なつみかんの木々を見上げて

野草大好きなつみかんです。
植物園や身近な場所の植物を紹介します。

今日の一枚~エノコログサ

2017-09-10 07:54:12 | みんなの花図鑑
エノコログサ・・・別名ネコジャラシ。
その名のとおり、ネコをじゃらすのにピッタリの緑のブラシ状の穂を見たことがない人はいないのではないでしょうか。



イネ科エノコログサ属。地元町中のイネ科雑草の中では、メヒシバと並んでもっともよく見かける草です。
一年中あるように思いますが、穂が出るのは夏から秋、そのほかの季節は前のシーズンの穂がドライフラワー状になって残っているものです。

10月になって少し茶色くなってきた穂。



真冬になって雪が積もって・・・



どこにでも図々しく生えてくる草ですが、愛嬌のある穂を見ると、他のイネ科は抜いてもエノコログサはちょっと置いておく、なんていうことがあるかもしれません。私だけ?(笑)

玄関先に生えてきた三兄弟。



こんなエノコログサ、粟の原種だそうで、実際食べてみた方が確かみん花ブログ族にもいらっしゃったのでは・・・
乾燥させて、小さい粒状の実だけはずして、炒って食べたら美味しいということです。
かなり根気は要りそうですが、食糧難の折には試してみる価値はあるかも。

今日はこの辺で・・・
昨日、伊吹山で9月の花を見てきたので、明日からは伊吹特集がしばらく続く予定です。
よろしくお願いします!










コメント (17)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今日の一枚~ゴマギ

2017-09-09 09:13:50 | みんなの花図鑑
昨日投稿したガマのNHK動画は見ていただいたでしょうか?
まだの方はぜひお時間のあるときにご覧ください。
ただいま、「ガマの穂触り隊」のメンバー募集中です。自分では触れなくても触ったときの画像を見たい人も大歓迎です!

以上、お知らせでした。

**************************

あ、今日の一枚でしたね!
今日はまたまた実特集、ゴマギです。ゴマキとも言う。


真っ赤に色づいた実は、ガマズミに似ています。
それもそのはず、ゴマギはレンプクソウ科ガマズミ属なので、同じ仲間なんです。
ゴマギのほうは、葉の先がとがっていて、花柄が赤いことから区別できるとのこと。
葉の先はガマズミ(コバノガマズミ)も先が丸いわけではないので難しいですが、花柄がピンク色なのはよく目立ちます。

こちら、日光で7月に見たゴマギ。確かに柄が赤いです。


こちらは京都府立植物園のゴマギ(7月)。実は青いうちにほとんど落ちてしまっていますが、柄が赤いのは分かります。


これはトップと同じ宇治市植物公園の青い実(5月下旬)。柄はうっすら赤いですが、それほど目立ちません。
個体差があるようで、決め手にはならないかも・・・です。


ゴマギの名の由来は、葉を揉むとゴマの匂いがするからだそうです。
しまった!試してみるんだった!
でも、他の人のブログの中には、ゴマではなくてゴムという意見もあったので、これも確定診断にはならないかも。

花は5月初旬に咲きます。ガマズミより少し色がクリームがかっていて、厚手の感じでしょうか。(あくまで私が見た花の感じです)
これは京都府立植物園で撮った花の写真です。


ガマズミは実を果実酒にすると、色もお味も最高だそうですが、ゴマギの食用についてはいくら調べても何も出てきません。
誰かチャレンジした方おられませんか~







コメント (18)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今日の一枚~ガマ

2017-09-08 06:32:06 | みんなの花図鑑
ブログになってから、毎日メールで去年の同じ日の投稿が送られてきますが、それを見ていると、今私がここで投稿しているものとほとんど同じ植物が1年前も咲いていたことがよく分かります。

で、1年前の9月7日に投稿した写真の中にガマがあり、ちょうど先週末宇治市植物公園でもガマを見ましたので、今日の一枚は「ガマ」にしました。

ガマ・・・この茶色いソーセージのような穂はだれでも一度は見たことがあるのではないでしょうか。


一見やわらかそうなので、ぎゅっと掴んでみると、なかなかどうして結構硬い感じです。
調べてみると、この穂が花で、雌花の集まりなんだそうです。
雄花が上にあるそうなのですが、いまひとつよく分からず・・・



ガマの花粉は生薬では蒲黄(ほおう)と呼ばれ、止血や擦り傷に有効なんだそうです。
なので、毛をむしられた因幡の白兎は、ガマの穂の上で転がって直すんですね!

