新聞は知識基盤社会に必需品！

「２０１５年全国メディア接触・評価調査」をみると、ネット社会といいながら依然としてテレビが最も親しみがあり、利用されている情報媒体であることが分かります。また、「社会に影響力がある」「安心できる」情報媒体としてもＮＨＫテレビの方が高評価を得ています。
　その一因として、テレビは老若男女が見るのに対し、新聞を読むのは「社会人になってから」がトップなのが気になります。
　イギリス、フランス、ノルウエー等に視察に行った際、「ヤングリーダー（若年層の新聞読者）を増やす」ことが課題と言われました。新聞紙面に書かれた記事とＮＨＫが報じるニュースを比較すると、質量共に新聞の方が勝っていると思われます。
　私の勤務する学校で、複数紙を毎日高学年の教室に置くことができるようになりました。「だれもがヤングリーダーになれる環境」ができた訳です。そんな環境の中で、新聞を手に取る子供を増やすポイントは子供たちに「新聞とは何か」「新聞の読み方」を理解させることです。
　「社会人として生きていくために新聞を読まなくては」と気づく人たちに、社会人になる前に新聞を読むことを習慣づける重要性を説く必要性を強く感じます。また、将来社会人になる子を持つ親に、知識基盤社会を生きるためには付け刃的に新聞を読むのではなく、子供が学校で学んでいる時から習慣化する必要性をお知らせできればと思います。