アンティマキのいいかげん田舎暮らし

アンティマキは、愛知県北東部の山里にある、草木染めと焼き菓子の工房です。スローライフの忙しい日々を綴ります。

7月のどんぐり工房草木染講習会

2018-07-15 09:12:01 | 草木染め
   昨日は、稲武どんぐり工房での定例草木染講習会でした。

   材料は、まず常連の参加者の方が持ってきてくださったノウゼンカヅラの葉。

   工房では今花盛りです。

   ノウゼンカヅラの葉からは、黄色が出ます。昨年も彼女が持参した同じ植物を煮出しました。なかなかいい黄色が出たと記憶しているのですが、今年はかなりに出しても、濃い色が出ません。それで、2番液を煮出す折に、玉ねぎの皮を少しだけ加えました。加えた途端、色が濃くなり、茶色みを帯びた黄色に変化。

   アルミ媒染で、こんな美しい黄色になりました。

   右は絹100%、左は綿と麻とレーヨンの混紡です。同じように染めたのに、こんなに色が違います。

   もう一つの染め材料は、マルバアカソ。染めを始めたころから毎年使っている材料なのですが、採取した時期や場所、天候によって毎年色が少しずつ異なります。

   こちらは、ソーダ灰を入れてアルカリ抽出。それで赤が引き出されるのですが、今回は、1番液を煮出したとき、いつもよりだいぶ早く草が柔らかくなってびっくり。雨が続いていたせいで、植物の中の水分がものすごく多かったのかも、と参加者の一人が指摘。そうかもしれません。

   煮出した液も、最初は雑味があってあまり赤みが出ないのはいつも通りなのですが、3番液すら赤みが少ない。こういうことはめったにありません。それでもつけおきしているあいだに、いつものアカソの色に少し近づきました。

   今回も、古いTシャツやご夫君のカッター、かわいすぎて着る気のしなかったエプロン、リサイクルショップで何百円かで買ったリ年のブラウスなどなどが生き返りました。 

   さて、来月は8月26日日曜日に開催します。夏休み最後の日曜日の染めは、インド藍。ほかにキハダなど、黄色を染め出す素材を用意し、藍+キハダなどで生まれる緑色も楽しんでいただこうと思います。お申し込みは、どんぐり工房までどうぞ。
    


   
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