植物生態園で見た花の後編は、青・紫以外の色の花をお届けします。
青系以外ということで、オレンジやピンク、赤紫、黄色やクリーム色など何でもありになってしまいました。
それでは、名前後載せ方式、名前当てっこしてくださいね!
お、向こうの方にオレンジ色の花が見えてきました。
あれ、ユリは昨日だったのでは・・・
いえいえ、こちらはススキノキ科ワスレグサ属のヤブカンゾウです。
(もっとも、分類が変わる前はユリ科だったようですが)
見ての通りこちらのヤブカンゾウはとても美形。これまで見た中で一番美しい花です。
花弁にとまったクモは、ササグモでしょうか。
それでは2つ目です。
こちらは分かりますよね。まだ咲いているとは・・・
こちら、萼片の間が反り返っていないので、ヤマホタルブクロでしょうか。
名札がなかったので自信がありません。
淡い赤紫色がいいですね。
3つ目はこちらです。
こちらはイセハナビ(キツネノマゴ科イセハナビ属)。
見たことのある形の花ですが、それもそのはず昨日載せたユキミバナと同じ属です。
もう少ししたらスズムシバナも咲き始めます。
今回イセハナビの花がパラパラと咲いていました。
4つ目は少し場所を移します。
一番沢山生えている場所ではまだ蕾。こちらは別の場所で一輪咲いていました。
マメ科ですね。
花もですが、花に迫っている青虫が気になります。
アップにしてみました。
この花の形見たことありますよね。そう、アレチヌスビトハギの花によく似ています。
今回写し損ねましたが、葉の形が全然違います。
こちらはフジカンゾウ(マメ科ヌスビトハギ属)。似ているのも当然、同じ属でした。
湿地ゾーンに移動します。
花がないですね~
途中見たのは、以前は宇治川畔でも咲いていたこちらの花。
5つ目です。
イヌゴマ(シソ科イヌゴマ属)です。
全国の河畔、湖畔、田んぼなどの湿地に生えます。
6つ目は、えーっと、これ何だっけ?
最近はGL先生に聞いたら大抵の花の名前は分かるので高をくくっていたのですが。
後ろに写っているツリフネソウの葉が邪魔して、名前がなかなか分からない~
おそらくチゴザサ(イネ科チゴザサ属)だと思います。
木道を渡り切った向こうに色々な花が咲いていました。
7つ目はこちら。
これは簡単!キンミズヒキ(バラ科キンミズヒキ属)ですね。
8つ目です。
葉がほとんど写っておらずスミマセン。でも花が結構特徴的なので分かります・・・よね?
こちらはアキカラマツ(キンポウゲ科カラマツソウ属)です。
花がカラマツの葉に似ていることから名付けられたそう。
長野県高遠でこの草の茎を煎じて健胃薬にしたことからタカトグサとも呼ばれているそうです。
ものすごく苦いので、消化液の分泌を促して健胃に役立つのだとか。
9つ目です。
この花、可愛くて好きです~
こちらはマキエハギ(マメ科ハギ属)。
ちょっとネコハギにも似た雰囲気の花ですが、ずっと繊細。茎の細さを見てください。
毛も生えていません。
全体の雰囲気が蒔絵のようなので、マキエハギと名付けられたという由来が分かります。
10個目、ラストです。
たった一輪、生態園に残っていました。
ヒオウギ(アヤメ科ヒオウギ属)です。
祇園祭で飾られる花として有名です。
実は真っ黒でツヤツヤで、射干玉(ぬばたま)と呼ばれます。
四季彩の丘にも沢山咲いていますが、色が少し薄いオレンジ色なので種類が違うのかも。
ということで、植物生態園の花はこれでおしまい。
沢山咲いていました!
【撮影:2024/7/13, 15 京都府立植物園】