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新聞が事件、事故を伝えるのは

2016年03月28日 | 月:NIEはじめの一歩
 新聞が事件・事故を伝える意義を、「東日本大震災から5年 シリーズのおわりに 編集部統括デスク・今野公美子」(朝日小学生新聞2016年3月11日付)の記事に、以下のように書かれています。

同じ思いをする人が二度と出ないように‥‥‥
「伝えること」「学ぶこと」を朝小も続けます
  編集部統括デスク・今野公美子

 私は東日本大震災の津波で両親と妹を亡くしました。がれきと泥にまみれた実家に家族の姿はなく、寒い体育館で遺体と対面しました。この体験は、たぶん一生忘れません。
 震災から5年、同じように家族や家を失った人と話す機会が多くありました。それぞれ体験はちがいますが、「教訓を生かさなければ」という気持ちは共通しています。同じ思いをする人が二度と出ないように、と。
 教訓を生かすために大切なのは「伝えること」、そこから「学ぶこと」です。災害は伝える側も学ぶ側も、つらい気持ちになります。でも、災害によって起こる悲しみ、苦しみなどの「人の思い」が理解できて初めて、みんな本気で防災に取り組みます。遺族や被災者が、つらくても「語り部」をしたり新聞の取材を受けたりするのは、思いを伝えることで教訓が生かされると考えるからでしょう。
 新聞は、文章だからこそ、写真や映像では見えにくい心の中を写し、記録することができます。朝小ではこれからも、記者がていねいにお話を聞いて文章にすることで、震災を伝えていきます。

 震災報道に限らず、日々の記事を通して自分の考えを深めたりその後の生活に役立てたりすることができればいいですね。


※先週の見出しの答えは「ボーナス」です。
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