GW唯一のお出かけ、宇治市植物公園特集最終回はハーブ園を中心にお届けします。
冬の間はほとんど花もなく、スルーすることも多かったのですが・・・
あ、ボリジ!
まだまだ蕾も多かったですけど、可愛いブルーのお花が沢山。
ムラサキ科ルリジサ属。地中海に自生するハーブで、スープやサラダに入れるそうです。
とても育てやすいそうなので、ちょっと植えてみたいな~と無謀にも思ってしまいました。
そうそう、花を白ワインに入れると、ピンク色に変化するそうですよ。
フレンチラベンダーがあっという間に満開に・・・
北海道の富良野などで有名なラベンダーはイングリッシュラベンダー。
一方、フレンチラベンダーはこのようにうさぎの耳のような花が特徴的。
でもこの耳の部分は花弁ではなくて、苞葉なんだそうです。
イングリッシュラベンダーに比べると耐暑性に優れているそうなので、京都でも元気に育つんですね。
そういえば、主がいなくなった実家で、手入れもしないのに大きな株で咲いていました・・・
ラベンダーには精油が含まれ、その香りをかぐとリラックス効果があると言われています。
私もラベンダーの香りは大好き!
ドライフラワーにしたラベンダーが入った小さい袋を枕カバーの中に入れて寝ています。
お次、グラウンドカバーのように咲いているピンクの花は・・・
イブキジャコウソウかと思いきや、ロンギコーリスタイムという名札が・・・
似ているのも当然、地中海原産のシソ科イブキジャコウソウ属でした。
別名ワイルドタイム。その名の通り、匍匐性にワイルドに増えるそうです。
あ、お隣の草地にバッタ!
あなたは誰? 涙を流しているようなお顔はツチイナゴでしょうか。
さらにハーブガーデンを進むと、ジャーマンカモミールがすごい勢いで咲いていました。
いい香り。
ジャーマンカモミールはキク科コシカギク属。
ドイツで薬用にされるハーブで、日本でもハーブティーとして有名です。
リラックス効果があるので、寝る前に飲むといいそうですよ。
結構よく育つので、自宅の庭に植えてもいいかも。
でも虫にはご用心!虫入りのお茶を飲む羽目になります(=私)。
ところどころに黄色い花が混じっています。
名札はありませんでしたが、こちらシュンギクに見えるんですけど・・・
別の写真を見てみても、確かに葉も花もシュンギク。
調べてみたら、なんとこちらも地中海原産なんだそうです。
鍋物野菜という印象が強くて、ハーブと言われるとちょっと不思議な感じが。
ここからバラ園に移動しました。
春バラを期待したのですが、端境期だったらしくほとんど咲いていませんでした(泣)
代わりに咲いていたのが・・・
お~、なんと美しいジャーマンアイリス。
ヨーロッパに自生するアイリスから作られた園芸品種です。
花弁の根元にお鬚があるのが特徴で、花の色の複雑さでも人気を集めているそうです。
ここの花はロケーションがいいからより綺麗に見えますね!
最後に緑の館前の緑地に沢山咲いていたニワゼキショウ。
野生の花ですが、伸び伸び咲いていて魅力的。
ムラサキタイプや、セッカニワゼキショウ(純白品種)も群生していましたよ!
ということでこれでおしまい。
新緑のカツラを少女と鳥ちゃんと眺めたあと、植物園を後にしました。
今度はタペストリーとペーター君の衣替えが済んだら行ってみます。
【撮影:2023/5/3 宇治市植物公園】
昨日の続きです。
5月初めに行った宇治市植物公園で見た木の花をクイズ仕立てで。
その7
名は体を表す・・・ですね。
新緑が美しく、そちらをメインに撮ってしまいました。
こちらはどうでしょう・・・変わらなかった(笑)
こちらご存知ツリバナ(ニシキギ科ニシキギ属)です。
ニシキギ属の花はどれも地味ですが、ぶら下がっているだけで風情がありますね~
意外と近場の山でも見かけることがあります。
その8
これはかなり難しいかも。
というのも、もう花がほとんど終わっていたから。
葉の色が黒っぽく見えるので名前が付いたそうですが、幹も黒っぽいです。
こちら、クロバイ(ハイノキ科ハイノキ属)です。
宇治の山にも自生しているので、リベンジ行ってきました。
その成果は近日中に・・・
その9
こちらは宇治市植物公園のフラワーロード手前、レストランの前にある木の花です。
こちらは肌色の花の集合体と思いきや・・・
まあ、なんと美しい。蕊蕊しい花の中央が赤く染まっています。
結構シャンデリアのようで豪華。花言葉は豪奢なんですって。
ご存知トチノキ(トチノキ科トチノキ属)です。
この木はとても大きくて、遠目でもよく目立ちます。
写真では右端の木。ケヤキ(左2本)と大きさを競っています。
その10
あたりに漂う良い香り・・・いったいどこに?
