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本所おけら長屋 四 畠山健二

2024-11-21 08:19:24 | 本 2024年

その壱 おいてけ

口入れ屋の娘 お紺が男にだまされた

言い争いのはずみで男を殺してしまう

お紺を慕っている手代の常吉は

河童のおいてけの噂がある錦糸堀へ

男を運ぶ

真相が明らかになった時

お奉行の人情さばき下される

 

その弐 あかいと

文七とお糸

お互いに惚れ合っているのに

なかなか先に進まない

そんな時

文七が大怪我をする

 

その参 すりきず

お駒

親に捨てられ

助けてくれたのは

スリのお露だった

お駒は鉄斎のおかげで今は足を洗っている

お駒が働いているのは

紙問屋 大黒屋

お駒の勘で大黒屋の不審な動きを

鉄斎に相談したことから

大捕物に・・・

 

その四 よいよい

阿波徳島藩 勘定奉行の嫡男

錦之助は酒乱

そのせいで浪人となり

江戸へ出てきた

占いを異常に信じるお雅との出会い

そしておけら長屋の住人との出会い

 

その五 あやかり

酒屋の奉公人松吉が

迷い猫を飼うことになった

 

溺愛する松吉

しかしその猫が行方不明になる

 

その頃 御旗本や武家の妻女の間で

猫を飼うのが流行っていた

将軍御抱えの絵師が描いた猫の絵が

発端

 

猫を捕まえて売っている者がいる

 

捕まえてみればその男は病気の妻と

幼い子供が四人いて

家のことで忙しくしているうち

仕事も失くしていた

さておけら長屋の住人はどうやって

これを片づけるのか?

 

お節介な者ばかりが住むおけら長屋

お染は言う

お節介をやくのは

その人のことが好きだからだろ

嫌いな人にお節介なんてやかないからね

だからあたしたちは

好きな人がいっぱいいるってことさ

 


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