なつみかんの木々を見上げて

野草大好きなつみかんです。
植物園や身近な場所の植物を紹介します。

春萌え木々の花に山羊さんも~寿長生の郷2023/3下旬(3)

2023-04-05 05:31:00 | 植物

自宅から45分程度で、沢山の春の妖精が見られる寿長生の郷。
しかも、通常時は入園無料なのですから、行かない手はないですね!
(イベント時には駐車料が必要ですが、その分金券がもらえるので実質タダです)

今日はそんな里山に咲く木々の花をご覧ください。
この投稿をする頃には終わっている花もあると思いますが、来年の参考に~
(マップはこちら

寿長生の郷の入り口を通ってまっすぐに進むと、右手に野坐というパン屋さんが見えてきます。
そのあたりで左に曲がると野の花観音径に行けるのですが、ふと前方を見ると・・・
あれ、あの小屋はなんでしょう。ひょっとして牧場っぽい?


当たりです!小屋の中に3頭のヤギさんがいました。
長いあごひげが素敵なヤギさん、おくつろぎ中~


ん?なんだか耳が面白い?
頭をズームで見てみると、耳がおしぼりをくるくる巻いたような形・・・
どういう作りになってるんでしょうね。


知らない間にすぐ近くにキジバトのご夫婦が・・・
仲良しさんですね。


ほのぼのしながら、野の花観音径方面へ。
すぐに出会ったのがこのウグイスカグラ。
毛が無いので、ミヤマウグイスカグラではありません。満開でした。


野の花観音径に入ると、レンギョウがいたるところに。




こちらもいたるところに咲いていたトサミズキ。
ミズキという名前ですがマンサク科。
高知県の固有種で、蛇紋岩地帯に自生しているそうです。
でも普通に公園やお庭にも植えられているので、お馴染みですよね。
こちらでは伸び伸び育って、花付きも最高!


びっしりです。


雄しべの葯は最初赤っぽいですが、花粉が出てくると黄色~茶色っぽく見えます。


トサミズキの親戚のヒュウガミズキも沢山ありましたが、一昨日載せたので省略。
日向守明智光秀の所領であった丹波の国(京都府北部)に沢山自生しています。
大江山の自生地に見に行きたいのですが、タイミングが難しそうです。

さて、次に進みます。
あちらに見えている白い花は何でしょうか。


な~んて言われてもこんなピンボケ写真分かりませんよね。
近づいてパチリ。オオカメノキ(ガマズミ科ガマズミ属)の花でした。


あの\(^o^)/冬芽が開くとこんな花が咲くのですね~
私の記憶では、京都や滋賀の北部の山ではGWくらいに咲きます。平地では早いですね。

続いて池の畔のこちらは・・・


花をズームで見てみると・・・
お~、クロモジ(クスノキ科クロモジ属)ですね!


クスノキ科クロモジ属の仲間の多くはこんな風に咲きますが、山で見かけるのはザ・クロモジが多いです。
雌雄異株ですが、沢山の雄しべが見えているのでこの木は雄株ですね。


ご存知の通り、和菓子に添える楊枝を黒文字と言いますが、香りのよいクロモジで作られているから。
葉に芳香成分が含まれていて、お茶にもできるそうです。
試してみたい!

またまた遠くに花が・・今後は濃いピンク。
これは分かりますよね~


そう、コバノミツバツツジ(ツツジ科ツツジ属)の花です。
もう咲いている!とびっくりしましたが、花期は3~5月なので普通みたいです。
早春、葉に先立ち花が沢山咲くので、まだまだ冬枯れの山ではとても目立ちます。


こちらもう何が何だか・・・の写真ですみません。
背の高い木はモクレンでしょうか。
今回注目したのは、下の方の木です。
分かりにくいですが、キブシ(キブシ科キブシ属)の花がびっしりとぶら下がっていました。


例によってズーーーム!
こちらも雌雄異株で、この小さい花の中に沢山の雄しべが見えたので雄株だと思います。


あ、シデコブシ!
四手(紙垂)に例えられる花弁ですが、雨には弱いようでヨレヨレでした。
赤いほうもありました。こちらは咲き始めだったのか、かろうじてセーフです。
 

さらに進むとまた白い花が遠くに見えてきました。


この辺りの木々にはまだ葉が出ていないので、まるで浮かんでいるよう。
そう、春一番に咲くゲンカイツツジ(ツツジ科ツツジ属)です!


岡山以西に自生のゲンカイツツジが見られるそうですが、ミツバツツジのようなピンク色。
白花は園芸種?検索してみたら自分のブログが出てきてガッカリ。


こちらは心穏堂という陶器やガラス器などの無人の販売所です。
その手前には大きな濃いピンクの桜の木と、手前の方にはアセビ。


ピンクのグラデーションが美しいアセビ(ツツジ科アセビ属)が満開。


この辺りから展望台の方に向かいます。
こちら、鹿よけの柵を開けて入って振り向いて撮りました。


下の方をみたとこころ。


広大な敷地内には、私の大好きな野の花観音径のほか、田んぼや梅園などがあります。
田んぼは今こんな感じ。


ミチタネツケバナがびっしり。この光景はその辺の田んぼでもよく見かけます。


展望台からの光景・・・
有名な梅園はちょうど花が終わり、一見冬枯れ風。
こんどは6月頃に梅狩りのイベントをするんだそうです。


こちらはさらに奥の方を見た光景。
木には樹名板ではなく、その木を寄付した人の名前を書いた札が付けられていました。
小鳥の家がいくつか設置され、シジュウカラやヤマガラが出入りしていましたよ~


ここのソメイヨシノは五分咲きくらいでしたね~


展望台で一休みし、Uターンして戻ることにしました。
途中のスギの木の間から見た春の光景。
春の里山ですね!


長々長々と見ていただき、本当にありがとうございました。
これで今回の寿長生の郷特集は終了。
もしこちらの方に来られる機会があれば、ぜひお訪ねくださいませ。
満足間違いなしですよ~

【撮影:2023/3/25  滋賀県大津市】


コメント (14)
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