晴耕雨読とか

本読んだり、いきものを見たり。でも、ほんとうは、ずっと仕事してます。

『開高健 全集 第2巻』

2009年02月10日 | 
引き続き図書館で開高健全集の第2巻を借りる。



1巻は、拾い読みをしつつ、結局全部読まないうちに返却。若くデビュー前の開高は、暗いエネルギーがじわじわとあふれているようで、読んでおもしろい、、、という感じではなかった。

この2巻。とりあえず、1編目の「巨人と玩具」を読む。壽屋(現サントリー)宣伝部の開高らしい、宣伝マンの話。資本主義に翻弄され、精神を摩耗していく男たち。キャラメルの話で、ロッテっぽい感じもする。

昭和32年に発表されたものだが、ぜんぜん現代でもOKな感じ(OK??)。おもしろい。

2編目は「裸の王様」。昔読んでような気がしないでもないけれど、ぜんぜん覚えていない。たしか、これで芥川賞をとったはず。

ふふ、ゆっくり読みます。