今日は植物生態園で咲いていた木々の花です。
例によって、名前後載せ方式ですので、名前当てクイズもお楽しみくださいませ。
(その割には、特徴の分かる写真ないやんけ~と言う声がどこからか・・スミマセン!)
1つ目です。
今の時期に花が咲いているんですね~
実は有名なのですが、花はついつい見逃してしまいます。
そばかすがチャームポイント。
全体を見たら分かりますよね!
お馴染みのマンリョウ(サクラソウ科ヤブコウジ属)です。
植物生態園ではあちこちに点在しています。
2つ目です。
海辺の植物などが見られるゾーンで咲いていたこちらの花。
青紫の花が爽やかです。
全体はこんな感じ。
海辺で見たことがある方も多いのでは。
ハマゴウ(シソ科ハマゴウ属)です。
昔日本海沿いの海辺で一度だけ群生しているのを見たことがありました。
その時はとても丈が低かったですが、生態園のハマゴウは結構背が高いです。
で、こちらをご覧ください。
え、ハマゴウでしょ?
いえいえ、こちらは桜ゾーンで咲いていたミツバハマゴウです。
どうみてもハマゴウそっくりですが、こちらは南西諸島の内陸部に生え、低木状になります。
書いていて疑問が・・・植物生態園のハマゴウは「ハマゴウ」の樹名板がありますが、どうみても木。
3つ目です。
植物生態園のハマゴウのすぐ隣で咲いていたこちらの花。
見ての通り、アオイ科フヨウ属、ハマボウです。
海辺に生える低木で、塩水に強く、満潮時潮に浸かっても大丈夫なんだそうです。
それにしても、ハマゴウにハマボウ。ハマゴウの別名にハマボウというのもあり、混乱しそうです。
4つ目です。
同じエリアで咲いていました。
星型?太陽型?の花はとても小さいです。
中央が黄色い花には蜜があるらしく、もれなくアリさんが集まっていました。
ちょっと引いて見てみるとこんな感じです。
葉がツヤツヤですね。こちらはハマナツメ(クロウメモドキ科ハマナツメ属)。
その名の通り海岸沿いに生育します。
花はナツメによく似ていますが、属は別で、実も全然違います。
実も特徴的ですが、探しても分かりやすい写真なし。今度実ったころに撮ってきます。
5つ目です。
ここからは海辺を離れます。みんな知ってるこの花は・・・
コムラサキ(シソ科ムラサキシキブ属)です。
普段里山などで見かけるのはムラサキシキブがほとんどで、野生のコムラサキは絶滅危惧。
一方で庭木として植えられるのは実付きのよいコムラサキの方が断然多いです。
6つ目、本日最終です。
ハンゲショウやマタタビなどでは、一部の葉が白くなりますが、この白いのは葉ではありません。
小さい黄色い花が集散花序を作っていますが、その外側の花の萼がこのように白くなるそうです。
おそらく虫を呼ぶための目印なんでしょう。
次の写真でみるとよく分かりますね。
こちらはヒロハコンロンカ(アカネ科コンロンカ属)。
低山の渓流沿いなどに自生していたそうですが、今では絶滅危惧なんだそうです。
今回はこれだけ。
ほんの少しハギも咲いていましたが、品種が分からず掲載を断念しました。
次に行った時には、もっといろいろ咲いていることでしょう。
明日は場所を四季彩の丘とその付近に移し、そこで咲いていた花をご紹介しますね~
【撮影:2024/7/13, 15 京都府立植物園】