今月初め、旭地区の福蔵寺で開かれた、ぬかくどワークショップに参加しました。
ぬかくどというのは、「ぬか=もみがら」を燃料にして、穴を開けたオイル缶を「くど」にしたてたもの。
主催者の一人、Nさんは、毎日このぬかくどでご飯を炊いているそう。もみがらもオイル缶もすべて廃棄物として処分されるもの。そのごみでできるくどを作るワークショップです。
穴を開けたオイル缶の中には、業務用のトマト缶の底を抜いてつなぎ、小さめの穴を開けたものを入れます。このトマト缶とオイル缶のうち壁の間に、もみがらを詰めます。
そして、円柱状のトマト缶のなかに杉の葉と2,3本のたきつけになる木切れを入れて点火。木切れに火が燃えついたらすぐに、研いだ米と分量の水を入れた羽釜を、くどにのせます。これで完了。あとは20分から30分待つだけ。
オイル缶は、ガスステーションなどでもらって来れるそう。トマト缶はレストランなどで。もみがらはライスセンターにいけばいくらでももらえるのだとか。すべてただでできる、調理器具です。
穴は、インパクトドライバーで。わたしは電動工具を使うのがこわかったので、かなづちを叩いて穴を開けることに専念。穴は、同行した若い友人に開けてもらいました。
くどの底です。できました。穴の大きさ、数など、すべて決まっています。いろんな具合のぬかくどが開発されているそうですが、Nさんたちが指導してくれたのは、安曇野のシャロムヒュッテのオーナーが考案したぬかくどです。
炊きあがったご飯。この日は、大きな羽釜に三升仕込んだので、一基のぬかくどでは火が足りず、もうひとつのぬかくどに移し変えて2基でちょうど程よくたきあがりました。このぬかくどは、一升のご飯がちょうど炊ける分だけのもみがらがつめこんであります。このごはん、とてもおいしい!
昼ごはんは、ぬかくどごはんといのしし汁。どちらも美味でした。
羽釜がなくても、こうして鉄の棒を通せば、小さな鍋も置けます。オイル缶のふたで五徳も作ったので、普通の鍋も置けます。
ワークショップの二日後、うちでぬかくどごはんを炊いてみました。むかし、わたしが子供の頃使っていた一升炊きの羽釜がまだ健在なので、何十年ぶりかでお米を仕掛け、炊いてみました。おどろいたことに、ぬかくどと、一升炊きの羽釜の底はちょうどぴったり。焚口のトマト缶との間にほどよい空間ができ、熱の周りがとてもよさそう。
30分ほどして、くどからおろすと、できていました!
こげもせず、べたつきもせず、ちょうどよい感じに仕上がりました。お釜からじかに手づかみでたべはじめたら、やめられなくなりました。おかずが何もなくても、おいしい。
さて、このくどに残った真黒のもみがら。これは、燻炭といって、肥料として優れもの。畑の隅でもみがらを燃やしてわざわざ作る人もいるほど。その貴重な肥料が、炊飯終了と同時にできあがるのです!
オイル缶、トマト缶、杉の葉、木切れ、もみがら。どれもごみとして燃やされたり捨てられたりするものばかり。廃棄物だけで、立派なくどができました。それに、アルミのぺなぺなの古い羽釜が立派に用をなしたのにも、おどろきました。
2週間ほどまえにこのぬかくど炊飯をしたのですが、いま、ワードに打ち込みながら、釜のふたを開けたときに漂ってきた、あのなんともいえないいい匂いが、いまもにおってきそうな気がします。ああ、また炊きたくなった。
ぬかくどというのは、「ぬか=もみがら」を燃料にして、穴を開けたオイル缶を「くど」にしたてたもの。
主催者の一人、Nさんは、毎日このぬかくどでご飯を炊いているそう。もみがらもオイル缶もすべて廃棄物として処分されるもの。そのごみでできるくどを作るワークショップです。
穴を開けたオイル缶の中には、業務用のトマト缶の底を抜いてつなぎ、小さめの穴を開けたものを入れます。このトマト缶とオイル缶のうち壁の間に、もみがらを詰めます。
そして、円柱状のトマト缶のなかに杉の葉と2,3本のたきつけになる木切れを入れて点火。木切れに火が燃えついたらすぐに、研いだ米と分量の水を入れた羽釜を、くどにのせます。これで完了。あとは20分から30分待つだけ。
オイル缶は、ガスステーションなどでもらって来れるそう。トマト缶はレストランなどで。もみがらはライスセンターにいけばいくらでももらえるのだとか。すべてただでできる、調理器具です。
穴は、インパクトドライバーで。わたしは電動工具を使うのがこわかったので、かなづちを叩いて穴を開けることに専念。穴は、同行した若い友人に開けてもらいました。
くどの底です。できました。穴の大きさ、数など、すべて決まっています。いろんな具合のぬかくどが開発されているそうですが、Nさんたちが指導してくれたのは、安曇野のシャロムヒュッテのオーナーが考案したぬかくどです。
炊きあがったご飯。この日は、大きな羽釜に三升仕込んだので、一基のぬかくどでは火が足りず、もうひとつのぬかくどに移し変えて2基でちょうど程よくたきあがりました。このぬかくどは、一升のご飯がちょうど炊ける分だけのもみがらがつめこんであります。このごはん、とてもおいしい!
昼ごはんは、ぬかくどごはんといのしし汁。どちらも美味でした。
羽釜がなくても、こうして鉄の棒を通せば、小さな鍋も置けます。オイル缶のふたで五徳も作ったので、普通の鍋も置けます。
ワークショップの二日後、うちでぬかくどごはんを炊いてみました。むかし、わたしが子供の頃使っていた一升炊きの羽釜がまだ健在なので、何十年ぶりかでお米を仕掛け、炊いてみました。おどろいたことに、ぬかくどと、一升炊きの羽釜の底はちょうどぴったり。焚口のトマト缶との間にほどよい空間ができ、熱の周りがとてもよさそう。
30分ほどして、くどからおろすと、できていました!
こげもせず、べたつきもせず、ちょうどよい感じに仕上がりました。お釜からじかに手づかみでたべはじめたら、やめられなくなりました。おかずが何もなくても、おいしい。
さて、このくどに残った真黒のもみがら。これは、燻炭といって、肥料として優れもの。畑の隅でもみがらを燃やしてわざわざ作る人もいるほど。その貴重な肥料が、炊飯終了と同時にできあがるのです!
オイル缶、トマト缶、杉の葉、木切れ、もみがら。どれもごみとして燃やされたり捨てられたりするものばかり。廃棄物だけで、立派なくどができました。それに、アルミのぺなぺなの古い羽釜が立派に用をなしたのにも、おどろきました。
2週間ほどまえにこのぬかくど炊飯をしたのですが、いま、ワードに打ち込みながら、釜のふたを開けたときに漂ってきた、あのなんともいえないいい匂いが、いまもにおってきそうな気がします。ああ、また炊きたくなった。
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