For Crying Out Loud By ギタリスト竹田和夫

ロスアンジェルス在住のギタリスト 竹田和夫
何でも書いちゃいます。For Crying Out Loud !

ビートルズを見ていた。

2010年05月10日 | ギター&音楽 
1966年の日本のライヴ、、当時TVで見ていたあの武道館ライヴが今、自分のコンピューターのモニターから見れる時代になった、、。

結構今見るといろいろなことがわかって興味深かった。
たくさんあるのだけど、 まず、ジョンレノンがリードギターを結構弾いていた。(といってもソロはほぼ無いのだが、ビートルズの曲にはこれがないと曲にならないような大事なリフはたくさんある)

ポールがリードヴォーカルをとる曲は思ったより少なく ジョンのリードヴォーカルが多かった。 ポールのハモリは素晴らしく、流石のさすが、、

ジョージはおもったより役目が少なくこの時点ではややサイドマン的な感じすらした。

このライブだけでなく最近懐かしくたまに聴く初期のビートルズの曲で特に驚くのは、リンゴのドラミングの良さだ。 リアルタイムで聞いていた頃はあまり良さがわからなかったけど、重めでいい感じにルーズ、だけどバックビートが強く、ああ、これは一緒にプレイしたらやりやすいだろうなあと思ってしまう。

PAと呼べるようなものはなかった時代だと思うけど、楽器は全てロンドンから持ってきたと思われるもので、シグネチャーでもあったVOXのスーパービートルとエピフォンのCasinoから出てくる太いリフは流石のいい音、、、

知り合いで何人かこのライブを見に行っていた人間がいるが今考えるとビートルズが66年当時に日本でライヴをやったということ自体、歴史的にみても驚くような話だ。

69年のアップル社の屋上ライブでもリンゴのドラムは太く重い、、ポールとジョンも張り切っている、、ジョージはやはり影が薄いか、、まあしかしジョージハリスンはその後おりにつけいい曲を発表して独特の彼の世界を見せてくれて好きだったし、、スライドギターのメロデイックなプレイは最上級に素晴らしかったので、やはり流石なわけだけど、、

まあ、当時はどちらかというとアンチ ビートルズだったのだけど、当時の彼らの曲はそれでもほとんど知っている、コードは大体わかるだろう、、ということはやはりものすごいバンドだったわけだ、、。

さあ、次は何を見ようかな、、。(笑)

コメント (9)
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