アンティマキのいいかげん田舎暮らし

アンティマキは、愛知県北東部の山里にある、草木染めと焼き菓子の工房です。スローライフの忙しい日々を綴ります。

酵素ジュースとピール

2013-04-16 17:00:15 | 手作りのたべもの
   いただいた夏みかんやキウイ、りんごなどがしなびてきたので、思い立って酵素ジュースというものを作りました。デトックス効果があり、しかもおいしいという話なので、とにかく作ってみました。

   皮や芯を取らなくてもいいそうなのですが、リンゴの皮は干してハーブティー用に、夏みかんの皮はピールにしたかったので、ざっとむきました。

    酵素ジュースは、白砂糖がいいのだそうです。黒砂糖や粗糖だとミネラル分があるので、酵素を活性化させる邪魔になるのだと。メカニズムはわかりませんが、黒砂糖や粗糖だと果物シロップを作っても溶けるのが遅くて、かびてしまった経験があります。もっとも砂糖の量も少なかったからなのでしょうが。

     上白糖には抵抗があるので、ビートグラニュー糖を使うことにしました。てんさい糖のグラニュー糖です。ただ不思議なことに、てんさい糖だと茶色なのにグラニュー糖は真っ白。サトウキビではなく、甜菜ダイコンから採れたものとはいえ、真っ白の砂糖にはなじめません。でも、気を取り直して、果物の1倍から1.1倍の量を測り、容器に交互に入れていきます。

     たくさんの果物が砂糖でほぼ隠れました。

     普通のシロップと違うのは、瓶のふたをしっかり閉めず、毎日素手でかき回すところ。手でかき回すので発酵が早められるのだとか。ほぼ10日から2週間で発酵完了なのだそう。

     三日目くらい。まだ砂糖がじゃりじゃりしています。毎日、素手でかき混ぜたあと、手と腕をぺろぺろなめるのですが、初めはただの砂糖の味だったのが、だんだんなじんできて甘酸っぱいおいしい味にかわりました。

     発酵完了のめやすは泡が出て、果物がドライフルーツのようにしわしわになったとき。でも、寒い季節だったせいか、果物がなかなかしわしわになりません。半月ほどたって、なんとなくしわしわに見えてきたので、漉して瓶につめました。

     ほぼ10倍くらいにうすめて飲むと、甘くてすっぱくて、私の好きな味です。でも、この飲み物、やはり甘い! 酵素だから、糖分のとり過ぎにはならない、と書いてあるのを見ましたが、どうも信じられない。なるべく一日に2杯以上飲まないようにしています。きょうで、10日ほど飲み続けていますが、さしたる変化はありません。もしかしたら、未発酵のまま、終了させてしまったのかもしれない、とちょっと気になっています。

     ただいま、金柑の酵素ジュースと、甘夏とリンゴの酵素ジュースを仕込み中。前のときより暖かくなっているので、たぶん今度はちゃんと発酵を見届けられると思います。

     ところで、夏みかんの皮はピールにしました。皮を手でむいて水に漬け、その後、何度も茹でこぼして、分量(忘れました)の粗糖を少しずつ増やしながら煮つづけます。途中何度も火を止めて、甘さを浸透させます。

     最後に、取り出した皮を千切りにして乾かし、ビートグラニュー糖にまぶします。これまで、最後のまぶしつけも粗糖で行なっていたので、砂糖がまばらになったり塊になったりしていましたが、さすがグラニュー糖、初めて美しく仕上がりました。

     でも、このピール、皮の裏の白い部分を除いていないので、若干苦味が残っています。ピールを使ったマフィンを商品化したいと思っているのですが、この苦みがネック。私はきらいではないのですが、子供には苦手かも。子供に食べてもらえるマフィンにしたいので、なんとかしたい。米ぬかを入れてゆでこぼしたら苦味が取れたという話を聞いたので、今度やってみようと思います。    


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とよはしベジフェスタに出店しました。

2013-04-16 11:07:22 | イベント記録
    一昨日の14日の日曜日、2回目のとよはしベジフェスに出店してきました。

     前日とその前の日に作った焼き菓子とパンの山です。持っていったのは、オカキ、オートミールと玄米粉のクッキー、スコーン5種類、おからのガトーショコラ、玄米粉とリンゴのケーキ、こねないパン4種類です。先々月発売して人気を博している黒ビールとクルミのパンも作りました。

