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アンティマキのいいかげん田舎暮らし

アンティマキは、愛知県北東部の山里にある、草木染めと焼き菓子の工房です。スローライフの忙しい日々を綴ります。

ガキ大将養成講座さくら村で藍の木綿染めをしました。

2023-08-13 10:40:54 | 草木染め

  先月半ば、豊田市旭地区の森のなかにあるガキ大将養成講座さくら村で、タデアイの生葉そめをしました。集まったのは、養成講座の子供たちと親御さんたち、総勢90人近く。

  タデアイは、さくら村の近くの畑で、スタッフの野中佳美さんが育てたもの。大雨かと思ったらそのあとは日照り、悪天候の下でも元気に育った葉の大きなタデアイです。

  朝から、子供たちが総出で畑に繰り出して刈り取り。その傍で、親御さんたちが草を除いて藍だけにしてさくら村に運んでくれました。

  さくら村での藍染めは2年目。昨年は、絹を生葉で染めて、藍の石鹸と化粧水を作りました。

  今年は、木綿染めに挑戦。

   まずすることは、藍の葉を枝からむしり取り、とにかくもむこと。ガシガシもむと、次第に緑色の液が出てきます。

   この液に、ソーダ灰と還元剤のハイドロサルファイトを加えると、青色の成分が引き出されます。これがインディゴ。絹なら、揉んだだけの藍の液につければ美しい水色が染まりつくのですが、木綿はそれでは染まらない。そこでちょっと薬品を使って、今年は木綿の染めを試みました。

   まず、ビー玉や割りばしで思い思いの工夫を凝らしたスカーフやバンダナを、インディゴの染液につけます。

   液の中は緑色。でも、数分経って液の外に取り出すと、次第に布は青色にかわります。

   模様付けのために使ったビー玉や紐、輪ゴムなどを取ると、あちこちで歓声が上がります。思い通りの模様ができたと悦に入る子、思わぬ柄になってちょっとしょげる子、布を広げてニコニコ微笑む大人。

   木々の中に一面に干された布類。この光景を毎年見るのが大好きです。

   貴重なタデアイが、スタッフの尽力のおかげで、美しい色に変わるのが、とてもうれしい。ありがたいことです。

   藍はまだこれから、二番刈り三番刈りができそう。養成講座の有志たちとまた染めができるのを楽しみにしています。

 

 


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