アンティマキのいいかげん田舎暮らし

アンティマキは、愛知県北東部の山里にある、草木染めと焼き菓子の工房です。スローライフの忙しい日々を綴ります。

あした、スコシズツマーケットに出店します。

2023-04-28 16:20:37 | アンティマキの焼き菓子とパン

   岡崎市籠田公園で開かれる、スコシズツマーケットに、明日出店いたします。

   このマーケット、数年前から出てみたいと思っていたのですが、プラスチックフリーを心掛ける販売の工夫が思いつかなくて、気になりながらそのままになっていました。昨秋10月のマーケットを見学し、「スコシズツ」でも試みられたら出店できるかな、という気になったのですが、その後、主催者から、「岡崎市の保健所から特別の許可を得ている」と知り、出店を決めました。

   私は菓子製造業の許可を豊田市から受けて販売しているのですが、製造場所以外で販売するときはしっかり個装して原材料表示をする、というのが規則です。それで、プラスチック袋を使わず、たとえば大きな容器に入れてその場で紙袋に入れて売る、といった方法は取れないことになっています。ところがこの方法もこの日だけ許可となっている、というのです。それなら出てみたい!とおもって、今回初出店を決めました。

  さっそく注文したのが、この写真のガラス瓶。かわいい。気に入っています。中に入れたのは、ガレットブルトンヌと甘夏のシロップ漬けのスコーン。なんだかいつもより生き生きして?見えます。

  でも、すべてのお菓子をこのガラス容器に入れて売るのはたいへん。かといって、小さなガラス瓶に入れて1袋分ずつ販売するとなると、ガラス瓶の値段が焼き菓子の値段に上乗せされるので、消費者に負担がかかります。そこで考えたのが、金属のお菓子の缶に入れる方法。

  箱の中は、こんなふうです。

   紙袋にいつもの1袋分ずつを入れました。といっても今回は特別に、2種類のシリアルクッキーを二枚ずつ一袋に収めてみました。表ラベルはあえてせずに。小さなラベルも作るにはエネルギーがいります。わたしのエネルギーも含めて。対面販売なので説明すれば済むことだから、こんな愛想なしのシンプルな包装にしました。

   最近は缶のなかの菓子はすべてプラスチックで個装するのが当たり前になっていますが、私の子供のころは、缶の中にじかにビスケットなどが入っていました。で、その缶は中身が空になったら別のお菓子を入れて、ずっと「おやつのカンカン」として大事な道具として使い続けられていたものです。私は今でも、うちにあったビスケットの入っていた細長い缶の絵をうっすらとですが覚えています。

  今回、この方法にして販売するにあたって、菓子と乾燥剤を紙袋に入れて封をし、缶の中に入れてしばらく置いてみました。そうしたら、ほぼ乾燥した状態のまま、保たれました。もしかしたら、私たちはプラスチックがないと暮らせないと思い込んでいたのかも、とおもったできごとでした。

  中身は、こんな風にサンプルを置くことにしました。

  さて、前置きが長くなりました。おもちするのは、ほかに、ざくざくクッキー、味噌味の米粉ビスコッティ、おかき、なんちゃってルヴァン種のパン2種です。パンだけは、いったん紙袋にいれるかオーブンペーパーで包み、そのあとは大きなプラスチック容器に入れることにします。パンの入る食品用の大きな缶はないし、木箱では乾燥が心配です。

  いつもより、なんだかんだと荷物が増えそうですが、新しい試みがいろいろできて、満足。金属缶に入れて売るというこころみは、別の出店時にもできそうです。

  ところで、当日は、一緒に出店する正木千香さんがオリジナルの紙芝居も上演します。

 

   タイトルは「ぼくはスナメリ」。香害とマイクロプラスチックの害に悩む、三河湾のスナメリが主人公です。上演予定時刻はとりあえず11時、13時、15時の三回。所要時間は10分ちょっとです。上演場所はアンティマキのブースの前あたりです。

 

   千香さんの作った、へちまたわしも販売します。

   スコシズツマーケットは、10時から16時まで。詳細はこちらからご覧ください。

   (20+) スコシズツ.プロジェクト - 【Go Zero Waste🌏】 スコシズツマーケットは ゼロウェイストを目指したマルシェです○... | Facebook

   なお、お越しになる方は、マイボトル、カラトリー、皿、容器などお持ちください。でも、ふらっと立ち寄って何も持っていない方でも、対応できるよう、多分各店舗ともお考えになっていると思います。去年はそうでした。明日は何とか午後まではお天気がもちそうです。皆さんのお越しをお待ちしています。

 

    

 

   

 

 

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