青山美智子さんシリーズ
帯に書いてある
「ムフフと笑ってほろりと泣ける、
5つのあたたかい物語」
本当にその通り
神様が現れて
腕に「神様当番」と書かれてしまうと
神様の願いを叶えるまで
それは消えないのです
書かれたメンバーは
毎朝バス停で一緒になる人々5人
一番 水原咲良(OL)
バスに妊婦さんが乗ってきても
寝たふりを決め込み
優先席に座るスーツのおじさんの
左手をつかみ席から引きずりおろしてしまう
それは左手に入り込んだ神様のせい
おじさんには
気がつかなかったありがとうなんて
言われてしまう
なんとか消したいと思っていた神様だけど
神様を楽しませようと心を入れ替えたら
いろんなことが変わっていく
友達になった喜多川さんと
アクセサリー作りを習い
フリーマーケットで販売したり
嫌だと思っていた上司も
いいところがあったり
こんな風にしてあと4人
二番 松坂千帆(小学生)
家をリフォームするため
祖父母の家からバス通学することになった
千帆の悩みは超天然な弟
そんな弟にもいいところがあったんだ
三番 新島直樹(高校生)
SNSで知り合った女の子
リア充になったから
神様は離れていくと思いきや
まだリア充じゃないと
女の子についていた嘘
四番 リチャード・ブランソン(大学非常勤講師)
私立大学で英語を教えているが
生徒のウケが悪いのが悩み
陰で悪口も言われている
「アリの中で一番大きいのは?」
と英語で学生に質問
さて答えは・・・
五番 福永武史(零細企業社長)
社員8人の会社の社長
超ワンマンでドケチ
そうだからある日
事務員と経理担当の妻を残して
全員退職してしまう
その社員だけで別会社を作っていた
怒り焦る社長を
事務員の喜多川はストリップに誘い出す
この喜多川さんは一番の話に登場してる
女性でもストリップ楽しめるんだと
ちょっとびっくり
テーマは宮沢賢治の「どんぐりと山猫」
実際あったら見てみたいです
神様が勝手に動かす手で
2万円も寄付してしまったり
妻に愛しているよとLINEしてしまったり
その返信が両想いね
だって素敵!!
バーで知り合ったディーさんなる人物
ドラゴンズファンでDの帽子をかぶっているからだって
この時点でこの人がどんな人か
想像できてしまったよ
社長がどう変わっていくかも
最後に特別対談として
本の装画を担当した田中達也さんと
青山さんとの対談が載ってます
カバーには5人と神様のミニチュアが
神様はこんな感じなんですね
田中さんは
NHK朝ドラの「ひよっこ」の
オープニング映像のミニチュアを手がけた方
残念ながらドラマは観てませんが
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