雨が降るか、カンカン照りの二択が続く日々。
せっかくの休日も一日活動できる日が少ない上、花もぐったり・・・
というより、花が少ない!
ネタが枯渇寸前になってきたある日、たまたま所用で桃山御陵の近くに行きました。
用事は数分で終わったので、帰りは御陵の森を見ながらブラブラ歩いて帰ること。
でもこの時期何か咲いていたっけ?
あ!今年初見のこの花が咲いていました。
暗い森に似合うこの花は・・・
葉を見ると名前が思い浮かぶ・・・かな?
こちらは葉がミョウガに似ていることから名付けられたヤブミョウガです。
ミョウガと言う名前は付いていますが、ショウガ科ではなくなんとツユクサ科。
両性花と雄花があり、上の写真のようにツンツン雌蕊の目立つ花は両性花。
今回あまり見ませんでしたが、黄色い雄蕊が目立つ花が雄花なんだそうです。
関東以西に分布し、ちょっと湿った林縁などに多いそうです。
条件があうと、林床にびっしりと咲くことがあり、まさにこの御陵の森がそんな場所です。
ヤブミョウガが咲いているということは、あの花も咲いているのでは。
ということで行ってみると・・・
バッチリ咲いていました!
といってもこの写真では全然分かりませんよね。少し引いて撮ってみるとこんな感じ。
結構広い範囲に咲いていました。結構大柄で、葉は奇数羽状複葉です。
え、これでも難しいでしょうか。
それではジャジャーン、花を真上から写してみました。
小さい白い花のところどころに真ん中が凹んだ黄色い物体が見えます。
そして、その黄色い物体には、アリさんが沢山。
こちらは腺体といい、中に蜜をためて虫を寄せているそうです。
草ですが、レンプクソウ科ニワトコ属。本名はソクズ、別名はクサニワトコです。
ニワトコ同様、赤い実を付けますが、実る前に草刈りされるので見たことがありません。
お次は近所でもよく見かける花ですが、こちらで見る花は色白。
トウネズミモチ(モクセイ科イボタノキ属)でしょうか。
山科川沿いにびっしり咲いていたのはもう少し前。暗いので花期も遅い?
花をアップで見てみました。
うん、ツンツン蕊が可愛いですね。
在来のネズミモチとの区別は、花の筒がネズミモチより短いことだそうです。
それより、ネズミモチに比べて花の時期が遅いことから、区別できるように思います。
花を見ながら歩いていたら、シオカラトンボがご挨拶してくれました。
あと数種類見た花、続けて載せようと思いましたが、なんせネタ不足。
明日に回しますね!
【撮影:2024/7/5 京都市伏見区】