寿長生の郷で思いがけず出会った雛飾りをご紹介しました。
今日は寿長生の郷のハイライト、野の花観音径の春の妖精たちです。
去年も4月初めに行って色々な花を見てきました。
今年はどうでしょうか。
里山の小径を歩いていくと早速ピンクの花を発見。
イカリソウ(メギ科イカリソウ属)です!
花の形が錨に似ていることから名付けられたそうです。
東屋バックに風情があります。
生薬として全草を精力剤に使うそうです。
優しい顔して、生薬名は淫羊霍ですって。
すごく小さいイカリソウも咲いていました。
黄色いイカリソウもありますね。でも、キバナイカリソウではありません。
こちらが碇草観音。ちゃんと右手にイカリソウが咲いていますね。
お目当てのカタクリはというと、ほんの少しだけ。
あれ、このカタクリは葉が枯れ葉を突き破って伸びたのでしょうか。
まるでカタクリが落ち葉を抱きかかえているようです。
葉は結構あったのですが、花は少なかったですね。
唯一綺麗に撮れたのがこの1枚という。
カタクリが発芽して花が咲くまでには何と7~8年以上かかるそうです。
1枚の葉の間は花が咲かないそうで、2枚出てやっと開花。
そういえば、1枚の葉も結構あったように思います。頑張れ!
片栗観音も応援していました。
イワウチワ(イワウメ科イワウチワ属)が少しだけですが咲いていました。
直前までの雨のせいで、花がぽろぽろ落ちてしまって、勿体ないことです。
自生地でもこんな感じで咲いているのでしょうか。
こちらの横には雪割草(多分オオミスミソウ)が咲くはずなのですが・・・
やはりドン曇りなのでどれも閉じていました。
あ、一輪だけ咲いています!可愛い花ですね。
野の花観音径には多くの小径があり、歩きながら花を探すのが楽しいです。
階段を上っていくと・・・
お~、ショウジョウバカマ(メランチウム科ショウジョウバカマ属)が沢山!
去年同様、今年も大繁栄です。
花のアップ。
1つの花に6枚の花被片、6本の雄しべと1本の雌しべがあります。
花がいくつかまとまって咲くので、ゴージャスです。
この花被片はいつまでも残り、時が経つにつれて色が褪せてきます。
この黄色い花はそんな花でしょうか。
バイモ(ユリ科バイモ属)が咲いていました。
こういう場所だと風情がありますね~
アミガサユリの別名どおり、花の内側が網目模様になっています。
去年行った時には沢山咲いていたミズバショウ、全然花が見られませんでした。
それでは最後はクイズで。
こちらはもう花が終わって実になっています。
さて、何でしょうか。
沢山ありました。
後ろの葉で分かったかもしれませんが、こちらはセリバオウレンの実です。
先月瓜割の滝で沢山の花を見たことを思い出しました。
春の妖精はあっという間に去ってしまいますね・・・
明日は木の花です!
【撮影:2023/3/25 滋賀県大津市】