先日、クマゼミの羽化の様子を投稿しました。→コチラ
で、その後ですが、梅雨明け前の断続的に大雨が降る中、次々に羽化が続きました。
毎朝庭を見ると、抜け殻や翅を乾かす姿が・・・
もう翅は乾いているよでうですが、じっとしています。
庭のアラカシやナツミカンの木には、みるみるうちに抜け殻が増えてきます。
同じ葉っぱに2つ付いていることもしばしば。
目に見える範囲だけでも、10個以上付いていました。
中にはムクノキの上の方に付いているのもあり、相当なパワーで幼虫が登って行ったと思われます。
クマゼミは大型の南方系のセミで、主に東海以西の太平洋側を中心に生息します。
まるで熱帯のような京都では、午前中に街路樹や公園で鳴くセミはほぼ全部クマゼミと言ってもいいと思います。
(先週末、久しぶりに天ケ瀬に散歩に行き、午前中にミンミンゼミが鳴いているのを聞いて感激しました)
こちらのセミ、塀のど真ん中で翅を乾かしており、非常に目立ちます。
(最初の写真と同じ個体です)
しばらくして見に行くと、成虫が動いて別の場所に止まっていました。
そのあとまた見に行くと、可哀そうに翅が折れてしまい、そのまま乾いたため動けなくなっていました。
目立ちすぎて、誰か触ったのでしょうか。
ついには、地面に落ち、アリの餌になってしまいました。
こちらは羽を乾かしている間に大雨が降って、あえなく絶命。
でも元気に羽化したクマゼミたち、どんどん鳴きはじめました。
ナンキンハゼで鳴く。
鳴く。
お尻をすごい勢いで降って、全力で「シャアシャア」鳴きます。
一匹でも相当な音量。
それが何匹も同時に鳴くのですから、聞いているこちらが難聴になりそうです。
ナツミカンで鳴く。
こちらのクマゼミ、昔はそれほどいなかったのですが、最近やたらと増えました。
生態をしらべてみたら、成虫は卵を樹皮に産み付けるそうです。
そして、幼虫が孵ると、地面に下りて、土を掘って潜り込みます。
根から出る液を栄養に育ち、何年もかけて地上に出てきたのが、前にご紹介した幼虫。
それが羽化して翅が乾くと、上の写真のように木の上で鳴きはじめます。
寿命は3週間から1カ月程度だそうですので、この鳴き声は8月中旬頃まで聞かれます。
クマゼミは体が大きくて地面の掘削力が強いので個体数が増えたのでは、という説もあるそうです。
最後に、近くの団地のケヤキの木で見かけたクマゼミ。
夥しい数の抜け殻があちこちに付いていました。
これはほんの一部。
そして羽化したてのクマゼミです。緑の翅が綺麗・・・
ちなみに、クマゼミは午前しか鳴きませんが、午後になるとまた別のセミの鳴き声が聞こえてきます。
これは昔ながらのアブラゼミ。
クマゼミに押されてすっかり影が薄くなりましたが、まだまだ健在のようです。
木の上の方で鳴くので、姿を捉えることはできませんでした・・・
【撮影:2021/7上旬~中旬 宇治市】
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思うぐらい鳴きますよね。
しかもあの大きさなのに、声の大きさ、
人間だと余程の大声の人になりますよね^^;
数年前、市の自然観察員のセミの分布調査を
したことあるんです。
私の調査範囲だけかもなのですが、
クマゼミは少ないんです。今時期だと
ミンミンゼミとアブラゼミ、そしてツクツクボウシなんです。
子孫の成長なんでしょうから、クマゼミが少なくて、他の子孫が多いんでしょうね
なつみかんさんのところだと、クマゼミなんですね
朝から、台風の予兆のような土砂降り
被害なく、通り過ぎてくれると良いのですが
おはようございます。
なつみかんさんのお住いの場所もクマゼミばかりですか?
