行くと何かしらお楽しみのある宇治市植物公園の修景池。
前回は何一つ見るものがなかっのですが、今回はどうでしょうか。
池の周りに並んでいるハス鉢、まだ咲いていないと思っていたら、咲いていました!
残りは蕾か~
池の方に行ってみようかな。いつもと反対側から下りてみました。
あ、ヒメガマの花が咲いています!
ガマというと、ソーセージのような形を思い浮かべると思います。
でも花の時期のガマを見ると、ソーセージの上に黄色い粉が付いた棒が伸びています。
これはガマの雄花で、黄色い粉が花粉です。
一方、下のソーセージ部分は雌花で、受粉後、時を経てあのモコモコの綿毛(実)になります。
上の写真を見ると、雄花の穂(上側)の方が、雌花の穂(下側)より長いことが分かります。
そして因幡の白兎の神話で、赤裸のウサギがガマの花粉を体に付けて傷を治したというのは有名。
池の方を見ると、トンボが沢山飛び交っていました。
ひょっとして・・・
なんと、もうチョウトンボが飛んでいました。
いつもはヨシの穂の先に止まっているトンボが沢山いるのですが、今回はみんなぴゅんぴゅん。
勢いよく、追っかけっこしており、写真に撮るのは難しかったです。
少し時期が早いので、恋の季節なのでしょうか。
トンボといえば、こちらも。
真っ赤なショウジョウトンボです。
トンボの写真を撮っている間も、大音量で鳴くオオヨシキリの声がずっと聞こえていました。
その時です。あ!
いつもは姿を見せてくれないオオヨシキリが、ヨシの穂蔭から顔を見せてくれました!
こうなったら無我夢中。何とか撮ろうとシャッター押しまくり。
何とか撮れていたのが次の2枚です。鳴いているときの真っ赤な口が撮りたかった!
もうこれで今回は満足~
でもそれだけではありませんでした。まだほとんど咲いていないと思っていたハスの花。
咲いているのは1つだけと思っていたら、反対側に結構沢山の花が咲いていました。
時間が昼過ぎだったので、中途半端な咲き方ですが、これからが楽しみです。
巨椋の瑞光
巨椋の鳳凰
観世橋又又無条
巨椋の炎
南遊田
大池八重
てな感じです。
毎年のことですが、巨椋池から発掘されたハスの品種、本当に色々あって楽しいです。
平安の昔、広大な巨椋の池に船を出して、貴族たちはハスの花を見物したのでしょうか。
想像して見るのもいいですね。
【撮影:2024/6/22 宇治市植物公園】