なーんちゃってゲルソン食日誌:08年7月炎症性乳がんと告知され崖っぷち体験をしましたが転移もなく15年半生きています

告知の日からジュースをたくさん、肉抜き塩抜きあぶら乳製品抜き、玄米菜食の食事療法を続けています。がんの食事療法あり。

なーんちゃってゲルソン食日誌・8月21日、22日

2012-08-29 20:10:46 | 健康・病気

8月21日

朝 ジュース500ml(人参、レモンジュース、グレープフルーツ)

  豆入り玄米(スキムミルク、水、レーズン、きな粉、ゴマ)、はちみつヨーグルト。

昼 枝豆、グレープフルーツ、アーモンド(素煎り)6粒、スキムミルクティ。

  暑くて食欲がなかったので軽く。

夜 ジュース食前、食後、各400ml(人参、レモンジュース、オレンジ、小松菜、

  キャベツ、レタス、豆苗)

  豆入り玄米、納豆とろろ昆布(たれ、辛子抜き、以後同じ)

  ニガウリ、えのき、人参、ネギ炒め(こしょう少し)

  冷奴 

  玉ねぎ、しいたけ、わかめ、コーンの手羽だしスープ

  ヒポクラテススープ

8月22日

朝 ジュース(人参、レモン、缶のリンゴジュース)

  豆入り玄米(スキムミルク、水、レーズン、きな粉、黒ゴマ)、はちみつヨーグルト

昼 ジュース380ml(人参、レモン、缶詰リンゴジュース)

  お好み焼き・・・じゃがいも、きゃべつ、ネギ、干した小エビ、卵1個、青のり、ゴマ。小麦粉は全粒粉を3分の一ぐらい混ぜる。白い粉を少なくするために、じゃがいもを入れる。焼くときは、オリーブ油小さじ1をテフロンのフライパンにのばす。気になるようなら、ペーパータオルでのばすと余分な油がとれる。

味は、小皿にウスターソースを小さじ1入れ、舌に当たるところにほんの少しだけつけて食べる。ウスターソース小さじ1で、塩0,472gとることになる。

夜 ジュース400ml(紙パックの)

  冷やしパスタ(セロリ、トマト、エビ、レモンジュース)。ボールにレモンジュース、減塩しょうゆ小さじ2分の1とレモンジュース大さじ1、ゴマ油数滴を入れ、スライスしたセロリ、エビ、トマトの半分、ゆでて冷やしたパスタを入れ混ぜる。上にトマトをのせる。減塩しょうゆ小さじ2分の1で、塩0,2g。メーカーにより違うので、注意。

 玉ねぎ、オレンジ、キュウリ、レタス、セロリのサラダ

 ヒポクラテススープ

 朝、ジューサーの部品、ストレーナーが壊れ、ジュースを作れない! まだ1年たってないのに! すぐに発売元に問い合わせ、部品を交換してもらうことになる。まだ保証期間内なので無料。ヘビーユーザーなので、ジューサーはすぐ壊れる。困ったものだ・・・。

 とりあえず、がん細胞が元気になるとそれも困るので、震災用に買い置きしておいたジュースで代用する。

※ この頃は、牛乳や乳製品が乳がんのもとだとは知らず、スキムミルクを使っていた。ジェイン・プラントさんの「乳がんと牛乳」を読んでから、乳・乳製品は全て止めることにしました。今から思うとよく再発しなかったものだと思います。2017/8/3

 

 

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なーんちゃってゲルソン食日誌・8月20日

2012-08-26 20:50:36 | 食・レシピ

1、私のガンのことも一応説明したので、毎日の食事を書いていきます。

 食事療法は、一番厳格なマックスゲルソン式、やや緩やかな星野式、もっとゆるい済陽式(わたようしき)とあります。私の場合、済陽式をべ-スに、塩を1g以下、魚や鳥をほんの少しにして星野式に近づけるようにしています。厳格にしすぎて挫折するより、結果が良ければやや緩くても、ずっと続けられるほうが良いと考えています。

また、食事療法の先生にはかかっていませんが、がんの主治医の定期検診を受け、血液検査の結果や腫瘍マーカーの値の変化を参考にしながらやっています。

具体的に、主食は、豆入り玄米です。有機玄米に、あずき、大正金時、黒豆、キドニービーンズとかなにか一種類混ぜて、圧力鍋で、炊けるだけ炊きます。だいたい1週間に1,2回。冷蔵庫で保存し、レンジで温めて食べます。

ヒポクラテススープを週1回は作ります。厚手の鍋に、たまねぎ、長ネギ、セロリ、パセリ、えのきだけ、ニンニク、じゃがいも(皮ごと)を細かく切り重ねます。その上にトマト水煮一缶と、缶一杯分の水を入れ、1時間から1時間半ぐらい弱火で煮ます。内臓の働きを助けるスープで、1日1、2回は必ず食べようと思っています。冷蔵庫で保存。

2、8月20日の食事

朝 ニンジンジュース500ml(人参、レモンジュース大匙2、グレープフルーツ、必ずこの順番                    で) 

  豆入り玄米(温めた豆入り玄米に、スキムミルク、水、レーズンを入れよく混ぜ、きな粉小さじ山2杯とゴマをかける。)オートミールを食べるみたいに・・・。

  枝豆(前日の)、ヨーグルト(はちみついり)。

昼 ニンジンジュース420ml(人参、レモンジュース大匙2、オレンジ)