大阪もそうです。
散歩道はクマゼミだらけ。
どれだけいるんだ!と言うくらいいます。
ヒヨドリやムクドリに食べられても食べられても、減ることはありません。
散歩道の公園ではセンダンの木が好きなようです。
枝にびっしりついて鳴いています。
セミの話、知らなかったことばかりで感動しました。なつみかんさんは″セミ博士″だとは知りませんでした。
自宅の庭だけでなく家の中でも羽化させてしまうのですから・・・。
″セミ御殿″として夏の間、有料で公開すべきです。その時は私も広報担当として、数少ない友人、知人、親戚など一族郎党にPRしますよ。(笑)
久しぶりに雨の朝を迎え、ホッとしています。
恵みの雨です。
さて、数年前から、一年中耳の中にセミが住み着いています。耳鳴りです。
私が住んでいる地域にはクマゼミは生息していません。
近所で鳴いているミンミンゼミは、耳鳴りと間違える程度です。
クマゼミは大きな鳴き声らしいですね。
耳鳴りと一緒に響くとどうなるのか、ちょっと怖いです。
こちらにはクマゼミはいないと思います。
まだセミの鳴き声はあまり聞きません。
私が気が付かないだけなのかしら。
耳は良すぎて困るくらいなんですが。
西日本ではクマゼミが大合唱のようですね。
こんなにあちこちで羽化して、抜け殻もいっぱいですね。
寿命が3週間~1ヶ月とは、セミにしては長いですね。
緑色の羽が美しいです。
暫くの間、クマゼミにお宿を貸してあげて下さい。
ほんと、クマゼミのパワーには圧倒されます。
体も大きいし、全力で体を振るわせて鳴く姿は、ある意味感動します。
セミ界のオリンピックがあったら、金メダル間違いなしですね(^^)
でも、関東にはほぼいないのが、とっても羨ましいのが実感‥
朝には木の下にいたら、頭が割れそうになりますよ〜(−_−;)
アブラゼミですら、静かって思います。
ミンミンゼミの声を聞いたら、ドラマの中のようです。
台風は関東は逸れたのでしょうか。
東北の方が心配です。
被害がありませんように‥
はい、京都もほぼクマゼミ一色です。
たまにアブラゼミがいたら嬉しくなるくらいです。
センダンにも多そうですね。
こちらでは、樹種に関わらず沢山いますよ〜
かなり北上しているようですが、まだまだ?暖かい場所が好きなようですね。
分布を追っていけば温暖化の指標になるかも‥
翅は緑で綺麗なんですけどね〜
そういえば、地面に落ちてるクマゼミも沢山見ました。
アリさんが食べてがらんどうになってる姿も‥
でも、全く少なくなった感じはないですね。
ninbuさんの漢字検定の勉強には全然敵いませんよ~(笑)
前は植物園の花一辺倒でしたが、コロナ禍で植物園が何度も閉鎖されてから、近所ネタが増えました。
おかげで、一つのネタを多少詳しく調べて載せる機会が多くなり、自分でも楽しいです。
クマゼミ、毎年「うるさいな~」しかなかったのですが、最近は頑張って鳴いている姿に、感動することも・・・
今朝は雨のようでしたね。
こちらは何日もカラカラ天気で、今となっては雨の中を散歩していたときが懐かしいです。
それでなくても暑苦しいのに、セミの声がそれに拍車をかけています。
それでも、夜7時を過ぎると少しは涼しくなるので助かります~
耳鳴りはつらいですね><
私も10年くらい前、急に耳鳴りがひどくなり、耳鼻科に行ったら突発性難聴と言われました。
幸い、すぐに治療できたのでほぼ完治しましたが、今でも時々右耳が鳴って、聴力も少し劣ります。
耳の中でクマゼミが鳴いたら、一日で耳が聞こえなくなりそうです^^;
はい、すっかり庭はクマゼミに乗っ取られ、毎朝の大音量に庭に出るのもはばかられます(笑)
千葉にはまだいないのが羨ましいくらいです。
姿だけなら、結構綺麗なんですけどね~
ミンミンゼミにもっと進出してほしいです。
(さざんかさんのご近所のセミはミンミンゼミでしょうか)
でも、もし千葉にクマゼミが大進出したら、耳のいいさざんかさんはきっと、「やめて~」になるかも(笑)