読売新聞 2019年3月30日付(夕刊)
A 大事なことを落とさず書くために、「5W1H」を意識させましょう。
「子供たちに一番大事なことを書こう」と指導することは小学校1年をはじめ、どの学年でもよくあることです。一方で、「一番大事なこと」を見付けあぐねている子がいると、「何が一番思い出に残っているかな?」「一番書きたいことは何?」と声をかける先生の姿を時折見かけます。ピンとくる子はそれでもいいのですが、一番大事なことを見つける方法は分かりません。まず、取り上げたい話題を5W1Hのキーワードで整理し、その6つの要素で最も言いたいことから順番をつければ、何が一番大切かを確認することができます。
「意見文を書く」(中学校2年 光村図書出版)
1 単元の目標
社会生活の中から課題を決めて、適した情報を集めて自分の考えを持つことができる。
2 授業の流れ(例)
1 社会生活の中から課題を決め、自分の意見を明らかにする。
2 自分の意見とそれを支える根拠を明らかにする。
3 構成を考え、下書きを書く。
4 意見文を清書し、読み合い、助言し合う。
5 学習を振り返る。
3 アドバイス
自分の立場や意見が伝わるように、根拠を明らかにして書くことが大切であることを理解させましょう。