アンティマキのいいかげん田舎暮らし

アンティマキは、愛知県北東部の山里にある、草木染めと焼き菓子の工房です。スローライフの忙しい日々を綴ります。

豊田の森の幼稚園~もりのたまご主催の草木染め講習を開きました。

2021-12-18 23:49:47 | 草木染め

  10月に引き続き、もりのたまご主催の染め講習会が、またたまごの園地で開かれました。杉やヒノキも多いのですが、ツバキやサカキ、ドングリのいろいろの木々に囲まれたこの園地。園地自体が秘密の場所みたいで、静かで気持ちいい。またこちらで開かれる染め、楽しみにしていました。

   森の幼稚園の朝は、子供たちが「今日一日したいこと」をそれぞれ発表することから始まります。「かくれんぼする」「木に登る」「頂上まで行く」・・各自いろんな希望を言っているのが聞こえました。自分のことは自分で決める、というのがこの園のやり方。お昼ご飯をいつ食べるか、まで決めるのだそう。おもしろい。

   こちらでの染めの熱源はかまどと焚火。一番左はお昼ごはんのための味噌汁の鍋。

   のんびり始まる染め講習。のどかです。

   染め液を煮だしながら、焼きいもも。

   前回は園地にあるサカキで染めました。今回は竹の葉を使います。前日に、園のスタッフの方たちがたくさん採取してくれた竹の葉。季節もちょうどよかったのか、思ったより早めに黄緑っぽ色が出てきました。

   たっぷりの液がとれました。

   染め開始。模様付けした布類を投入します。すぐに黄色が染まりました。

    お昼ご飯は、好きな場所で。

    かまどで煮たみそ汁、あたたかくておいしゅうございました。

    昼食後、媒染。アルミ溶液、銅の溶液、鉄溶液の三種類を使いました。銅の鮮やかな黄色と鉄のオリーブ色がなかなかいい。しっかりとした美しい色が生まれました。

   黄色なのですが、なんとなく緑色っぽくみえます。笹から出た色らしい色になりました。

   模様がそれぞれおもしろい。

    エコバッグもスカーフも、それぞれ素敵。風のない穏やかな冬の一日を森の中で染めをして過ごす。贅沢ないい日でした。

     この園地には、ソヨゴがたくさんあります。冬に赤の色を出す定番のソヨゴ、何度か染めたことはありますが、どうもいつもいい色が出ません。年が明けたらうかがって、採取させてもらう予定です。また子供たちの元気な声を聞き、楽しげにかつ真剣に走り回る姿を見るのが、たのしみです。

 

 

 

 

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