昨年10月に発行した「こもれび通信」3号の転載です。スケジュールなどは省略しました。表紙のイラストを描いてくれたのは、稲武出身のデザイナーの卵、松井香澄さんです。なお、こもれび通信は、おもにイベントなどでお配りしています。
アンティマキ 焼き菓子と草木染めの工房
<アンティマキのスコーン>
イギリス人のお茶の時間にかかせないスコーン。甘さは抑えて、クロテッドクリームとジャムをつけて食べるのが定番だそう。もともとはオーツ麦で作っていたとのことですが、今は小麦の焼き菓子として世界中で親しまれています。
アンティマキのスコーンは、バターも卵もつかわない素朴な味。 使っている小麦は、愛知県知多産の中力粉。全粒粉は北海道産です。基本の材料は、ほかに、沖縄産の粗糖・本和香糖、おなじく沖縄・波照間島の黒糖、アルミフリーのベイキングパウダー、フランス・ゲラントの海塩、有機豆乳、米油です。
基本の作り方は、次の通りです。15個分の分量です。
① 中力粉450gに全粒粉75g、ベイキングパウダー22g、海塩3g、粗糖90gをよく混ぜ合わせる。
② 米油120gを粉のボウルに入れ、手でよくすりまぜる。
③ 全体に油がなじんだら、豆乳180gを一気に入れ、さっくりまぜる。
④ 生地をまとめて台に乗せ、カードで半分に切って積み、また少し伸ばしては切って積む。数回繰り返したら、約2センチ厚さにのばして、セルクルで型抜きする。
⑤ ガスオーブンを180度に予熱し、180度から160度の間で25分ほど焼く。
一番人気があるのは、半分の厚さの台に自家製ジャムをのせて帯をまいたジャムスコーン。ついで、黒糖とクルミのスコーンです。カカオニブ入りや、ライ麦と自家製かんきつピール入りも好評です。最近発売したのは、バジルソース入りの塩味のスコーン。塩味バージョンはこれから品数を増やしたいとおもっています。
前号で紹介したこねないパンとともに、毎年数回、稲武内外で、講習会も開いています。アンティマキにお問い合わせください。
<秋の草木染め>
たわわに実ったクリ。秋の風物詩です。でも、ここ数年、わたしのところでは、実ったクリのほとんどを、森の動物に食べられています。今年こそ、何とか人間の口にも入れたいと思って、木の周りの草を刈りました。これで、毎朝忘れずに見に行けたら、たぶん争奪戦に勝ち抜けるのではなかろうかと、期待しています。
さて、このクリの皮やイガで、秋らしい色が生まれます。とくに、鉄媒染したあと石灰の上澄み液につけると現れる茶色は、クリの皮そのものの色。私は、しみがついたり染めむらが目立ったりする衣類を、何枚も鉄媒染で渋いグレーに生まれ変わらせました。クリご飯のために剥いたクリの皮は、捨てないで乾かし保存しておけば、いつでも染料として使えます。
志(こころざし)工房 天然素材の手作り石けん
<米ぬか美容法>
その昔、女性は米ぬかを木綿の袋に入れ、「ぬか袋」として洗顔や入浴時に愛用していたそうです。今回は、美肌の宝庫といわれ愛用されてきた米ぬか美容法をご紹介いたします。
お米の実るこの季節、米ぬかの保湿成分で、しっとり・プルプル、すべすべ肌に♪
~米ぬかパック~
・米ぬか大匙2~3と小麦粉を大さじ1ずつ混ぜ、水を少しずつ加えペースト状にする。
・目と口の周りを避けて顔全体に塗り、10分ほどおいてからよく洗い流してください。
~米ぬか入浴剤~
・米ぬかを、薄手の木綿布に入れて口を綴じ、浴槽に入れ手で揉み込みます。すると、お湯が乳白色になり天然の入浴剤に。
(米ぬかが手に入らない場合はお米のとぎ汁を代用してもいいそうです。)
※これらの美容法は全て自己責任で行ってください。米ぬかアレルギーの方はご注意ください。
※米粒の中でも、とくに米ぬか部分は残留農薬が蓄積されてしまうそうです。お肌のケアには、無農薬の安心できるお米の米ぬかを使いましょう。なお、米ぬかの効果効能は、石けんの効果効能をうたうものではありません。
