一番最後にピトー管を取り付けほぼ完成と相成りました。
F104の写真を初めて見たのは小学生低学年の頃でしょうか、あまりに先鋭的なスタイルに衝撃を受けたものです。
小さな主翼はF-14の水平尾翼くらいの大きさに見えますが、
そこへ増槽を4本も付けるとほんとに飛べるのか不安になるくらいです。
そして、特徴的なT字尾翼は大迎角時の主翼の後流を避けるためだそうですが、
これのお陰で運動性能は著しく損なっているそうです。
何故他の戦闘機がそうなっているように主翼より少し低い位置にしなかったのでしょうか?
まさか鬼才ケリー・ジョンソンはカッコイイお洒落さを優先したとか・・・、
マッハ2が出ればそれだけで天下無敵というのが50年代後半当時の考え方だったのかもしれませんね。
確かに要撃機に必須なのはスピードと上昇力に違いはないですが・・・。
サイドワインダーと地面とのクリアランスがほとんど無くなってしまったのは、
パイロンの取り付け位置が少し内側に入ってしまったせいだと思われます(外側に行くほど位置が高くなるので・・・)。
以下恒例のサーバー容量無駄遣いです(笑)。
約30年ぶりに作ったジェットでした。
高い気温のせいで塗料の乾燥が早くやや苦戦した部分もありますが、
油彩のコツが少しわかって来たようでもあり、色々収穫があったような気もします(手前味噌)。
しかし、暑い間は塗膜の滑らかさが必要な飛行機の類は避けておいた方が良いかもです。
本日のBGM
ようこそ、お出でくださいました。
こちらこそ、よろしくお願いいたします。
F-104は子供の頃に感じたインパクトが未だに忘れられず、どうしても作りたくなる飛行機のひとつでありました。
伊空軍の迷彩仕様を選んだのは空自の無塗装銀よりも筆塗りの処理がしやすいからということでもあります。
>ドライブラシが絶妙な退色感を醸し出していますね‥ドライブラシはAFVの技法かと思っていましたが目から鱗です<
ありがとうございます。筆塗りの場合、エアブラシのような微妙なニュアンス表現はドライブラシ法を用いないと難しいということがあります。
更に粗隠しのためならジェット機だって容赦なく汚しまくるというのが基本方針だったりしますので・・・(笑)。
そんなこんなですが、時々覘いていただければたいへん嬉しいです。
今後とも、何卒よろしくお願い申し上げます。
この104は小生も所持しており、いつかは!と思っておりましたがイ軍仕様素晴らしい出来映えですね!それも筆塗りが最高です(*´-`)
ドライブラシが絶妙な退色感を醸し出していますね‥ドライブラシはAFVの技法かと思っていましたが目から鱗です、ありがとうございました😊
>「筆塗りでこんな感じが出せるのか!」<
ありがとうございます。嬉しいお言葉です。
でも、粗さも味わいになると言うか筆塗りだからとも言える部分もあるかと思います。面倒なマスキングも最小限で済みますし。
>フィルタリング、墨入れ、油彩のところを読み直しました。<
フィルタリングはあまりうまく行きませんでしたが、油彩でのパネルラインのシャドウ的な処理が割とうまく行ったので良かったです。やってみると割と簡単に出来ました。
ただ油彩をドライブラシ的に擦り付ける場合、筆をよく選んだ方が良さそうです。
ちょっと値が張りますがGodHandの「神筆ドライ」がたいへん良かったです。
>私も迷彩のジェット戦闘機を作ってみたくなりました。<
是非に!。私もベトナム迷彩のファントムを積んでるので、そのうち頑張りたいと思います。
完成画像を拝見して、「筆塗りでこんな感じが出せるのか!」と、ビックリしました。
改めて(その6)のフィルタリング、墨入れ、油彩のところを読み直しました。
真似できそうにないですが、
私も迷彩のジェット戦闘機を作ってみたくなりました。
F-104はそのまま宇宙まで飛び出して行けそうな形で子供の頃から強烈に印象に残っていたのでした。
>私もジェットはF86が大好きで一度は挑戦してみたい。<
私も昔、フジミのF86を作りました。
完成品は今もドラゴンのMig15といっしょにちゃんと残ってます。
>透かしの筆塗りも上手くできてますね。<
ありがとうございます。エアブラシの透かし吹きのような効果を筆でなんとか出してみたいと以前から思ってましたが、今回油彩のドライブラシという方法で似たような効果を残す事が出来ました。
>ちょっと戦車に浮気してますがそのうち飛行機に戻ってきたいと思います笑。<
戦車も浮気じゃなく是非本気で(笑!)。
私は逆に時々飛行機に浮気したくなります。
