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流れ流れてきた此処は、終の棲家にふさわしいのか?入ってみなきゃ分からない、それがリスク。

イルカは笑う

2020年11月11日 23時54分48秒 | 読書事
田中啓文さんです。

結構評判は良いようですが、1960年前後産まれの人でないと、田中さんの追及しているところがわからない可能性がある。

「血の汗流せ」の「コンダラ」とか「判っていながら感」満載です。

でも、田中さんの筋のある小説も読みたいんですけどね。

天使のアイディア

2020年11月11日 23時41分04秒 | 読書事
青柳碧人さんです。
結構好きな作家さんでした。
ここ何冊かで、私が読みたい小説を書いてくれない作家さんになってしまいました。

船橋東署の刑事矢島正成は、娘の律花が通う幼稚園でバス運転手の不審死に遭遇する。被害者の手には火傷があった。まるで電気のプラグを差そうとして感電死したかのように。そこに人為は及んでいるのか?律花によれば「しろいふくのおねえさん」が、ある者に不思議な力を授けたというが…。以来二十五年、殺人者に加担する“天使”を巡り、刑事たちの奮闘が始まる! by Amazon

途中までは、よい。
天使という名の悪魔を描くのか?
今までの作風を翻して別天地を見出すのか?
と、思いきや。

人を超えた存在が、多数の人を殺しておきながら、

「人のための布石」の殺人、ていうのは、人を超えた存在からしての理由には困ってしまう。

例えて言うなら、最高の食材を最高の調理で完璧に作り上げた美食を豚に食わせるようなもの。
それって、意味あるの?


刑事ものでもないし、サスペンスでもないし。
ミステリでもないし、ファンタジーでもSFでもない。
しかも着地点は

「宗教かよ」