<志工房の米ぬか石けん>
志工房・米ぬか石けんの米ぬかは、知多郡武豊町の「ふき村・黒田農園」で大切に育てられたお米から取りました。
黒田農園では、種を蒔いて苗を育てる時点から一貫して農薬・化学肥料を使用せず、稲が本来持っている生命力をできるだけ引き出せるような栽培を心がけていらっしゃるそうです。
除草剤を使用していないため、草取りは全て手作業になります。そのため一般の農法の何倍もの手間がかかり、収穫量も多くありません。この、黒田農園の貴重なお米の米ぬかを主原料にした米ぬか石けんは、比較的溶けくずれしにくい、やさしい仕上がりになっています。ぜひお試しください。
黒田さんの無農薬・無化学肥料のお米は、「栄オアシス21 オーガニックファーマーズ 朝市村」にて購入できます。(売り切れの場合はご容赦ください)
*志工房の手づくり石けんは、個人で作っているものなので、法律上、「雑貨石鹸」「キッチン石鹸」の販売となります。薬事法による薬用石鹸・化粧石鹸のいずれにも該当いたしません。そのことをよくご理解の上、ご自身の判断と責任のもとでのご使用をお願いいたします。
Miki-Co-Labo 季節のコンフィチュール
<ブルーベリー畑のようす>
実りの秋・・・ブルーベリー畑は夏の収穫時期を終え、ほっと一息。真っ赤に紅葉した葉が、畑を美しく飾ります。今年は例年にない異常気象に悩まされましたが、樹の成長に伴い、年々収穫量が増えるのは嬉しい限りです。ブラックベリー、カシス、クランベリーも安定してきたので、コンフィチュールづくりの楽しみも増えました。安心、安全な自家栽培のベリーと、本和香糖を大きな銅鍋で加熱するだけのシンプルなコンフィチュールの美味しさを、今年は多くの方にお届けできそうです。
<コンフィチュールをもっと楽しむ>
Miki-Co-Laboのコンフィチュールは、熱伝導の高い大きな銅鍋を使って、強火で短時間で煮上げるので、素材の香りや味、食感が強く感じられます。ペクチンの少ない果物はさらっとした仕上がりになりますが、水や添加物を一切加えず、素材の水分だけで煮上げることで、素材の風味を五感で味わう満足感が得られるようなコンフィチュールを目指しています。
パンに塗るにはドロっとした粘性の高いジャムがいいというご要望もいただきますが、長時間加熱して水分を蒸発させるか、ペクチンや増粘剤を添加することになり、原材料の自然な風味は損なわれます。
Miki-Co-Laboのコンフィチュールは、パンに塗るだけではなく、幅広く楽しめる保存食です。三木家の定番コンフィチュールメニューをご紹介します。
No.1 ヨーグルトやクリームチーズと混ぜる。
《ベリー類、ルバーブ、紅玉、ラフランスetc.》
No.2 アジの南蛮漬けや酢の物、浅漬けなどのマリネ液に、砂糖の代わりに加える。
《梅、レモン、甘夏、グリーントマト、生姜etc.》
No.3 オリジナルドリンクとして、炭酸水や牛乳、アルコールに何種類かをミックスする。
《なんでもOK!》
※《 》内はよく使うコンフィチュールの種類。
暮らしnote
<稲武地球子屋 いなぶてらこや >
自然豊かな山里、稲武。子供達はさぞかし伸び伸びと野山を駆け回っていることだろうと思いきや、子供の姿はどこへやら。部屋にこもってゲーム三昧なのです。
これではいかん!と一念発起した親子が集まって、環境学習・山里体験を始めたのが稲武地球子屋の始まりです。とにかく、「こんなことしてみたい!やってみよう!」と湯水のように溢れるアイデアを片っ端から実現していたら、いつの間にか毎月定期的にイベントを開催するようになってしまいました。
最近の活動のメインは、矢作川学校の水生生物調査、サマーキャンプ、自然観察トレッキング、ジビエ体験etc. 子どもたちの弾ける笑顔と目の輝きが、稲武地球子屋の活動成果です。
