全体をウォッシングして墨入れを行いました。
もちろん今回はパステル抜きです。単純にエナメルのフラットブラックを溶剤で希釈して使ってます。
全体のウォッシングはかなり薄めた状態で、その後の墨入れはほんの少し濃度を上げて行いました。
アップにするとこんな感じ。
少し色が落ち着いて来ました。
これだけじゃ能がないので、油彩を重ねました。
退色感を出そうとしてチタニウムホワイトのフィルタリングで色ムラを作ろうとしましたが、
まったくうまく行っておりません(大汗!)。
が、写真だとわかりにくいですが、より発色が落ち着いて来たので良しとします。
実はもうひとつ実験を行ってみました。
エアブラシを使ってる皆さまがよく行なっている透かし吹きの技法を筆塗りでなんとか出来ないかと欲深い事を考えたのでした。
もちろん筆塗りでは下地色が透けて見えるようには出来ないので、アフター処理になります。
油彩のPAYNES GRAYとIVORY BLACKを使って、主にパネルラインに沿う形でドライブラシのような処理を行いました。
これまた写真がわかりにくですが・・・まっ、ちょっとそれっぽくなったのかどうか・・・(汗)。
でも、AFVでも使えそうな面白い効果が出せそうな気がします。
筆はいくつか試しましたが、GodHand神筆(細)が一番綺麗に処理できました。
それにしても迷彩の粗がよく目立ってます・・・(笑)。
油彩も結構筆を選ぶようですね。
機体裏側の方が効果がよくわかります。
機体表側のアップ写真で少し見えてますが、搭載するミサイルをハセガワのエアクラフトウエポンV(アメリカミサイル&ランチャーセット)から持ってきました。
サイドワインダーとスパローを使いますが、このセットにはデカールが付いていて、
サイドワインダー1本になんと12枚のデカールを貼るようになってます。
さすがに12枚は面倒なので6枚で手を抜きました。写真の見えている側だけ・・・スパローも同じくです。
F104Sに搭載のスパローはAIM-7Eらしいので色は白が正しいような気がしますが(キットの塗装指示はAIM-7M)、
白塗装は苦手で嫌いなのでウエポンセットにある指示のまま捏造状態です(笑)。
サイドワインダーはAIM-9Lも搭載できるらしいのでこれで必ずしも間違いではないだろうと・・・(汗)。
ところで廃品置き場からこんなのが回収できました。
40年ほど前に作っていたエッシーのF104G(西ドイツ海軍)であります。
色がちょっと変ですね(笑)。
今のハセガワキットが出る前はこれが決定版キットでした。
さて、40年の歳月で腕が上がっているのかどうか・・・(笑)。
うまく行けば、明日あたり最終回に出来るかもです・・・(汗)。
筆塗りならではの本当に微妙な凹凸感が素晴らしいです。
その上からウェザリングを行なった効果で、超音速擦られた擦られた痛みが伝わってきます。
超音速ジェット戦闘機の筆塗り、凄いです。
ところで、廃品置き場にこんな大切なものを置いているとは・・・・😲
>エアブラシ塗装では出せない凄み、迫力が存分に発揮されていると思います。<
ありがとうございます。そう言っていただけるとめちゃ嬉しいです。
ようやくエアブラシコンプレックスを卒業できそうな私です(笑)。
>筆塗りならではの本当に微妙な凹凸感が素晴らしいです。
その上からウェザリングを行なった効果で、超音速擦られた擦られた痛みが伝わってきます。<
自分で言うのも何ですが、ウォッシングを行うと凸凹に塗料が微妙に溜ったりするのでそれが味わいになるのかも・・・同時に凸凹加減を程よく均してくれる効果もありそうです。
>廃品置き場にこんな大切なものを置いているとは・・・・😲<
一旦、自分なりに完成してしまうと興味が割と薄くなってしまうのかも・・・(汗)。
新しいF104が出来てしまったので、今後はウェザリングや油彩など新たな技法の貴重な実験材料として活用するのが良さそうです。
>白塗装は苦手で嫌い<
いやこれ分かります、筆塗りでこの色、大難関ですよね(^^;
>40年の歳月で腕が上がっているのかどうか<
これもあるある(^^;
たまに過去作が発掘されたときに、よく思うのですよ。
碌な道具も資料もないあの時代でも、これだけ工夫して作っていたオレ、
精巧かつ便利になった道具類に、ネットで探せる無限?の資料のあるこの時代、
それでコレ?って(-_-;)
サービスショットの、珍しいマリネF-104まで拝見させて頂き、
最終回直前大満足号だったです(^^)。
いつもありがとうございます。
>いやこれ分かります、筆塗りでこの色、大難関ですよね(^^;<
いやはや白色塗装はトラウマ以外の何物でもございません。
隠ぺい力の強さで近頃話題のファレホやシダデルカラーを試してみるのが良いかもしれませんね。
値段の張る塗料ですが、白だけならね(笑)。
>精巧かつ便利になった道具類に、ネットで探せる無限?の資料のあるこの時代、
それでコレ?って(-_-;)<
そうなんですよね、作る上での視点が違ってるだけなのかもしれないと・・・、
見る人の価値観によって見方も変わってきますしね・・・。
ひとつ言えるのは、ともかく良くも悪しくも触れてしまう情報量があまりにに多いので、
自分の価値観と自己満足の在処をしっかり定めておくという事でしょうかね。
>サービスショットの、珍しいマリネF-104まで拝見させて頂き、
最終回直前大満足号だったです(^^)。<
ありがとうございます。実はこの時、マリネかルフトバッフェで迷った挙句、
スプリッター迷彩を面倒がってしまったのでした(笑)。