ある晴れた春の休日、大阪公立大附属植物園に行ってきました。
ここは木の植物園なので、基本は木を学ぶところです。
しかし、春の一時期、入り口横の広場と、山野草花壇では見ごたえのある草本の花が咲きます。
それを期待して出かけたわけですが、さてさてその首尾は・・・
雲一つない青空です。う~ん、期待よりは少ないかな。
でもあちこちに点在。結構咲いていますね。
そう、ここのお目当てのひとつがカンサイタンポポ。
もうかなり前になりますが、この広場が黄色い絨毯になっている光景を見て感動しました。
普通のタンポポでもすごいのに、在来のタンポポの一種であるカンサイタンポポです。
まあ、ようこんなに沢山咲くものです。
まっ黄色とはいきませんでしたが、十分沢山見られて満足。
一番沢山咲いているのがこの広場ですが、他の場所で見るタンポポもほぼカンサイタンポポでした。
というより、セイヨウタンポポを全く見なかった!?
もう一つのこの時期のお楽しみといえばこちら。
そう、サギゴケ(白花サギゴケ)です。
紫色のサギゴケ(ムラサキサギゴケ)は普通に見られますが白花はここでしか見たことがありません。
今年はちょっと少なかったですが、なぜか希少種が集められたエリアに侵入
自分も希少種の仲間入りしたいのかな。
すぐ横には紫色の普通のムラサキサギゴケ。混ざらないのが不思議です。
もう一つ、楽しみにしていたのがこちらです。
同じく、白花のカラスノエンドウです。
前はハーブガーデンの隅っこだけだったのですが・・・
今回は、さらにほかの場所にも進出。一帯、白花ばかりでした。
不思議なことに、タンポポが沢山咲いていた広場には普通に赤いカラスノエンドウが。
赤も白も可愛い花ですよね。今の時期、茎にびっしりとアブラムシが付いていることも多いです。
あ、この写真の花は大丈夫です。
今年はこれらの野草のほか、園芸種の花壇がありました。
ネモフィラ、いいですね~
リナリアの花壇。私にはヒメキンギョソウの名前の方が馴染みがありますが。
そして満開の芝桜が・・・
最近、植物園というより、植物のあるテーマパークが増えているように感じています。
そんな中、この手作り感のある花壇にほっこりしました。
しばらく、大阪公立大附属植物園特集を続けますので、お付き合いくださいね~
【撮影:2023/4/1 大阪公立大附属植物園】