文庫祭り
2010年08月02日 | 本
デジカメをうきうき買ったあとは、うきうき文庫祭りです。
祭りといっても2冊だけですが。
新田次郎の新装版『霧の子孫たち』(文春文庫)。
霧ヶ峰のビーナスライン延長を反対した自然保護運動の小説化。
霧ヶ峰はけっこう好きでたまに行くのですが、こういう歴史はぜんぜん知りませんでした。
新田次郎の作品はそれなりに脚色されているわけですが、ある程度は事実なのでしょう。
それにしても、初版当時(1970年)の新田次郎の大衆小説は、
いつもごくわずかなセクシー路線が笑ってしまいます。
「おい、今夜仲よくしよう」
と言った。それは彼等夫婦の間だけに通じる秘語であった。
わははは。当時はこれが限界だったのでしょう。
『孤高の人』にもそういうシーンがありましたね。
『本当の戦争の話をしよう』(ティム・オブライエン著/村上春樹訳/文春文庫)。
どんな本なのかはさっぱりわかりません。
タイトルだけで買いました。あっ、村上春樹訳というのも理由か。