綾部の楞厳寺に行った帰り、例によってわち山野草の森に寄って帰ることにしました。
去年は確か3月下旬に行ったので、ちょっとタイミングが遅いとは思いましたが、何かあるでしょう。
有料エリアに入り、緩やかな坂道を登っていきます。
桜はとうに終わり、新緑が萌え始めていました。
さらに登っていくと、右手にイロハモミジの新緑が現れます。
この右下の方にカタクリの園があり、名残の花が何本かありました。
ところが、少し前まで雨だったせいか、どれも閉じてました・・・
突き当り左下にはユキワリイチゲが沢山咲いていたはずですが、もちろん何もありません。
代わりに咲いていたのは・・・
ひょっとしてアメリカスミレサイシン??
周りにハコベやミチタネツケバナなどゴチャゴチャ生えており、葉が見えません。
(単に、確認するのを忘れていただけという説も・・・)
近くには、カキドオシが群生。
カキアゲにすると美味しいです!
さらに登り、果樹園の手前で右折します。
前に雪割草(オオミスミソウ)が咲いていた場所、期待していたあの花は・・・
結構沢山咲いていました!
雨のせいでちょっと元気がありませんでしたが、十分綺麗です。
そう、イチリンソウ(キンポウゲ科イチリンソウ属)です。
例によって、白い花弁のように見えるのは萼片です。
なぜかニリンソウがなかなか見られないのですが、イチリンソウは結構繁栄。
今年も春の妖精を見ることができました。
花の裏がピンク色でとても可愛いです。
本州以南の林床などで春先に咲くスプリングエフェメラルのひとつです。
この辺りの山にも自生しているそうですが、野生の花は見たことがありません。
花の裏がピンク色で可愛いです。
ということで、多分今年最終のスプリングエフェメラル、駆け込みで見ることができてラッキーでした。
前には沢山咲いていたオオミスミソウ、当然終わっていると思ったら一輪だけ待っていてくれました。
園路を池の方向に歩いていきました。
右下に沢山の花が落ちています。
去年も沢山咲いていた、淡いピンクのツバキです。
池の方まで行ってみましたが、何も花がなさそうだったので、Uターン。
小川に沿って歩いていきました。
川沿いに咲いていたこちらの植物、Gレンズ先生に聞いてみたら「ヤマスズメノヒエ」とのこと。
イグサ科でした~
フキの雌花。もうすぐ綿毛に変身しそうですね。
果樹園の手前に咲いていたサクラです。
品種は不明。
この春らしい景色が気に入りました!!
オオシマザクラかと思いましたが、違うでしょうか・・・
もう一つ、お勧めの植物があるので、天蓋山の方に上っていきました。
ほとんど何も咲いてませんでしたが、唯一スミレが・・・
ピンク色がかった花もありますが、種類は同じように見えます。
え~、どちらも名前は分かりません。
長くなるので、もうひとつのみたい植物は明日にしますね!
【撮影:2023/4/8 京丹波町】