星野式ランチの会10周年記念誌
いつも、なーんちゃってゲルソン食日誌にアクセスいただきありがとうございます。
2017年が皆さまにとって幸せな一年になりますようお祈りします。
ここのところ、「星野式ランチの会の10周年記念誌」の検索がありますので、そのことについて触れておきます。
昨年の春に10周年記念誌ができ、ランチの会のメンバーは手に入れることができたのですが、一般には販売されてないことから、どうするのかが問題になりました。
というのも、昨年10月18日に、今まで星野式ランチの会を始めから管理されていた、矢澤容子さんが亡くなられ、あらためて、市販することの是非をメーリングで会員に問い合わせたところ、グループ内での公開のみを了承する方が多く、市販はされないことになったのです。
星野式ゲルソン療法を実践するランチの会も、11月で解散し、メーリングも終了しました。
そうはいっても、食事療法を続けている患者にとって、皆で話し合い、励ましあい、情報交換する場を持つことも大事です。そこであらたに、ゲルソン食事療法の会を作り、つくばで月に1度ランチの会を開くことになりました。新しいメーリングも開始しました。
矢澤さんはいないけれど、今までどおりみんなで集まれる場所があります。
矢澤さんは、16年前に乳がんになり、最初は手術しただけでしたが、再発してから星野式ゲルソンと出会いました。2回手術をして、3回再発し、ホルモン剤治療を受けましたが、抗がん剤は一度も使いませんでした。食事療法、尿療法、身体を温めるなどがんに良さそうなことを積極的に取り入れていました。
自然食レストランの加藤さんに声をかけ、制約の多いゲルソン食をおいしく作ってとお願いし、小さなランチの会を始めたのが、星野式ランチの会の始まりです。福島の原発事故で安全な材料が手に入らなくなり、そこでの会は終了しましたが、紫峰の森クリニックで再開、今は筑波ハムに場所を移し続けています。
メーリングを作ったことも、矢澤さんの大きな仕事です。メンバーが自由に意見を戦わせるゼミのような雰囲気の場、古臭い言葉だけど、言論の自由広場といった感じがしていました。治療法を求めて必死で問い合わせてくる人、知恵を出す人、みんなの知恵を寄せ集め、その時々最善の方法を伝える場になっていました。玉石混交、ガンビジネスの立場から投稿する人もいました。あまり商売にならなかったのか、いつの間にか消えていきました。もちろん患者の身になって食材等を提供する人は大歓迎。
よく旅行にも出かけ、ゲルソン合宿?といった感じの旅を企画されていました。
もっと生きていてほしかったけど、16年よく頑張ったと思います。
うちの冷蔵庫の扉には、矢澤さんが実行しようとした目標が貼ってあります。
がんになった原因である食習慣や睡眠をはじめとした生活習慣を改める
・食・・・玄米菜食を柱に、ゲルソン療法に限りなく近い食事
・睡眠運動・・・夜11時~2時を含め7,8時間 + 適度な運動
・ストレス等精神的要因・・・常に前向き
・環境ホルモン、発がん物質など環境要因・・・排除した暮らし