いきなりインパクト狙いでした(笑)。
前回からの追加点です。
緩めに調合した泥ゲルで履帯と車体の地面近くにこびり付いた土塊を追加しました。
油彩で雨だれようなものを追加しています。
適当な色をパレット上で調合しながらドライブラシ的に擦り付けてます。
擦り付け過ぎたと思ったらターペンタインを付けていない綿棒で軽く擦りながら馴染ませてしまいます。
屋根の汚し方がよく分からず・・・。
小さな点々とした錆を追加すべきだったかどうか・・・。
履帯には鉄分を補給したくてエッジに6B鉛筆を擦り付けましたが、大きな見た目の変化はあまり認められません。
効果に乏しいのは履帯の基本塗装色のせいでしょうか。
で、モーターライズキットなのに動きの報告をずっと忘れておりました。
走行スピードはゆっくりしていますが、実車のスケールスピードとしては速めかもしれません。
電池1本1.5Vですがギアの減速比が大きいので履帯が滑らない限り登坂力はメチャ強いです。
こんな分厚い文庫本を楽々乗り越えて行きます。これは楽しいです(笑)。
ま、そんなこんなでいつもの通りと言うか、今まで以上というかともかくコテコテの仕上がりになりました。
やり過ぎ感もありますが、やり足りなさのモヤモヤ感を払拭するには、やり過ぎてみないとわからないというジレンマに陥るのでした(笑)。
という言い訳の元、以下画像垂れ流しの始まり始まり。
戦車の開発について当初陸軍は消極的だったそうで、最初に強く推進したのは当時海軍大臣だったチャーチルだったそうです。
ということでチャーチルと並びで。
用兵思想が似ているので同じDNAを色濃く感じます。
Mk.Ⅳの車体が意外と大きいのがよくわかります。
今度は菱形戦車に小さな砲塔を乗っけた感じで、形がなんとなく似ているフランスのB1bisと。
20年くらいの時間差があります。
今度は70年以上の時間差、最後は現用戦車代表(既に現用ではないですが)でチャレンジャーⅠと。
登場後100年以上経過したMk.Ⅳですが、超壕能力と超堤能力では現用戦車も敵わない形状だと言うのがよくわかります。
第一次大戦について少し調べて見ましたが、開戦に至る経緯も戦争そのものの推移も調べれば調べるほど複雑過ぎてわかり難い事ばかりです。
イギリスのこの戦車が果たした役割もなんだか微妙なもので、ソンムにしろカンブレーにしろ抜群の前線突破力を発揮するものの、歩兵との連携に齟齬があるとあっと言う間に孤立して各個撃破されてしまうという最大の弱点を露呈しています。
ソンムでもカンブレーでも10Km近く突破できたものの制圧できず、せっかく進出した領域も結局ドイツ側に取り返されています。
使い方の難しさを提示したのみで、もしかしたら犠牲者をいたずらに増やしただけと言えなくもない展開です。
第2次大戦のような分かり易い帰結ではなく、アメリカの途中参戦もあり先に継戦能力を失ってしまったのがドイツだったという事なんでしょうね。
でも、結局戦車の有効な使い方を開発したのは負けたドイツの方だったという皮肉な歴史の展開でありました。
本日のBGM
E.L.P.のライブ盤CD2枚組、アナログレコードでは3枚組のアルバムでした。
前回のタルカスのライブバージョンが入ってます。
ウェザリングも凄い!
≻やり足りなさのモヤモヤ感を払拭するには、やり過ぎてみないとわからないというジレンマに陥るのでした(笑)。⇒これは名言だと思います。私もこの言葉肝に銘じて、セモベンテの製作に精進したいと思います。いやぁ、凄いものを見せて頂き眼福です。お疲れ様でした。
これから大阪へ某アーティストのライブを見に行きます。
今の戦車より随分迫力を感じますね(^^)
驚かせてしまったなら申し訳ございません。
ちょっとドイツ兵の気持ちになってみようということで・・・(笑)。
ウェザリングは不足しても過剰になってもどっちに転んでもモヤモヤな・・・。
汚し方にもよるのかもしれませんが、過不足なくがなかなかムズイですね。
>セモベンテの製作に精進したいと思います<
アフリカ戦線ですよね。強烈な紫外線と熱い砂に焼かれた姿・・・凄く楽しみです。
案外カスカスにしたドライブラシが良く似合うのかどうか・・・色々妄想してしまいます(笑)。
>大阪へ某アーティストのライブを見に行きます。<
わおっ!、いいですね~♪。たっぷり楽しんで来てください。
タミヤ1/35 Mk.Ⅳ Male 完成おめでとうございます(^^)
のっけから大迫力のシーンで登場で、見ている方は塹壕のドイツ兵の気分です(^^;
追加された足回りの”こびり付いた土塊”表現がとってもイイ感じで馴染んでいますね。
車体の屋根に付いているレール状の構造材の剥げ具合も、赤茶の錆止めと金属肌が出ている塩梅がとってもそれっぽいです
履帯の金属地が出ているところと一緒に写った、7枚目の画像が素晴らしい!
後半の歴代傑作集との比較も大変参考になりました。
ワタシも完成後にこんな比較をやってみたいです、弾無いですけど(笑)
素敵な作品をありがとうございました。
>人間の目線だと1枚目か3枚目くらいになるのでしょうか?<
だいたいではありますが、俯瞰でない写真は視点の高さを意識して撮る事が多いです。
>今の戦車より随分迫力を感じますね(^^)<
履帯の上側までの位置が人間の背の高さをはるかに超えているので、傍で見ると壁のように見えるのではないかと想像します。
あまり遭遇したくない代物ですよね(笑)。
>見ている方は塹壕のドイツ兵の気分です(^^;<
ちょっとそれを狙ってみましたので、目論見成功です(笑)。
追加したウェザリングについてはもう少しやりようがあった気がしないでもないですが、
今の自分としてはこれが完全に限界であるのは間違いないです。
屋根のレールも6B鉛筆を擦り付けてみました。泥濘脱出用の角棒に擦られて塗料も錆も擦り取られてしまう部分ですが、当然ピカピカにする訳にも行かずなかなか難しいです。ここはもっと勉強が必要な部分であります。
なんだかんだ言いつつ、ともかくお褒めいただき凄く嬉しいです。
ありがとうございます。
>後半の歴代傑作集との比較も大変参考になりました。<
お粗末さまでございます。でもやっぱりいろいろ比較して並べてみたくなるのであります。
用兵思想がそのまま素直に形に現れた面白い事例だとも思いますので・・・。
Mk.Ⅳ Male完成、おめでとうございます。
Choro-Pooさんの汚しを拝見して、私のラングももう少し何とかしようと思いました。
登坂能力凄いですね。
舐めてました。
何時かRC可動に挑戦したくなりました。
>私のラングももう少し何とかしようと思いました。<
1/35のAFV模型がRCで動くというだけで感動ものですから、そこにリアルはウェザリングが加わるとなると鬼に金棒というか天は二物を与えるというか(笑)。
そりゃもう堪りませんので、是非お願いいたします~♪。
>登坂能力凄いですね。<
単3電池1本なので動きゃいい程度かと思ってましたが、さにあらず、なかなかのパワーです。
>何時かRC可動に挑戦したくなりました。<
砲塔がないばかりか、サスペンションも要らないのでその部分の工作は楽そうですが、一方で左右の大砲と3つの機銃を動かそうと考えたりすると案外難しい事が一挙に増えそうです。
気が向いたらで結構ですので、その時は是非お願いいたします♪。
いろいろな技法がバランス良く互いにその効果を高めていると感じました。
特に履帯やボルト周りのウェザリングは迫力があります。
それにしても1枚目の写真はインパクト大ですね!!