どなたでも参加できます。興味のある方は、Miki-co-laboまでメールください。 (miki)
アンティマキ 焼き菓子と草木染めの工房
<アンティマキのスコーン>
イギリス人のお茶の時間にかかせないスコーン。甘さは抑えて、クロテッドクリームとジャムをつけて食べるのが定番だそう。もともとはオーツ麦で作っていたとのことですが、今は小麦の焼き菓子として世界中で親しまれています。
アンティマキのスコーンは、バターも卵もつかわない素朴な味。 使っている小麦は、愛知県知多産の中力粉。全粒粉は北海道産です。基本の材料は、ほかに、沖縄産の粗糖・本和香糖、おなじく沖縄・波照間島の黒糖、アルミフリーのベイキングパウダー、フランス・ゲラントの海塩、有機豆乳、米油です。
基本の作り方は、次の通りです。15個分の分量です。
① 中力粉450gに全粒粉75g、ベイキングパウダー22g、海塩3g、粗糖90gをよく混ぜ合わせる。
② 米油120gを粉のボウルに入れ、手でよくすりまぜる。
③ 全体に油がなじんだら、豆乳180gを一気に入れ、さっくりまぜる。
④ 生地をまとめて台に乗せ、カードで半分に切って積み、また少し伸ばしては切って積む。数回繰り返したら、約2センチ厚さにのばして、セルクルで型抜きする。
⑤ ガスオーブンを180度に予熱し、180度から160度の間で25分ほど焼く。
一番人気があるのは、半分の厚さの台に自家製ジャムをのせて帯をまいたジャムスコーン。ついで、黒糖とクルミのスコーンです。カカオニブ入りや、ライ麦と自家製かんきつピール入りも好評です。最近発売したのは、バジルソース入りの塩味のスコーン。塩味バージョンはこれから品数を増やしたいとおもっています。
前号で紹介したこねないパンとともに、毎年数回、稲武内外で、講習会も開いています。アンティマキにお問い合わせください。
<秋の草木染め>
たわわに実ったクリ。秋の風物詩です。でも、ここ数年、わたしのところでは、実ったクリのほとんどを、森の動物に食べられています。今年こそ、何とか人間の口にも入れたいと思って、木の周りの草を刈りました。これで、毎朝忘れずに見に行けたら、たぶん争奪戦に勝ち抜けるのではなかろうかと、期待しています。
さて、このクリの皮やイガで、秋らしい色が生まれます。とくに、鉄媒染したあと石灰の上澄み液につけると現れる茶色は、クリの皮そのものの色。私は、しみがついたり染めむらが目立ったりする衣類を、何枚も鉄媒染で渋いグレーに生まれ変わらせました。クリご飯のために剥いたクリの皮は、捨てないで乾かし保存しておけば、いつでも染料として使えます。
志(こころざし)工房 天然素材の手作り石けん
<米ぬか美容法>
その昔、女性は米ぬかを木綿の袋に入れ、「ぬか袋」として洗顔や入浴時に愛用していたそうです。今回は、美肌の宝庫といわれ愛用されてきた米ぬか美容法をご紹介いたします。
お米の実るこの季節、米ぬかの保湿成分で、しっとり・プルプル、すべすべ肌に♪
~米ぬかパック~
・米ぬか大匙2~3と小麦粉を大さじ1ずつ混ぜ、水を少しずつ加えペースト状にする。
・目と口の周りを避けて顔全体に塗り、10分ほどおいてからよく洗い流してください。
~米ぬか入浴剤~
・米ぬかを、薄手の木綿布に入れて口を綴じ、浴槽に入れ手で揉み込みます。すると、お湯が乳白色になり天然の入浴剤に。
(米ぬかが手に入らない場合はお米のとぎ汁を代用してもいいそうです。)
※これらの美容法は全て自己責任で行ってください。米ぬかアレルギーの方はご注意ください。
※米粒の中でも、とくに米ぬか部分は残留農薬が蓄積されてしまうそうです。お肌のケアには、無農薬の安心できるお米の米ぬかを使いましょう。なお、米ぬかの効果効能は、石けんの効果効能をうたうものではありません。
<志工房の米ぬか石けん>
志工房・米ぬか石けんの米ぬかは、知多郡武豊町の「ふき村・黒田農園」で大切に育てられたお米から取りました。
