久しぶりにクレストブック(新潮社)の一冊を買う。青い表紙に惹かれた『極北で』(ジョージーナ・ハーディング著/小竹由美子訳)。
この小説は、1600年代前半に、極北・グリーンランドの捕鯨基地でひとり冬を越した男の残した日誌をベースに小説を紡ぎ出したものだという。著者自身は、どこにもそれ自体については明記していないし、訳者あとがきにもそれを前提としてるが、日誌に関する記載は少ない。
もちろん、それが事実かどうかは問題ではないけれど、ちょっと気になるところ。
中身はシンプルで翻訳も読みやすく、悪くない感じ。帯には「悲しみを抱えた男の・・・魂の救済」とある。本書には、その面と、もうひとつテーマとなっているのは、自然への畏怖のようなもの。
捕鯨やアザラシ猟と極北の大自然。人間の醜悪さと清々しいまでに厳しい極北の自然の対比が鮮烈。エコというとちょっとちがうけれど、、、。
この小説は、1600年代前半に、極北・グリーンランドの捕鯨基地でひとり冬を越した男の残した日誌をベースに小説を紡ぎ出したものだという。著者自身は、どこにもそれ自体については明記していないし、訳者あとがきにもそれを前提としてるが、日誌に関する記載は少ない。
もちろん、それが事実かどうかは問題ではないけれど、ちょっと気になるところ。
中身はシンプルで翻訳も読みやすく、悪くない感じ。帯には「悲しみを抱えた男の・・・魂の救済」とある。本書には、その面と、もうひとつテーマとなっているのは、自然への畏怖のようなもの。
捕鯨やアザラシ猟と極北の大自然。人間の醜悪さと清々しいまでに厳しい極北の自然の対比が鮮烈。エコというとちょっとちがうけれど、、、。