晴耕雨読とか

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クマとカラマツ

2011年09月22日 | 生き物
この記事をアップするのはちょっとフライングなのですが、奥多摩のクマネタを続けます。

とにかく友人は奥多摩の森の中に自動撮影のビデオとカメラを仕掛けているのですが、いっしょにカメラの回収をしたときにおもしろいクマの行動が撮影されていました。いつか友人のサイトでそれが公開されると思いますが、現状ではお忙しいようでちょっと先になるようです。

友人のサイト

わたしの方は、そのときに撮影した画像と現地で見せていいただいた動画をもとにちょっとだけお話しします。



友人はこのカラマツの前にビデオを仕掛けました。クマ剥ぎなのかマーキングなのか、すでにクマの痕跡があったのだと思います。

で、撮影された動画を見ると、8月下旬から9月上旬にかけて、毎日毎日クマが来て、背中とか胸とかお尻をゴシゴシとこすりつけていくのが写っていました。

時間にすると3分とかでしょうか。とにかく狂おしいまでにクネクネゴシゴシ毎日なんです。



カラマツからは樹脂が出まくりです。



樹皮にはクマの毛が付きまくりです。

さて、その動画、状況を見て、わたしたちは考えました。

「当然、クマ剥ぎじゃないな」
「そうですね」
「マーキングでもないな。そもそもあたりはカラマツの樹脂の匂いがあふれているし」
「とすると、カラマツの匂いを自分につけたの? 毎日毎日?」
「ううむ……」
「一日、どっかでご飯を食べてたり、昼寝をしたりして、でも1日1回、このカラマツにわざわざ来て匂いつけ?」
「身だしなみ? オーデコロン状態?」
「ううむ……」

ということで、映像のアップを待ちましょう。おそらく大きさを比較するために、わたしがこのカラマツでクネクネしている写真もアップされると思います。