昨日から、大阪では、府立高校の教師が長時間労働で学校側を訴えて勝った話が出ています。
私は、神戸大学教育学部を卒業。小学校1級、中学社会科1級、高校社会科2級の普通免許を持っています。
大阪市の教員採用試験・中学社会に合格し、4月1日付け採用でした。
教壇にたとうと思えば立てたのに、民間企業であるシャープに就職しました。
教員養成系の大学としては、当時としては、日本で偏差値1位の大学が神戸大学教育学部でした。2位は、広島大学教育学部でした。
が、一般企業への就職割合が全国一高く、教師になる割合が全国一低いという事で、卒業して数年後、教育学部は解体されました。
卒業しても、教員資格が得られない発達科学部と国際文化学部にわかれました。3-4年ほど前に2つの学部が統合され、国際人間科学部となりました。
現在では、ベネッセの偏差値によると、神戸大学の中では、国際人間科学部は、経済学部・経営学部と同等。文学部より高い難易度を誇る学部となっています。
ちなみに、国は、神戸大学教育学部をつぶしたかわりに、新たに兵庫教育大学なるものを作りました。
私は、付属住吉小学校での5週間に及ぶ教育実習をしているとき、教育実習生の頭である教生長を務めていました。
その時、同期の男子学生には、進路について、悩んでいる者が多数いました。
教師になろうか、一般企業に就職しようか。
教師になるとやりがいはあるが、金にならん。大企業に就職した方が金になる。って。
やりがいを選ぶか、お金を選ぶか。
私は、お金を選ぶタイプなので、教師になるという進路は考えていませんでした。
教員採用試験は、話題作りの目的だけに受けに行きました。教員採用試験にかけた勉強時間0時間。1次試験も2次試験も遅刻。
面接では、ピンクのジーパンをはいていきました。
それでも、15倍の難関を乗り越え、合格、下位合格ではなかったので、4月1日付け採用でした。
今回訴訟を起こした先生は、残業代がつかないのに、月に120時間の残業。
すごいと思われました。
シャープならこんなに残業すると、給料が倍ぐらいになります。
教師は、お金的には、女性がつく職業としては、おいしいですが、男性がつく職業としては、、、
上場企業にいくらでも就職できる神戸大学の男子学生にとっては、悩むところであったという感じでした。
現在では、教師という職業は、ブラック職業の代名詞となっています。
いくら残業しても、残業がつかない。
お山の大将の仕事なので、世間知らず。
教師を長年続けていると、俗世と離れた仙人のような人間性となります。限界を超えた世間知らずになります。
私が、神戸大学付属住吉小学校で、教生長として、着任時と退任時、朝礼台に立って、全校生徒を前に挨拶をしましたが、
大阪人なので、笑わさなあかんと思い、おもろいことを言いました。
児童からの受けは最高に良かったのですが、いろいろな先生方から、あいさつではああいうことを言うものではない。
と注意を受けました。
皆さん、記憶にあるでしょう。始業式・終業式での校長からのおもろない話。
はよ終わらんかいと思っていたと思いますが、ああいうおもろない話を長々とするのが教師の世界の慣例なのです。
決して、児童たちを笑かすことを言う事が許されない世界なのです。
私が、教師になることもできたことを知ったメイドエステ萌ではたらいていた女子高生らから、口々に社長みたいな人が、学校の先生になったら、学校面白くなるのにと言われていました。
生徒側から見たら、私は超人気教師になっていたでしょうが、他のまじめな先生から見たら・・
付属に教育実習に行っているとき、不真面目な私を快くないと思っている一部の女子学生からは、相当ひどい仕打ちを受けました。
たとえば、教生控室にいて、当番の女子学生が昼休みにお茶を継ぐとき、私のコップにだけお茶を入れないとか。
朝、出勤してきたら、私のイスにべっとり、給食に出るママレードが塗られていたり、、
信じられない露骨な嫌がらせを受けていました。
教師志願の女子学生はこんなやつらです。
そして、教師になって、結婚もせず、いけず後家になっていく、そういう運命だと思いました。
今回の訴訟でも、教師が学校を訴えるなんて。
いややったら、学校をやめたら済むだけの話ちゃうんかいと言いたい。
学校の教師を10年以上やっていたら、一般企業では使い物にならんのはわかるけど、
教師を職業とする奴らにつける薬はない。
これが、私の持論です。
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府立高校教諭の長時間労働で賠償命令 大阪府は控訴しない考え
大阪の府立高校の教諭が恒常的に長時間労働を強いられ適応障害を発症したと訴えた裁判で、28日、大阪地方裁判所が訴えを認め学校側に賠償を命じたことについて、大阪府の吉村知事は教員の負担軽減に取り組むことが重要だとして、控訴しない考えを明らかにしました。
判決は確定する見通しとなりました。
大阪府立高校の教諭が、学級担任の受け持ちに加え、休日の部活動の指導などで恒常的に長時間労働を強いられて適応障害を発症し、休職を余儀なくされたとして大阪府に賠償を求めた裁判で、大阪地方裁判所は、28日、教諭の訴えを全面的に認め、学校側に230万円余りの賠償を命じました。
これについて、大阪府の吉村知事は29日の記者会見で、控訴しない考えを明らかにしました。
このなかで吉村知事は、「裁判で争うよりも、教員の負担の軽減に力を入れるべきだ。とりわけ部活動が入ると加重な負担になるので、この判決をもとに対策を検討し、教員が教育活動に専念できるようにしたい」と述べました。
そのうえで、「今回の原告の教員には申し訳ない思いで、謝罪したい」と述べました。
賠償を命じた判決は確定する見通しとなりました。
【原告の教諭“環境改善の一助に”】。
大阪府が控訴しない考えを明らかにしたことを受けて、原告の高校教諭の西本武史さん(34)は、「学校という場は教員が落ち着いて子どもたちに向き合える場所でなければなりません。これ以上、倒れる教員を出さないために、自治体や国には教員の長時間勤務問題に正面から向き合ってほしいです。今回の判決が教育現場の過酷な労働環境の改善の一助となれば幸いです」というコメントを出しました。
【弁護団“業務改善を期待”】。
大阪府が控訴しない考えを明らかにしたことを受けて、原告の高校教諭の弁護団は「教員の過重な業務の実態の深刻さを受け止めた判断だと考える。これを契機に、教育現場での長時間労働や過重な業務の現実が改善されることをせつに期待する」というコメントを出しました。