最近読んだ本
●「リンパの科学」第二の体液循環系のふしぎ
加藤 征治 著 ブルーバックス B-1820 講談社
リンパ浮腫に参考になる本:乳がんの手術をしてリンパ節を切除すると、リンパ浮腫になり、腕が腫れることが良くあります。大きく腫れると元に戻りにくいので、大きく腫れる前に何かできることはないのか、そう思って手に取った本です。リンパ浮腫は乳がんに限らないのですけれど…。身体全体のリンパの流れの話、がんとリンパ管、がんとリンパ節の話など、リンパ節を切除した人には参考になると思います。
●「ケトン体が人類を救う」糖質制限でなぜ健康になるのか
宗田 哲男 著 光文社新書 786
この本は、糖尿病の妊婦さんをどう救うかというテーマで書かれていて、一般の糖尿病患者にも役に立つ。著者が自身の糖尿病をケトン食で改善させたことも記されている。私が関心を持ったのは、最後のほうに、「認知症、がんへの効果…」という項目を見つけたからです。
●「ケトン食ががんを消す」
古川 健司 著 光文社新書 847
「ケトン体が人類を救う」の最終章に、末期がんの治療と並行して、ケトン食でがんが消える話が出ていて、古川健司氏の名前が載っていました。その人の本を読んでみたいと思っていたら、光文社新書からでたので買い求めました。
この本ではゲルソン療法に一定の評価をしています。「がんの予防や再発防止を目的とした場合、たしかに有効」。すでにがんにかかっている患者にとっては有効とはいえない。予防とがん治療を区別すべきとしている。
末期がんと言われたときに、参考になりそうな本の一つでは…。