鎌倉を訪れた悩める人々が迷い込む
古ぼけた時計店の地下にある
「鎌倉うずまき案内所」
螺旋階段のさらに下
グレーのスーツを着た爺さんふたり
向かい合ってオセロをしている
壁には巻貝
片方が外巻
もう一人が内巻
漫才コンビみたい
そしてダジャレ好き
つい話してしまう悩み
すると壁にかかっていた巻貝が
突然動き出す
実はそれがアンモナイトの所長
そしてそれが悩める人にヒントを与え
甕(かめ)の中へドボン
何かが見える
それが手助けするアイテムになる
最後に困ったときのうずまきキャンディを
一個だけもらえる
それから外に出ると
無事帰れるというわけ
年代はなぜか逆に書かれている
最初は2019年からで蚊取り線香がアイテム
出版社で働く早坂瞬
変化を恐れず味方につけよとのアドバイス
彼には苦手な上司がいた
2013年 つむじの巻
笑っていいともが終わってしまう年
高校二年の息子真吾がいる綾子
大学に行かないで
ユーチューバーになりたいという真吾
アドバイスは息子さんに寄り添って
おやりなさいと
2007年 巻き寿司の巻
中学校の司書教諭 日高梢
婚約中だけど
このまま結婚していいのか悩んでいる
アドバイスは結びつき
アイテムは巻き寿司
2001年 ト音記号の巻
中学生の園森いちか
修学旅行で鎌倉へ
一人になるのが怖くて
つきあいたくもないのに
グループ行動している
しっかり足をつけてとアドバイス
アイテムはト音記号
気が合った男子生徒乃木くん
グループの1人から
彼との関係を聞かれ好きじゃないと言ってしまう
乃木くんのことを避けだしたら
彼が突然転校することに
ト音記号の意味
うずまきの中心のとこ
十字架みたいにクロスしている
ここがソですよってこと
もともとはアルファベットのGだったんだが
長い時間かけてこの形に変わったんだって
1995年 花丸の巻
劇作家 鮎川茂吉
彼がやっている劇団の俳優の1人が広中といい
つむじの巻の真吾のお父さん
広中が子供ができたから
俳優辞めたいと言い出す
アドバイスはそろそろ殻を脱ぎ捨てる
アイテムは花丸
コインランドリーで知り合った女性
女優の卵
名前が珊瑚
姉は乙姫
母は人魚
鎌倉の海辺で生まれたって
彼女にダメだしされた脚本
書きたいことを書けと
花丸もらえるか
1989年ソフトクリームの巻
この年は昭和から平成になった年
写ルンです登場
浜書房という古書店を経営している
一人暮らしの初老の男性 文太
かつてひとまわりも年下の女性から
結婚したいと言われて断った
それ以来ずっと独身
アドバイスは次の時代に手渡しなさい
アイテムはソフトクリーム
秋元康が高井麻巳子と結婚した話も出てくる
そして32年ぶりにかつての女性と再会
それは珊瑚の母、人魚
最後に遠くでトーク
外巻と内巻きのトークが記載
うずまきキャンディを食べた後の変化も
なかなかおもしろかった
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