黒田農園では、種を蒔いて苗を育てる時点から一貫して農薬・化学肥料を使用せず、稲が本来持っている生命力をできるだけ引き出せるような栽培を心がけていらっしゃるそうです。
除草剤を使用していないため、草取りは全て手作業になります。そのため一般の農法の何倍もの手間がかかり、収穫量も多くありません。この、黒田農園の貴重なお米の米ぬかを主原料にした米ぬか石けんは、比較的溶けくずれしにくい、やさしい仕上がりになっています。ぜひお試しください。
黒田さんの無農薬・無化学肥料のお米は、「栄オアシス21 オーガニックファーマーズ 朝市村」にて購入できます。(売り切れの場合はご容赦ください)
*志工房の手づくり石けんは、個人で作っているものなので、法律上、「雑貨石鹸」「キッチン石鹸」の販売となります。薬事法による薬用石鹸・化粧石鹸のいずれにも該当いたしません。そのことをよくご理解の上、ご自身の判断と責任のもとでのご使用をお願いいたします。
Miki-Co-Labo 季節のコンフィチュール
<ブルーベリー畑のようす>
実りの秋・・・ブルーベリー畑は夏の収穫時期を終え、ほっと一息。真っ赤に紅葉した葉が、畑を美しく飾ります。今年は例年にない異常気象に悩まされましたが、樹の成長に伴い、年々収穫量が増えるのは嬉しい限りです。ブラックベリー、カシス、クランベリーも安定してきたので、コンフィチュールづくりの楽しみも増えました。安心、安全な自家栽培のベリーと、本和香糖を大きな銅鍋で加熱するだけのシンプルなコンフィチュールの美味しさを、今年は多くの方にお届けできそうです。
<コンフィチュールをもっと楽しむ>
Miki-Co-Laboのコンフィチュールは、熱伝導の高い大きな銅鍋を使って、強火で短時間で煮上げるので、素材の香りや味、食感が強く感じられます。ペクチンの少ない果物はさらっとした仕上がりになりますが、水や添加物を一切加えず、素材の水分だけで煮上げることで、素材の風味を五感で味わう満足感が得られるようなコンフィチュールを目指しています。
パンに塗るにはドロっとした粘性の高いジャムがいいというご要望もいただきますが、長時間加熱して水分を蒸発させるか、ペクチンや増粘剤を添加することになり、原材料の自然な風味は損なわれます。
Miki-Co-Laboのコンフィチュールは、パンに塗るだけではなく、幅広く楽しめる保存食です。三木家の定番コンフィチュールメニューをご紹介します。
No.1 ヨーグルトやクリームチーズと混ぜる。
《ベリー類、ルバーブ、紅玉、ラフランスetc.》
No.2 アジの南蛮漬けや酢の物、浅漬けなどのマリネ液に、砂糖の代わりに加える。
《梅、レモン、甘夏、グリーントマト、生姜etc.》
No.3 オリジナルドリンクとして、炭酸水や牛乳、アルコールに何種類かをミックスする。
《なんでもOK!》
※《 》内はよく使うコンフィチュールの種類。
暮らしnote
<稲武地球子屋 いなぶてらこや >
自然豊かな山里、稲武。子供達はさぞかし伸び伸びと野山を駆け回っていることだろうと思いきや、子供の姿はどこへやら。部屋にこもってゲーム三昧なのです。
これではいかん!と一念発起した親子が集まって、環境学習・山里体験を始めたのが稲武地球子屋の始まりです。とにかく、「こんなことしてみたい!やってみよう!」と湯水のように溢れるアイデアを片っ端から実現していたら、いつの間にか毎月定期的にイベントを開催するようになってしまいました。
最近の活動のメインは、矢作川学校の水生生物調査、サマーキャンプ、自然観察トレッキング、ジビエ体験etc. 子どもたちの弾ける笑顔と目の輝きが、稲武地球子屋の活動成果です。
どなたでも参加できます。興味のある方は、Miki-co-laboまでメールください。 (miki)
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