晴耕雨読とか

本読んだり、いきものを見たり。でも、ほんとうは、ずっと仕事してます。

ダンゴウオのこと

2010年01月02日 | 
あけましておめでとうございます。

さて、ダンゴウオですが、
先日撮影した写真も見ていて発見したことがあります。
発見というのは大げさですが。



「A」のひれがツメのようになっていて、
カッと岩をつかんでいるように見えます。

これはおそらく2枚の腹びれが合着してできたという吸盤(下の写真矢印)の
端っこなのでしょう(下のAのところ)。



ほんとうに、、、このカッと岩をつかむひれは、かわいいですね。
頑張ってる感じがします。

上の写真の「B」はダンゴウオの常なのですが、
クッと尾びれを曲げて体に沿わせています。

いつもこうなんですよね。
泳ぐときも、尾びれはクッと曲げたままで泳いでいます。
これがまたかわいいです。
よく見えないのですが胸びれで泳いでいるのだと思います。
いったいどうしていつもそうなのか?

偶然かもしれませんが、ハオコゼもだいたい尾びれはクッと曲げてますよね。
ダンゴウオみたいに体にぴったりとまではいきませんが、
見るときはだいたい尾びれが曲がっています。



うーん、ダンゴウオの事情とは別物かな??
ハオコゼは単なる安定性の問題かな?

ひれと言えば、背びれも謎ですね。
いや、別に謎じゃないか。



youtubeなどで動画を見ると、ちゃんと背びれが開いていますが、
わたしが見るときはいつも閉じて一体化しています。
泳いでいるときも、一体化したままですね。

いつも一体化しているので、
動画で、ばさっと(おおげさ)と開く背びれを見たときはびっくりしました。
「背びれ、開くんだ!?」
あたりまえか、、、。

潮の動きがあるときに、定位するために開くのでしょうか?

どうしても夜の海で発見すると興奮してしまって、
撮影だの、同行者を呼んで見せるだのと、
じっくり観察できません。

次回は、脅かすことなく自然な状態でゆっくりと観察したいと思っています。
ま、結局、興奮してしまい無理だと思いますが、、、。