アンティマキのいいかげん田舎暮らし

アンティマキは、愛知県北東部の山里にある、草木染めと焼き菓子の工房です。スローライフの忙しい日々を綴ります。

根羽の小学生とハッピーマウンテンで牛のうんこ染めしました。

2024-10-16 23:27:07 | 草木染め

 2回目の、牛のうんこ染めです。今回は、根羽村の小学生3年生と4年生の11名。総合学習の時間に、ハッピーマウンテンに訪れ、うんこ染め体験をしました。

   こちらの山にはしばしば来ている彼らですが、事前に何をするかはあえて知らされず。うんこ染めと聞いて、ちょっとだけ引きはしたものの、全員が男の子(‼ 3,4年生に女の子は皆無)とあって、すぐにその気になってくれました。でも、うんこ採取に際しては、何人かは、模様付けのために用意した洗濯ばさみで鼻をつまんでから出発。
 
   素手で触るよう牧場主の幸山さんから指示されたときは、ちょっとだけ間があったものの、率先して採取に応じた少年が登場。その後は、何人かがつづいてつかんでは入れ、結局最後まで手をこまねいていたのは3人だけだったらしい。えらい!
   うんこを煮だしている鍋をかき回したり、火を起こす仕事は、男の子は大好き。進んでやってくれました。
   煮だしている間に模様付け。くしゃくしゃっと丸めるだけで終わり、という子もいれば一心にビー玉を括り付けて複雑な模様を施す子も。
   染め液につけている間は、幸山さんの先導で、うんこにたかる糞虫探しに。虫が糞を食べることで分解され、土壌が豊かに。でも、世界中、この糞虫がどんどん減っているのだそうです。こちらには、珍しい糞虫もいるとか。
   うんこに触り、鶏を抱き、虫を追いかける子たち。
   この日は、時折強い雨が降り、火の勢いが今一つ上がらなかったため、十分な煮だしができなかったせいか、染め上がった布はこれまでより薄め。
   でも、全員が満足して帰路につきました。
 
 
   引率してきた大人は、担任2人、支援員さん2人(支援員の制度があるのを初めて知りました)のほか、総合学習などの企画・実施をコーディネートする方が中心にいらして、計5人。そこに校長も見学に来てくださいました。11人の子供に、見守る大人が6人。恵まれています。
先日お邪魔した保育所も、同じように、子供の数に対しての保育士の数がよそよりかなり多いとか。根羽村のことを知るたびに、小さな村の良さがそこここで感じられます。
 
 
 

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