コメントありがとうございます。
>同社の48と32ときたらS型にするには足りないものが、複数ありで、~~困っています(笑)<
ありゃま、そうなんですか・・・。同時期の商品開発ならあり得ない事ではないかと思いますが・・・開発時期がズレてたとか??。
>1/72エッシー+ハセ・キャノピー/燃タンでのあがりになっていますが、さすがに鉛筆ぶりが顕著です(細身)。<
拝見しました。今のハセガワキットが出る前の作なのでしょうか?。
確かにエッシーのキャノピーはレンズになってましたね。
鉛筆ぶり顕著との事ですが、エッシーはそんなに細かった?手元のもう一度よく見てみます。
でも飛行姿勢がカッコイイですよ!。
>F-104の欠点改修を目論んだ設計が国産のT-2 です。離着陸では、F-104のシミュレートができるそうですよ。。。。<
へぇ~、そうなんですね。ありがとうございます、全然知りませんでした。
そのT-2はF-1に発展しましたが、ヨーロッパではF-104を対地攻撃任務に使用したり、ジャギュアみたいな高翼面荷重の対地攻撃機が多かったり、低空を高速で飛ぶためとか突風に強いとか搭載量の少なさと引き換えに出来るような理由があるのでしょうね。
各種テクニックによる表現はお見事です。 迫力のある迷彩機です。
おかげで1/72ではチャンとSが出来ることを確認できました。
同社の48と32ときたらS型にするには足りないものが、複数ありで、
さらに32なんざー4機も抱えていますので、困っています(笑)
先日ご覧いただいた拙作は 1/72エッシー+ハセ・キャノピー/燃タン
でのあがりになっていますが、さすがに鉛筆ぶりが顕著です(細身)。
https://sky.ap.teacup.com/nananiay721/img/1588777075.jpg
ちなみに、F-104の欠点改修を目論んだ設計が国産のT-2 です。
離着陸では、F-104のシミュレートができるそうですよ。。。。
また、ヒコーキをみせてくださいね
いつも、ありがとうございます。
>ジェット機の迷彩も兵器的な凄みが出てすごくカッコイイですね。<
そう言えば近頃はグレイを主体にしたロービジ制空迷彩みたいなのが多いので、こういう昔ながらの迷彩は返って新鮮に見えたりします。
そもそも迷彩塗装は兵器の証しでもありますしね。
>迷彩のボカシ、パネル間のシャドウなどなどとても見事な仕上がりです。<
ありがとうございます。皆さんがよく行なっているエアブラシの透かし吹きの効果を疑似的に真似できないかというテーマで油彩を使ってみました。
今まであまり気にかけなかったのですが、油彩を使う場合も筆がけっこう大事という気付きがありました。
油彩での退色表現がまだうまく行かないので、引き続きの課題であります。
>筆塗りの総合力の技とでも言いましょうか、とてもとても深く感服いたしました。<
ありがとうございます。そう言っていただけると、今度こそエアブラシコンプレックスをほんとに卒業できそうです(笑!)。
ジェット機の迷彩も兵器的な凄みが出てすごくカッコイイですね。
小さな主翼にこれだけの重装備。重量も相当ありそうですが、そんなことよりとても強そうに見えます。
迷彩のボカシ、パネル間のシャドウなどなどとても見事な仕上がりです。
もうエアブラシは必要ないですね。
こんな素晴らしい筆塗りの作品は、筆塗りの総合力の技とでも言いましょうか、とてもとても深く感服いたしました。
まいど、ありがとうございます。
>塗装の重厚さと相まって凄い重量感です。<
ありがとうございます。小さな主翼にこれだけぶら下げてほんとに飛べるのかというくらいですね。
マルヨンは空自での無塗装銀とシンプルな兵装を見慣れているので、
迷彩塗装で主翼下のパイロンにフル装備となると一種異様な迫力を感じてしまいますよね。
イタリア空軍では要撃任務主体で本来のインターセプターですが、
西ドイツでは戦闘爆撃機として爆弾や対艦ミサイルを搭載して運用するほどの異様さを発揮してましたから、
なるほど「暴力的」な凄みであります。悲壮感すら漂ってくるほどです。
こんな機体なので余計にそう感じるのでしょうね。余裕のない兵器というのか・・・。
>自分でも筆塗りに挑戦して見たくなってきます。(多分無理だと思いますが・・・)<
大丈夫ですっ!。筆塗りに特別なものは何もありませんので、必要なのはある意味覚悟だけではないかと・・・必要に迫られると何でも出来るというアレです(笑)。
要は慣れの問題かと思いますので・・・私がエアブラシに慣れるよりは簡単じゃないかと・・・(大笑!)