     奥三河Three trees+が出店するイベントとしては、ナゴヤビーガングルメ祭りに次ぐ大きなイベント。「ちょっと作りすぎたかな」と思ったのはすべてできあがってから。売り切れて、せっかく来て下さった方の手に渡らないのは申し訳ないと思って、ついつい作りすぎるのがわたしのいつもの悪いくせなのです。

     さて、早朝6時過ぎに家を出て、一路設楽へ。こころざし工房のゆきえさんと合流して豊橋に向かうためです。途中、設楽町川向の満開の枝垂れ桃をたくさん見ました。

     川向、小松、八橋など、谷あいにある集落は、設楽ダムの建設予定地です。土地の買収だけすすんでいるとはきいていましたが、長いこと保留になっていたダム建設が、このところ急に本格化したらしく、私の知人からも、とうとう移転することにした、と聞きました。

     この枝垂れ桃は、ダム湖建設予定の場所の崖に植えられています。建設が始まったら水没するこれらの木々。見ていたら目頭が熱くなりました。

     設楽から約1時間半で豊橋のサイエンスコアに到着。屋内のイベントなので、お天気の心配やテントはりの面倒がないのがありがたい。

     アンティマキの焼き菓子とパン、Miki-Co-laboのコンフィチュール、こころざし工房の石鹸がずらりと並びました。2ブース借りたので、間口は4m。ゆったりを横並びに商品を置けるのはいいのですが、奥行きが1mなので、すぐに後のブースの方とぶつかります。それが難点なのですが、おかげで彼女たちともいろいろお話しできました。

     オープンしてまもなく来て下さったご夫婦は、いつもこのブログをご覧くださっている方たちでした。「この日を楽しみにしてきました」とおっしゃり、焼き菓子とパンを全種類購入下さいました。うれしかった! 

     昨年お越し下さった方や、ほかのイベントで食べたお菓子がおいしかったから、と来て下さった方も。フェイスブックでお友達になった方がわざわざお訪ねくださったのも、うれしいできごとでした。

     最初に完売したのはオカキ。それからガトーショコラとハーブ入りフォカッチャ。リンゴケーキだか、ガトーショコラをお買い上げ下さった方が、しばらくしてまたいらして、「おしかったからまた買いに来ました」といってお買い上げ下さいました。こういうことは、イベントならではのできごと。たのしくうれしい時間です。

     左隣のブースは、長野のなかやさん。「自給お宅なのです」と奥様が笑っておっしゃっていましたが、その徹底振りはすごい、と人づてに聞いていた方たちです。

     500円のお弁当を買いました。玄米ご飯に菊芋のコロッケ、ワケギと大豆の和え物、福袋。どれも味のメリハリが利いていて、おいしかった。このなかやさんには、来年の醤油絞りのおり、お世話になることになっています。
  
     後のブースは、遠州木綿でもんぺや手甲、バンダナ、マスク、バッグなどを作っている農title designさん。柄の取り合わせがすてきでした。その横は、ドライハーブの金の翼。わたしは、グリーンオートとベルベーヌを買いました。そのほか、多種類のハーブの入ったアロマオイルやフェアトレードのバナナも入手しました。

     昨年以上に来客数が多く、応対したりブースを見て回ったりするだけであっというまに一日が終わりました。5時終了。帰り着いたのは8時過ぎでした。前夜あまり寝ていなかったので、疲れはたまりましたが、去年同様、楽しいイベントでした。

     今年は、いつも秋に開催するナゴヤビーガン祭りは、5月5日に開催されるそうです。わたしはまったく知らなくて、申し込みしそびれてしまいました。それで、私たちが出店する今年の大きなイベントは、これで終了。今月来月のアンティマキのイベント出店予定は以下のとおりです。

     *4月23日(火)グリーンママン朝市 豊田市寺部町 守綱寺 10時から12時
     *5月3日(金・祝日)福蔵寺ご縁市  豊田市太田町 福蔵寺 10時から2時
     *5月28日(火)グリーンママン朝市 豊田市寺部町 守綱寺 10時から12時
   
コメント (4)
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