木々の隙間から見えたのは・・・
みんな知ってるハリエンジュ(マメ科ハリエンジュ属)
北米原産で、今あちこちに生えていて、「こんなところに!」とびっくりすることも度々。
このハリエンジュ、30年くらいたつと土台がもろくなり、倒れてしまうこともあるそうです。
別名ニセアカシア。蜂蜜の蜜源としても有名ですね。
その11
最後です。
ちょっとびっくりしました。
え~、ハリエンジュの赤バージョン!?
アカバナハリエンジュかと思いきや、アカバナニセアカシアなんだそうで・・・
またはハナエンジュという名前でも流通しているようです。
何度も行ってるはずなのに、花を初めて見ました・・
先ほど紹介したトチノキにも赤い花のものがあります。
濃いピンクの花を付けるのはベニバナトチノキ。
アカバナトチノキというのもあって、そちらは真っ赤でちょっと炎のような花の集合です。
セイヨウトチノキはトチノキと似ています。マロニエというとオシャレですね。
ということで、途中で投稿してしまった大馬鹿者でしたが、やっと最後までたどり着きました。
読んでくださって、ありがとうございました!
【撮影:2023/5/3 宇治市植物公園】
5月5日に投稿した宇治市植物公園の続きです。
GWのお休み中は遠出はせず、近場のお散歩で楽しみました。
ここ宇治市植物公園は家から車で20分程度とお手軽お散歩場所のひとつです。
行ってびっくり、白い花、特に小さい花が沢山集合している花が沢山ありました。
時々例外はありますが、とりあえずご覧くださいませ。
今回も頭の体操、写真の後に名前を載せる方式でどうぞ!
1つ目です。
白くて小さい花がまるで雲が棚引くように沢山。
あれ、似た花を見たことがあるような・・・
そうエゴノキは科属とも同じです。
こちらはハクウンボク(エゴノキ科エゴノキ属)。
花期は5~6月だそうですが、満開を通り過ぎて少し枯れ始めていました。
2つ目です。
緑の館から外にでてすぐのところに咲いていました。
こちらはバイカウツギ(アジサイ科バイカウツギ属)です。
梅の花に似てるということで、「梅花」と名付けられました。
パッと見、バラ科かと思うような姿ですが、花弁は4枚(バラ科は普通5枚)です。
咲き始めだったので、蕊が黄色くて綺麗ですね~
3つ目です。
バイカウツギの近くで咲いていた、白い小さい蕊蕊しい花の集合。
花の上にハナムグリが4匹も群がっていました。
葉で分るのかも・・・
こちらはナナカマド(バラ科ナナカマド属)です。
実も紅葉も美しく、北海道や東北では街路樹によく使われています。
名前は「七回竈にくべても燃え残る」ということから。材が非常に硬くて強いそうです。
園路を行きます。あ、クイズじゃないですよ~
4つ目です。
こちらも蕊蕊しい小さい白い花の集合。
この間やんたんでも見てきました。
蕾も丸くて小さくて可愛いです。
こちらはカマツカ(バラ科カマツカ属)
昔これとコバノガマズミを間違えたことがありましたが、葉が全然違います。
カマツカの名前は、材が強靭で折れにくいので鎌の柄に使われることから。
他にも「ウシコロシ」という物騒な別名があります。
5つ目です。
向こうの方に白く見える木が。
すごい量の花が咲いています。
一部がスポットライトを浴びたように明るくなっています。
もうお分かりですよね。
こちらはヒトツバタゴ(モクセイ科ヒトツバタゴ属)です。
自生地は限られていますが、人気があるのか最近あちこちで街路樹などとして植えられています。
別名はナンジャモンジャ。
以前は山科川でGW頃に満開になっていましたが、最近花期が早まり5日に行くとすっかり散った後でした。
ここのヒトツバタゴはちょっと咲くのが遅かったようです。
見られてラッキー!
あと1枚、青空によく映えますね~
6つ目です。
見晴台付近で沢山みられます。
え、何を撮ってるのか分からないって?
それもそのはず、こちらはまだ花が開く前の蕾です。
こちらはほんの少しですが、花が咲き始めていました。
全部咲くと、こちらも小さくて白くて蕊蕊しい花の集合。
こちらはカナメモチ(バラ科カナメモチ属)。
葉が一部赤くなっていることで気づいた方もおられたのでは。
モチと付きますが、モチノキ科ではありません。
生垣などに使われるレッドロビンはカナメモチの近縁の園芸種です。
ふう、これで半分です。
残りは明日にしますね~
【撮影:2023/5/3 宇治市植物公園】
4月ももう終わろうかと言う日、池のお散歩で見た光景・・・
あ~、咲いてる!