いつもコメント、ありがとうございます。
>手塗りの長所がいかんなく発揮された作品ですね。<
ありがとうございます。色の境界線を馴染ませるという作業が発生しますが、
それでもマスキングの手間がないと言うのは病み付きになるに十分な要素であります(笑)。
>マッハ2クラスのジェット機とは思えぬすごみが生じています。<
マルヨンは無塗装銀の印象が強いので、機体形状と迷彩の組み合わせがすごく新鮮であります。
迷彩は兵器の証しなので、やはりそこが凄みに繋がるのではないでしょうか。
>CL-1200 ランサーなるものを計画していたような・・・<
確かにありました!。ちゃんとWikipediaにも出てます。
となると、やはりあのT字尾翼は見た目優先、オシャレだからそうしたという事ですね、やっぱり・・・(笑)。
いつもありがとうございます。
>銀じゃなく迷彩のこの機体は、シブイです。<
自衛隊のマルヨンを見慣れているので、迷彩塗装がすごく新鮮ですよね。
迷彩塗装というのはやはり兵器としての存在感が格段に強く感じられます。
少数使われた米軍のベトナム迷彩仕様も模型的になかなかそそられる存在です。
いつかそのうち作りたいな・・・とか。
>パネルラインのぼかし具合が絶妙ですね!<
ありがとうございます。記事に書いた通りで、皆さんがよく行っているパネルラインに沿った下地塗装とそれを生かした透かし技法がずっと憧れだったのです。
今回初めて油彩で、疑似的に似たような効果が出せたような気がしております。
>それにしてもかっこいい機体です。作ってみたくなりました(*^^*)<
絵に書いたスマートさです。このまま大気圏を飛び出して軌道高度まで一気に駆け上がってしまいそうな形が、今でも十分に未来的と呼べそうです。
そう言えばチャック・イェーガーが乗っていたNF-104というNASAの実験機がありましたね。
もし、キットがあれば飛びついてしまいそうです、お値段次第ですが(笑!)。
あっ、このハセガワキットはなかなか良いキットだと思います、安いし。是非に!。
暫し見とれていました。😍
マルヨンでこれだけ重武装をしている作品は初めて見ましたが、塗装の重厚さと相まって凄い重量感です。
無塗装銀のロケットのようなイメージとは全然違う、一種の暴力的な凄みがあります。
キャノピーフレームやミサイルなどもシャープに仕上がっていますし、迷彩のボカシも凄く良い感じです。
自分でも筆塗りに挑戦して見たくなってきます。(多分無理だと思いますが・・・)
手塗りF-104S、完成おめでとうございます<(^^)>
手塗りの長所がいかんなく発揮された作品ですね。
直線的な折れ線迷彩と違い、このような雲形こそ筆塗りの活きるところ、
ミサイルに文字通り羽が生えたようなスタイルの、
マッハ2クラスのジェット機とは思えぬすごみが生じています。
>何故他の戦闘機がそうなっているように主翼より少し低い位置にしなかったのでしょうか?<
おぼろな記憶なのですが、のちにロッキード社はF104の発展型として、水平尾翼を低い位置に移した、
CL-1200 ランサーなるものを計画していたような・・・
やっぱり分かってたんだ、という事でしょうかね(^^;
素敵な作品をありがとうございました。
前回の記事を見逃していたので、今回の完成写真を見たときに、エアブラシ使用・・・?
と思ってしましました。
パネルラインのぼかし具合が絶妙ですね!
特に下面が素晴らしいです。
それにしてもかっこいい機体です。
作ってみたくなりました(*^^*)