アンティマキのいいかげん田舎暮らし

アンティマキは、愛知県北東部の山里にある、草木染めと焼き菓子の工房です。スローライフの忙しい日々を綴ります。

伝統野菜・あおとうり

2011-08-19 12:40:39 | 稲武のモノ・コト・ヒト・バ
   8月のお盆前、地元の道の駅の直売所・どんぐり横丁で変わった野菜を見つけました。

   名前は「あおとうり」。キュウリとウリの中間のような、ずんぐりむっくりした形の野菜です。たまたま生産者が出荷しているところに出くわしたので聞いてみると、ずっと昔から自分の家で種を取り継ぎしてきたものだとか。

   切ったのがこれ。外光だと、もう少し美しい色なのですが、室内で撮ったので、白っぽくなってしまいました。生産者の男性は、「子供のころは、これ一本持って、川に泳ぎに行ったもんだ。のどが渇くとかじっていたよ」と。

  種もそのまま食べられると言われましたが、あまりに大きな種だったので除きました。薄く切って酢の物に。キュウリとウリの中間のような味がしました。夏ならではの爽やかな食べものです。このウリが気に入って、毎年名古屋から買いにやってくるお客様もおられるそう。稲武に昔から受け継がれている伝統野菜は、折り菜(コチラ→)だけではありませんでした。
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小麦の刈り取り

2011-08-19 12:22:50 | こめこなクラブ
   5月の終わりころ、こめこなクラブの会員で種まきした小麦(コチラ→)が早くも実をつけだしたと、大野瀬町・大桑の筒井重之さんから連絡があったのは7月。はやくても刈り取りは9月だろうと踏んでいたのに、この猛暑で急速に成長したようです。

   そこで、8月はじめ、刈り取りとはざかけの作業を行いました。

   筒井さんがあらかじめ用意してくれたわらで、刈り取った麦を束ねます。この束ね方、見ていると簡単のようなのですが、結局私はマスターできなかった。もっぱら鎌での刈り取り作業にいそしみました。

   キュウリの最盛期でいそがしい筒井さん、ほぼ刈り入れが終わったころ、はざかけのための支柱を建てにきてくれました。いつもながら、彼の手際のよさには舌を巻きます。

   はざには、ひと束の麦をほぼ6:4に分けてかけます。その隣には、前の束が太いほうなら今度は細いほうをかけます。太い細い交互に連なるようにすることで、風通しをよくするのだとか。束ね方といい、このはざかけの仕方といい、合理的です。代々工夫を重ねて、農家の方々が受け継いでこられたものなのでしょう。

   ハトにつつかれないよう、ネットをかぶせ、その上にビニールシートをかぶせます。これで作業終了。

   標高600m近い山里でも照り付ける日差しはきつくて、私は作業中何度も休まないといられませんでしたが、他のメンバーは全員30代のせいか、着々と仕事は進み、思いのほか早く終わりました。

   ちかぢかもう一枚の小さいほうの麦畑の刈り取りをすませば、すべて終了です。あとは筒井さんにお任せして、粉になる日を待つばかり。新米ならぬ新麦の味って、どんななのでしょう。



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