昨日の続きです。
時間がないときは朝霧橋や、ましてその先の宇治橋まで行かずに潔くUターンするのですが、この日は余裕。
右手に喜撰橋を見ながら進みます。
人で賑わう平等院表参道を進み、西詰から宇治橋と
源氏物語の作者、紫式部像をチラッと見て
宇治橋から上流方向を眺め
通圓さんの角を曲がって右岸を上流方向へ。
時刻は11時半くらい。
そろそろお腹も減ってきましたが、観光地なのでコンビニもなく、一般的な食事場所も少ないです。
これはまた抹茶ソフトでお茶を濁して(お茶だけに)、家に帰ってから食べようかな~と思ったのですが・・・
な、なんと十割そばの「しゅばく」さんの前に人がいない!
というのも、ここは大人気店で、いつ通っても人が行列を作っているのです。
これは入ってみるしかない!と覗くと、一人待ち(つまり待ってるのは私だけ)
中の椅子で待たせてもらい、無事お蕎麦(食べたのは辛味だいこんおろしそば)をいただくことができました。
以前食べた十割そばは太くてぽそぽそ、あるいは水っぽくふにゃふにゃだったのですが、ここのは細く上品でしっかりした腰。
とろりとしたそば湯もとても美味しく、たっぷりといただきました。
お値段もリーズナブルだったので、空いてたらまた行ってみたいです。
・・・ということで、食べブログになりかけたところで、散策再開です。
観流橋たもとのフェンスに沢山のスイカズラが絡みつき、花を咲かせていました。
蕾、白い花、黄色い花、枯れたあと・・・全部見られました。
このあたりで面白いものを2つみつけました。
あまりに興味深かったので、まとめて明日載せますね。
ですので、今日は先に進みます。
観流橋を渡って興聖寺の山門を横目で見ながら・・・
川の方に歩を移すと、なんか木に呼ばれたような・・・
あ~、マユミの雌花が咲いてる!
そうだ、何でこんなところにマユミの実が?と去年思ったのでした。
今年もちゃんと花が沢山咲いたので、実がなるでしょう。
亀石がよく見えました。陸に上がりそうですね。
この先で木々がうっそうと茂る道に突入です。
林道というには、交通量は比較的多いです。
(といっても、数分に1台くるくらいですが)
石垣から生えている草に超ミニサイズの花が咲いています。
こちらはヤマムグラ(アカネ科ヤエムグラ属)。
余りに小さくてこんな写真しか撮れませんが、今咲いているという証拠写真です。
左奥にオニタビラコの花が写っていますがそれと比べても小ささが分かると思います。
先に進むとほぼ何もありません。
下にカキノキ(カキノキ科カキノキ属)の花が落ちているのを見つけました。
下に落ちていたら上を見上げる法則で、即座に上を見ましたが、山の斜面に高木がびっしり生えて分からず・・・
こんどはこちらの可愛い花が落ちていました。
こちらは見上げると・・・お~すごく遠くに咲いている木がありました。
予想通りエゴノキ(エゴノキ科エゴノキ属)です!
林道の脇には数本エゴノキが自生しており、この時期沢山の花を咲かせます。
木々の隙間から川を見ると、イロハモミジが綺麗です。
そしてこの日の散策のラストを飾る木が右手に見えてきました。
そう、前に大吉山に登った時つぼみびっしりだったカナメモチ(バラ科カナメモチ属)が開花!
レースのように綺麗で可愛い花です。
今の時期白い花は多いですが、赤い葉が混じる常緑樹で、こんな花を咲かせるのはカナメモチです。
雲か綿菓子のようにもこもこの花もありました。
今の山のもこもこはカナメモチが多いです。
白虹橋が見えてきました。
早春、花が咲いていたビロードイチゴ(バラ科キイチゴ属)に赤い実が・・
遠くて採れませんが、これも食べられるはずです。
結構大きな木に点々と実が色付いていました。
アキニレの葉の緑が綺麗です。
ここにもセンダンが・・・
落ちるような場所では写真を撮ってないので、ご安心を(笑)
ということで、明日のびっくり光景に続きます。
【撮影:2023/5/13 宇治川】
今日の主役は3種類の今の時期宇治川畔で咲きはじめる花です。
それと脇役2種。
それでは行ってみましょう!
主役のひとつが、甘~い香りのスイカズラ(スイカズラ科スイカズラ属)。
去年行った時は、足元にまるで雑草のように広がっていたのですが、今回は残念!
草刈りの余波で、全然近くには茎が伸びていませんでした。
でも少し目を遠くにうつすと・・・咲いていました!
前日の雨で花がどれも少し傷んでいましたが、黄色い花をズームで。
最初に見つけた場所はこんな感じ。
写真では全然分からないかもしれませんが、結構沢山咲いていました。
ご存じの通り、スイカズラの咲きはじめは白く、受粉後徐々に黄色に変化してきます。
白い花はないかな~と思って歩いていくと、スイカズラではなくセンダン(センダン科センダン属)の花を発見。
綺麗やけど、スイカズラ探してるねんな~
と思ってさらに進むと、木々に絡みついて花を付けているスイカズラ発見!
咲きはじめの白です。
なかなかロケーションがいいですね。
黄色もありました。
センダンはじめ、この辺りの木に絡みついて広がるスイカズラ・・・
最初にスイカズラは甘い香りと書きましたが、実は昼間はあまり匂いません。
夕暮れから夜にかけて香るのは、受粉してくれるガなどを呼び寄せるためなんだそうです。
色が変わるのは、虫の目では白い花の方がよく見えるからだとか。
なかなかの受粉戦略ですね。
ということで1つ目はクリア。
2つ目は、スイカズラの前に実はクリアしていました。
こちらです!
どうしてこの子は刈られずに残ってるのでしょうね~
テイカカズラ(キョウチクトウ科テイカカズラ属)が歩道の柵に絡まって花を咲かせていました。
このクリスマスカラーの葉もテイカカズラなのですが、花は見られません。
歩いていてふと川の方を見下ろすと・・・白く点々と見えているのはテイカカズラです。
これまで色々テイカカズラの受け売り蘊蓄を語っているので今回は省略。
ひとつ言えるのは、町中のテイカカズラに比べて花期が遅いです。
テイカカズラの横に白い蕾をびっしりと付けている木がありました。
これはさらに先で見つけた木ですが、こんな感じで。
こちらはご存じザ・ウツギのウツギ(アジサイ科ウツギ属)。
近場の林縁などに沢山生えますが、この時はまだ咲きはじめ。
とはいえ、宇治川に沿って延びる府道3号線沿いには、この時期にも満開の花を見ました。
やはり、日当たりや水分などが影響しているのでしょうね~
この写真を撮ったのが10日と少し前なので、今はもう咲き切っているでしょう。
この辺りに毎年見ている木・・・クマノミズキ(ミズキ科ミズキ属)です。
脇役と言ったら叱られますが、この時はまだ堅めの蕾でした。
そんなこんなでかなり下流方向まで移動。
お向かいの亀石楼も見えてきました。
あ~山にはまだ少しシイの花のモコモコが残っているようですね。
この後宇治橋を渡り、右岸へ。
その辺は明日また!
【撮影:2023/5/13 宇治川】
5月前半は週末になると雨ばかり・・
とぼやいていたのですが、終日降り続かない日は、数時間の止み間を利用してお散歩していました。
今回は天ケ瀬白虹橋スタート、左岸を下流方向に歩き、宇治橋をわたって右岸を戻るというコースです。
GW中、抹茶ソフトを優先して、川沿いの散策をしていなかったのでそのリベンジを兼ねています。
スタートはいつもの白虹橋から下流を見た光景。
空はどん曇りですが、新緑が青々と美しいですね~
お、左岸の橋のたもとから下を見ると・・・
キリ(キリ科キリ属)の花が咲いていました!
やんたんでかなり前に一輪だけ咲いたのを見ていたので、てっきり終わったと思っていました。
ここ以外に、天ケ瀬吊り橋の左岸たもとを見下ろしたところにも・・・
ちょうどいいタイミングだったようで、大きい釣り鐘型の花が鈴なりになっていました。
しかも木が若い!
大きくなってから咲くのかと思っていたので驚きました。
ちょっと先走りましたが、白虹橋を渡って林縁側の路側帯を歩きます。
なごりのモチツツジ(ツツジ科ツツジ属)が一輪。
クサイチゴ(バラ科キイチゴ属)はツヤツヤの赤い実になっていましたね~
キイチゴ属の実はどれも食べられるのですが、生食で美味しいかどうかというと微妙かも・・・
この草はなんでしょうか。
こちらは、ホタルブクロ(キキョウ科ホタルブクロ属)。
もう蕾が付いていたので、花がさくのもそう遠くないでしょう。
葉が三角っぽく茎を抱くので分かりやすいです。
目を川の方に向けると、大きなイロハモミジ(ムクロジ科カエデ属)がどどーんと2本。
緑のレースのような葉が目に優しいです。
こんな写真ではなく、イロハモミジがあったらぜひ見上げてくださいませ。
川の向こうに天ケ瀬吊り橋が見えています。
目的は吊り橋ではなく、奥の方の山の茶色い部分
こちら、まえにもこもこだったシイノキの今の様子。
すっかり花は落ち、赤茶色の新芽に覆われこのような色に染まるのです。
山側に戻ります。
この辺りの林縁、そろそろかなと思っていたあの花が咲きはじめていました。
そう、ユキノシタ(ユキノシタ科ユキノシタ属)です!
まだまだ蕾が主流で、まわりは他の草だらけですが、蕾はしっかり膨らんできていました。
斜面の上の方では日当たりがいいのか、結構咲いていました。
工事でいったん減りましたが、走出枝で増えるので、残りの株からあっという間に元に戻りました。
ただし環境が合えば・・・
自宅のユキノシタは日当たりが悪すぎるのか、葉っぱ数枚から増えません。
(でも一応生きています)
少し先には下の2枚の花弁がふっくらした花も。
この場所のユキノシタはいつもこの形なので、ほんの少し変異してるのかもしれませんね。
5数性と言うのでしょうか、花弁5枚、雄蕊10本です。
雌蕊の奥にある黄色い部分は、先日マルバウツギで勉強した花盤だそうです。
で、他の花はと言うと沢山あったスズシロソウは影も形もなくなり・・・
代わりに同じ白のウシハコベ(ナデシコ科ハコベ属)の花が沢山咲いていました。
やる気ない写真なので見えませんが、花柱が5裂して、葉が大きめのハコベはウシハコベです。
クサノオウ(ケシ科クサノオウ属)は相変わらず元気。
ケシ科らしい蕾も見えていますね。
林縁にはもうなにも咲いていなかったので、川側に移動。
イロハモミジの赤いプロペラ可愛いです。
前にも見たこの実を付けた植物。
何なのでしょう・・・
実のなる前は、テイカカズラが沢山生える場所なので、その葉かと思っていたのですが、実が違う!
GLさんに聞いても分からないし、もしご存じの方おられたら教えてくださいませ。
川岸に生える白い花は・・
ご存じノイバラ(バラ科バラ属)です。
花より先に、川風に乗った香りで気づきました。
ということで、左岸で見た花前半はここまで。
明日は、期待していた花のこの時の様子をお届けしますね~
【撮影:2023/5/13 宇治川】
一回で終わらせるつもりが、あまりにも多くなりすぎて途中で挫折してしまいました。
今日は色交じりのバラと白いバラです。
なんだか脈絡がありませんが、とりあえず色の濃いものからならべますね~
(27) アラベスク(アメリカ)
ツートンが美しいバラですが、開くとまた雰囲気が変わりますね。
(28) ジュビレ・デュ・プリンス・ドゥ・モナコ(フランス) 名前ながっ
(29) ジェミニ(アメリカ) あれ、昨日も載せたような・・あ~単色とグラデーションある!
(30) アルテス75(フランス)
(31) ピース(フランス)
非常に有名で、蕾から花が終わるまでどんどん色が変化します。大輪です。
(32) 早春(日本)よく考えたら全然ツートンや色変わりではなかった・・・
(33) たそがれ(日本)
青いバラということになるのでしょうか。紫のバラです。
有名なブルーバユーはさいていませんでした。
(34) ボレロ(フランス)やっと白っぽい花になってきました。
(35) マーガレットメリル(イギリス) ということで、ここから3連続で白いバラです!!
(36)銀嶺(日本)
(37) アイスバーグ(ドイツ) バラの殿堂に入っている超有名なバラ
ということで、バラ特集これでおしまい。
で、これで終わるつもりだったのですが、せっかく撮ったシャクヤク、並べるだけ並べてみますね。
ボタンと並び称されるシャクヤクですが、ボタンが木本なのに対してシャクヤクは草本です。
今年はボタンを見逃しましたが、シャクヤクには間に合いました。
さて、そのシャクヤクですが、どんな色、タイプがお好みですか?
白?赤?一重?八重?
シャクヤク(1)
シャクヤク(2) 燕脂紅
シャクヤク(3)
シャクヤク(4)プレアリームーン
シャクヤク(5) ジョーカー
シャクヤク(6)レッドレッドローズ
シャクヤク(7)長春
シャクヤク(8)ベルセンター
シャクヤク(9)宵待
シャクヤク(10)花香殿
シャクヤク(11)フレーム
シャクヤク(12)潮騒
シャクヤク(13)コーラルニューゴールド
シャクヤク(14)西施粉
これでほんとのほんとにおしまい。
お付き合い、本当にありがとうございました!
【撮影:2023/5/6 京都府立植物園】
京都府立植物園花散歩、24haの広さの園内をあっちウロウロ、こっちウロウロ・・・
色々撮って結構疲れてしまいました。
なので、目的の一つ、バラ園に行った時には結構ヨレヨレ・・・でもバラを外すわけにはいきません。
会館でアイスを食べて充電し、もう一息、バラを楽しみました。
見て撮る分にはいいのですが、種類が多すぎてちゃんと説明できません。
とりあえずバラバラと並べてみました~
まずは赤からピンク系
(1) プスタ(ドイツ)
(2) キャルゼール(アメリカ) 開くと全然違うバラのように・・・
(3) フェー(ドイツ)
(4) チンチン(フランス)
(5) うらら(日本)
(6) ヴォーグ(アメリカ)
(7) ディリー・スケッチ(イギリス)
(8) イントリーグ(アメリカ)
(9) 彩雲(日本)
(10) ペルニール・ポールセン(デンマーク)
(11) ジェミニ(アメリカ)
(12) プリンセス・チチブ(イギリス)
(13) ジーンバーナー(アメリカ)
(14) マ パーキンス(アメリカ)
(15) ミニオン(フランス)
オレンジから黄色系
(16) アナベル(ドイツ)と (17) プリンセス・ミチコ(イギリス)
(18) 錦絵(日本)と (19) テキーラ
(20) 八千代錦(日本)
(21) サプライズ(ドイツ)
ここからは、サーモンピンク系と言う方がいいでしょうか。
(22) 万葉(日本)
(23) モナリザ(ドイツ)
(24) シルバ(フランス)
(25) アプリコット・ネクター(フランス)
(26) ムーンスプライト(アメリカ)
うう・・・終わらない・・あとは明日に回してもいいでしょうか。
すみません!
【撮影:2023/5/6 京都府立植物園】