A 特に強調したいのは、次の2点です。1,NIEそのものを目的にしないこと 2,「何でもあり」という思うのではなく、NIEに取り組むことが学校教育全般に生きると思うこと。まず、1についてお話しします。毎年、全国の学校数の5%ほどの学校がNIE実践校に指定されるそうです。20年経てば100%になります。実践校制度ができたのは20年よりはるか昔です。残念なことに多くの学校に定着しないのは、NIEを目的にしてしまうためです。教科領域の目的を果たそうとする一方で、異次元のNIEも成果を上げなければと考えると、結論は「実践校を終えるのが精一杯」という悲しい現実。NIEを目的にせず、手段と考えて下さい。しかも、教科領域の目的を達成するための有効な手段です。先生方は、より有意義で効率的な指導方法があれば、どなたも取り入れたいと思うはずです。NIEは、そうした一つの貴重なツールです。
A NIEの情報のアップデイトをしましょう。例えば新聞各社のHPは定期的にリニューアルしています。特にNIEのサイトは頻繁に手を入れられています。一度見て「使えない」と思っていても、いつの間にか別のものに進化している可能性もあります。また、「あのサイトを開けば○○の情報が手に入る」と思っていても、いざ使おうとしたらすでに消去されていたということもあり得ます。暇な時にと思っていてはいつまでもできません。今から宝探しをしましょう。