ハリエンジュの花が咲き始めていました。
北米原産の落葉高木です。
ここのハリエンジュは棘がありません。
どうも、トゲナシハリエンジュという園芸品種らしいです。
マメ科なので肥料もいらず、容易に育てられるので、公園樹など多く導入されました。
花はいい香りで、蜂蜜の蜜源となり、花そのものも食べられます。
というといいことだらけのようですが、なんせ繁殖力が半端ない。
今では、難駆除雑木、侵略的外来種として嫌われているそうです。
なんだか人間の勝手ですね・・・
花は綺麗です。この日は曇天でしたが、青空によく映えます。
ハリエンジュを見上げながら、池の横の小径を歩いてみました。
もう4月も終わりなのに、沢山セイヨウカラシナが咲いていました。
元気の出る黄色い花がもう一つ。キショウブです。
あれ、近くにいるのはオオバン。
お久しぶりのマガモご夫妻も。
カイツブリもいました。なんか波が変。
またオオバンが・・・少なくとも二羽いるようです。
向こうにも?いえいえ、こちらはカワウですね。なんか羽が薄い感じ。
向こうにいるのはアオサギ。
すごい器用なポーズ
周りにふわふわ綿毛が飛んでいました。
あ、マルバヤナギの綿毛でした。
新緑が綺麗です。
次の日の朝は晴天でした。
こちらのダイサギは婚姻色ではありません。
その時、池の向こう岸近くに・・・
なんと、キンクロハジロが四羽一緒に泳いでいました。
絶対離れない!とくっついて・・・
この日は4月30日。その後は一度も姿を見ていません。
こんどこそ本当に帰っていったのでしょう。
また来年!
【撮影:2023/4/29. 30 宇治市】
いつもしょぼいしょぼいと嘆いている私の庭ですが、それなりに4月は華やかになりました。
もうかなり前に思えますが、4月中旬にハナミズキが満開に。
今年は雨が多かったので、水にぬれてピンクが濃く見えました。
しかもくるんと丸まった総苞片がなかなか開きません。
調べてみたら、本当の花(中央の粒々部分)が咲いても、総苞片が丸まってることがあるようです。
こちらの写真は開いた花と、丸まった花が両方見えています。
よく見ると、総苞片の1片の先に切れ込みがあり、向かい側の一片とうまく組み合わさるようです。
上手く出来てますね~
咲いて一番嬉しかったのがこちら。
近所のお花屋さんで一昨年買ったヒメウツギです。
去年は少し花が少なかった上、暑かったからかすぐに散ってしまいました。
今年は元気に長く咲いてくれています。
多分、4月中旬以降雨が多く、比較的朝夕涼しかったからではないかと。
ヒメウツギは去年10本くらい挿し木をしてバックアップを作ってるので、ちょっと安心。
涼しくなったせいで元気を回復した花がこちらにも。
一時ヨレヨレになってもう終わったなと思っていたビオラですが、見事に復活しました。
この写真は4月に撮りましたが、今も元気に咲いています。
お正月の寄せ植えのハボタンに花が咲きました。アブラナ科。
前に星夫が何かのイベントでもらって帰ってきたワイルドストロベリーにまた花が・・・
こちらも大きめの鉢に植え替えて、水さえ切らさなかったら絶えず咲いています。
こちらは完全復活とはいきませんでしたが、何とか少しだけ元気になりました。
ダールベルグデージーと
ノースポールです。
下旬になって咲き始めた花も・・・
ご存知、ニオイバンマツリです。最初は紫、のちに白に変化します。
ちょっとショボいですが、まだまだ蕾があります。
じいちゃん庭からいくつか持ってきた小鉢からシランが咲きました。
溝蓋の隙間が安息場所のヒメヒオウギ、こちらもGW入ってから咲いた組。
次の日には4輪咲きました。この場所以外にも溝蓋の隙間ばかり4か所で咲いています。
そうそう、通勤途中の塀の下のすきまからオレンジ色のヒメヒオウギが咲いていました。
よほどこんな場所が住みやすいようですね。
刈り込むのをためらっているうちに、家の外にぼうぼうに伸びた八重のハクチョウゲに蕾が沢山。
下旬についに咲き始めました。
気になるあの木は今・・・
まず今年のダンチオウトウですが、木を小さく刈り込んだのでサクランボは上の方に少しだけ。
しかもほとんどの実を鳥さんが齧っています。
多分、ヒヨドリとかスズメの仕業ではないかと・・・
まあ、仕方ないですね。
今年は鳥さんに進呈します。
そして、同様に刈りこんでしまったナツミカン。
葉に囲まれて奥まった場所に1つだけ花が咲いていました。
こちらGW入ってから見つけました。
ということで、4月は思いのほか沢山の花が咲いてくれました!
【撮影:2023/4 宇治市】