調べていて面白かったのが、ガマの穂の種の飛ばし方です。
まだ時期的に全然早いのですが、冬になると穂が熟して(というのでしょうか)、風などの刺激で大量の綿毛とともに種を飛ばすのだそうです。
そこで、この写真、同じ場所で今年1月に撮ったものです。



種の付いた綿毛がパホッと噴出している様子がよく分かりますよね。

で、NHKオンラインですごく面白い動画を見つけたので、お時間のある方、ぜひご覧ください。
これを見たら、冬場ガマの穂を触ってみたくなること間違いなしです!

http://www2.nhk.or.jp/school/movie/clip.cgi?das_id=D0005400776_00000

最後は、ガマのある池の全景です。遠くに見える木はラクウショウ。とても気持ちの良いところです。









コメント (26)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今日の一枚~ではなくて沢山。夏の名残の黄色。

2017-09-07 06:21:17 | みんなの花図鑑
最近撮った写真を見てみると、黄色い花が減ったなあと思います。
ということで、今日はガーデンミュージアム比叡で8月末に撮った写真を中心に、夏の名残の黄色い花を大放出します^o^/

まずはヒマワリでいらっしゃいませ!


近づくと・・・なにやらまっ黄色に花粉まみれになったハチ。


ルドベキアもまだまだ満開です。


メランポジウムも沢山♪


少し、寄ってみました。


こちらはキンロバイですね。やっぱり虫が・・・目が大きいのでアブですかね。種類はまったく分かりません^^;;


これはウイキョウでしょうか? アリさんがたくさん・・・


イトバハルシャギク。


これはトウダイグサ科だと思いますが、名前がよくわかりません^^;; やっぱり虫が来ています。
 

そしてオオハンゴンソウ。よほど蜜が美味しいらしく、チョウが沢山来ていました。


さて、ありったけ並べ立てましたが、皆さん元気が出ましたでしょうか?
今日は元気の出る黄色特集でした~



コメント (20)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今日の一枚~ウメモドキ

2017-09-06 06:42:53 | みんなの花図鑑
昨日のサワフタギに続き、「実」の一枚です。
夏が過ぎ秋が来ると、緑だった実も徐々に色づいてきます。
サワフタギのように青くなるのは少数派で、エノキのオレンジ、ムラサキシキブの紫、ネズミモチの黒、そして多数を占めるのが赤い実です^^

今日紹介するウメモドキも、花の段階からフォローし、やっと赤い実を掴みました。
とりあえず、宇治市植物公園のフォロー木の今の写真を・・・


写真はイマイチですが、しっかり赤くなっているのは見て取れるかとおもいます。
投稿するにあたって調べてみたら、ウメモドキはモチノキ科モチノキ属で、雌雄異株とのこと。
ということは、この木は雌木ということですね。
別の場所ですが、同じく赤い実を付ける木の5月の花の写真を見てみると・・・


たしかに雄しべは見えていないので、こちらも雌木です。
さらに調べると、ウメモドキは雌木だけでも結実するそうです。
風媒花なので、近くに雄木がなくても、どこからか受粉するそうですが、もし受粉できなくても小さい実はできるらしい。
う~ん、ようわかりません。

さて薀蓄はさておき、6月には青い実ができ・・・


7月になると徐々に赤みを帯び始めます。


そして、最初の写真のように、9月には赤くなりますが、この実は冬になっても残り、遠めにも赤く目立ちます。
お味のほうも鳥にとってはよろしいようで、餌の少ない冬場の格好の餌になっているそうです。
この赤い実が好まれ、庭木としても人気があるとか。
(ちなみに、人でも食べられるかと思って調べてみましたが、真っ赤でも超苦くて、超まずいそうです。間違っても口にしないように)

下の写真は1月の様子です。


ウメモドキという名前ですが、漢字では「梅擬」で、葉が梅に似ていることからつけられたそうです。
綺麗な実がなるのに、「モドキ」は不本意と思っているかもしれませんね。

最後に、以前みん花でも投稿した、当尾の浄瑠璃寺で撮ったお気に入りの実の写真をどうぞ。










コメント (21)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする