今作っているクルセーダーⅢの英軍繋がりでこんなのを買ってしまった。
若干マイナーな感のある対戦車自走砲アーチャー。
正直なところタミヤがキット化していなければ知る事のなかった車両かもしれません。
とにかく強力な独戦車に対抗すべく17ポンド砲を早く戦力化したい英軍が間に合わせにバレンタイン歩兵戦車の車体を利用して開発した自走砲でありました。
戦車の車体を前後逆にして自走砲に利用するのは戦後広まった手法のような気がしますが、この車体が面白いのは前後を逆にするというより、主砲が後ろ向きに付いた構造をしてます。
一見なんじゃコリャでありますが、この手の自走砲の主な用法が待ち伏せ攻撃だと考えると、実に合理的な構造だというのがわかります。
要するに打ったら方向転換なしにすぐ逃げられるという逃げるが勝ちの機動戦に特化した自走砲なのです。
そんなトリビアを知ってしまうと無性に欲しくなるというのがモデラーの性というもの(笑)。
実車について知りたい人は下記をご参照くださいませ。
一応パーツ紹介しときます。
まずは車体パーツ、
最近のタミヤキットは箱組みが多いような気がしますが、これは金型代を抑えるためでしょうか?。
これで少しでも価格が安くなるなら歓迎ですけどね。
フィギュアとオープントップの車内パーツです。
砲架と砲身のパーツ
転輪やら履帯やらのパーツ
履帯は部分組立式。
時々タミヤさんはちょっとマイナーな車体に妙に熱を感じさせてくれる時がありますが、このキットもパーツからそんな印象を発しています。
毎度のお楽しみ実車解説
タミヤキットとしてはやや多めのベージ数の組説の表紙
いつものタミヤと少し雰囲気が違います。
ページ数も多めです。
上の写真は最終工程部分、
塗装指示は最近のキットにしては珍しくモノクロです。
ま、単色塗装なのでカラーは必要ないですけどね。
さて、問題はいつ作るか・・・クルセーダーを早く仕上げないと・・・(大汗)。
※投稿後若干加筆&情報追加しました。
撃っては逃げ、撃っては逃げの繰り返しだったんでしょう。
英国らしい発想ですね。
こういう事を知るとキットが欲しくなるChoro-pooさんのお気持ち、よく判ります。
タミヤもなかなか粋な製品化をしますね。
アーチャーは、とにかくドイツのタイガーに対抗出来るものが欲しいという事で、伝家の宝刀17ポンド砲を搭載した本格的な戦車が出来るまでの間に合わせに促成出来るものはないかという動機で開発が始まったようですが、意外に登場は遅くてノルマンディーの後になってしまったようです。
量産化が遅くなったのは技術的な問題ではなく生産資源の優先順位をどうするかという政治的な問題がごたついたのではと推測されます。
なので実用的な車体の割には生産数が数百台と意外に少なくなってしまってます。
おっしゃる通り後ろ向きに撃つというのがある種哲学めいたものを感じさせてくれて面白いです。
<タミヤもなかなか粋な製品化をしますね。<
こういうマイナーなアイテム?がどれだけ売れるのかよくわかりませんが、もしかすると海外市場では人気の出るアイテムなのかもしれませんね。
中華メーカーとの差別化という意味でも今後こんな風なアイテム選択は重要になるかもです。
ところでノンストック展示会が近づいてますが、出来れば今年も参加させていただければとスケジュール調整に努めておりますので、何卒よろしくお願いいたします。
この車体はまったく知りませんでした。
打ったらすぐに現場から離脱・・・その発想が面白いですね!
タイトルの「あちゃー」と「アーチャー」お見事です!
週明けに拙ブログにご案内をアップ致します。
11月18日、19日に2日間です。
>打ったらすぐに現場から離脱・・・その発想が面白いですね!<
待ち伏せ攻撃では発見される前に陣地移動するのが基本なので、アーチャー素早くそれが出来るので現場での評価は高かったようです。
戦後もしばらく使われたようなのでそれだけ実用的だったのでしょうね。
>タイトルの「あちゃー」と「アーチャー」お見事です!<
うへへ、とことんオヤジなダジャレにご反応いただきありがとうございます(笑!)。
昨年のようにフルに2日間は難しくなりそうですが、最低でも18日(土)の方は終日参加出来るよう調整中です。
よろしくお願い申し上げます。
17ポンド砲を無理やり載せた車両ですが、側面から見るとデザインは割といい感じだなと思ったりします。
17ポンドの長い砲身も迫力がありそうです。
「やっつけ自走対戦車砲」でしたが、ヒット アンド ラン戦法?でかなり戦果を上げたそうですね。
狭い砲塔内のぐちゃぐちゃ感に出来の良いフィギュアを合わせていくのも楽しそうです。
冒頭、お題から(オヤジ)ギャグをかまされるとは、ひょっとして何かいい事ありました?(^^)
このキットはhajime様もトラのリーグ優勝で購入されていましたね
これは何か関東方面に『アーチャー買って作りたくなる症候群』とかが蔓延している証!?(;'∀')
お陰様で今までになく繁々と外形を観察することが出来たのですが、そこで一つ疑問が。
戦闘時は常に敵にお尻を向けるのなら、前側(操縦席)は中途半端な傾斜装甲にせず、
垂直でも張り出しでもいいから、思いっきり車内スペースを取った構造にすれば良かったなのかも、と思ったのですが。
そうすれば重いエンジンと砲身が後ろにある、前後の重量配分も少しはバランスが取れるような...シロート考えですが(^^;。
すっかり被ってしまってましたね(笑)。
やっぱりAFV趣味が極めて近いようです。
パッと目なんじゃコレ、でも実は極めて実戦的というのがこの上ない魅力になってます。
ノルマンディー上陸前に配備出来ていれば、超メジャーな車両になっていたかもしれませんね。
>狭い砲塔内のぐちゃぐちゃ感に出来の良いフィギュアを合わせていくのも楽しそうです。<
オープントップの戦闘室に臨戦化のフィギュアという事で車両内でジオラマ的に完結してしまうというタミヤならではの構成です。
楽しめるのは間違いないです。
何もいいことなしで今週は夜勤バイト5連戦になってしまいました。
hajimeさんとはほんとに好みが近いようです。
>垂直でも張り出しでもいいから、思いっきり車内スペースを取った構造にすれば良かったなのかも、と思ったのですが。<
おっしゃる通りです。イギリス人って狭いのが好きなのでしょうか?。
いわゆるブレンガンキャリアなんかもほんの少し車内レイアウトを考えれば広くなったのではと思ったりします。
それとやっぱ見た目って案外重要な要素なのかもです。