  納豆、とろろ昆布を乗せる。塩0,3g。垂れ、辛子は入れない。とろろ昆布の塩分がありがたい。

  ニガウリ、えのきだけ,ニンジン、しいたけ、ねぎ炒め。こしょう少し。もちろん塩抜き。

  大根、きゅうり、みょうがの甘酢和え。この二つは前日の。干しプラム。

夜 ジュース食前400ml、食後400ml(人参、レモンジュース、グレープフルーツ、小松菜、  キャベツ、レタス) 。

 卵シラスチャーハン(オリーブ油小さじ1、ニンニクみじんぎり、卵1個、しいたけ、ねぎ、お湯につけたシラスをテフロンのフライパンで、卵チャーハンの作り方で。)加熱する料理にはオリーブ油1日小さじ2杯までと決めている。

 トマト  冷奴   玉ねぎ、しいたけ、わかめスープ(手羽先スープがあったので)。
 ヒポクラテススープ:スープが重なっても変な献立になってもヒポクラテススープは摂る。
 はちみちヨーグルト 

※ この当時は、まだ牛乳や乳製品が乳がんの原因とは知らず、スキムミルクを摂っていました。今は全く摂りません(2020/12)。

  

 

 

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ホルモン剤の効く確率、1%?

2012-08-24 20:11:25 | 健康・病気

1、 08年7月から乳がん治療として、ホルモン剤治療が始まり、5か月経過。手術の予定が12月と決まり、血液、CT、肝臓エコー、心電図、肺機能の検査を受ける。もし、CTで転移がわかったら、完治があり得ない。乳房を取るメリットがないので、手術はせず、大きくならない治療に切り替えるとのお話。

 翌週、結果が出る。肝臓に血管腫があるが問題なし。血液、肺機能など健康そのものと言われ、乳がんがあるのに複雑な心境。CTにも何もなし。これで手術に進めそう。

 ところで、この12月のCTの検査結果を、7月のCTのと並べて見ていた先生が、何度も見てから、くるっと私のほうへ向きを変え、しっかり目を見て、

 「(ホルモン剤が)効いてるよね!!」とおっしゃるのです。何と答えたらよいのかわからず、

 「物理的には、胸がなくなりました。」と答えました。

もともと、口の悪い友達に、洗濯板に干しブドウと言われたぐらいの胸の、時計でいうと、12時から7時ぐらいまでが、ペタッとなくなってしまったのです。ホルモン剤が効いているんだ。70%に入ったのだと思っていました。

2、その次の週、先生が、手術の内容を説明した後で、

「炎症性乳がんに、ホルモン剤の効く確率は、1%なんだよ!!」とおっしゃる。

 あまりにびっくりして、何と答えたらよいのかわからない。

3、帰りの電車に揺られながら、少し落ち着ついてくる。そして、人が生きるか死ぬかというギリギリのところで、1%に入るなんて、なんてラッキーなんだろう。一生の運をここで使ったとしても文句はないなと思いました。

 でも、だんだん落ち着いてくると、私はそんなに運のいい人間ではないし、どちらかといえば運に見放されている部類に属する。そうだとすると、これは、ひょっとしたら、食事かも・・・、試行錯誤の食事療法が、ホルモン剤を後押ししてくれたのかも…と考えるようになりました。

 この1%事件が、ずっと食事療法を続ける力になるのです。

4、そして、右乳房全摘出、同時再建手術、抗がん剤、放射線と治療が続きました。

 

 

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がんと食事療法で参考にした本

2012-08-21 20:51:22 | 健康・病気

1、食事療法の方向性は決めたものの、本当にこれでよいのか、確信が持てずにいました。

 08年の7月ごろ、インターネットで調べると、「癌克人」というサイトがあり、食事療法を実践されている様子を見ることができ、とても勇気づけられました。それ以外には、食事療法を始めて続かなかった人の、批判的な話しか見つけられませんでした。ネットにくわしくないせいかもしれませんが・・・。

2、そこで外出のたびに、大きな本屋に立ち寄り、がん関係の本を探すことにしました。

 廣畑富雄、「食事しだいでがんは防げる」(女子栄養大学出版部)いがいにも、次のような本が見つかりました。

 今村光一、「自然・栄養療法でガンを治したガン勝利者25人の証言」(中央アート出版社)。この本は、今村光一さんが、米、英、欧のがん生還者に、どのような治療を受け、どのような生活をしていたのか、アンケートを取り、栄養・食事療法の観点からまとめたものです。この本を見て初めてゲルソン療法を詳しく知りましたし、1日13回ジュースを飲むというのはとてもできないなあと思いました。その一方で、ガンを治した人の体験記には、たくさんの勇気をもらいました。今でも時々読んでいます。

 

 星野仁彦、「ガンと闘う医師のゲルソン療法」(マキノ出版)。この本は、大腸ガン、転移性肝臓ガンと宣告された星野仁彦さんが、自らのガンを、ゲルソン療法で克服した体験記。仕事をしながら、マックスゲルソンのやり方を、そのまま取り入れるのは難しいところから、ゲルソン療法をするための創意と工夫があります。星野さんの講演会に行き、塩分を1%以下にしていると聞き、私も実行することにしました。

 済陽高穂「今あるガンが消えていく食事」(マキノ出版)。食事療法の9つの基本方針を挙げ、手術、抗がん剤、放射線という3大治療をサポ-トしようという方法。

 この本を本屋で見たのはホルモン剤治療と自分なりの食事法を初めて5か月ぐらいたったころのこと。肉抜き、あぶら抜き、精白してない穀類をとること、私のやっている方法とすごく似ているなあと思い、こんなやり方があるのだろうかと狐につままれたような感じがしました。たちよみで、どんどん読み進み、ほとんど読んでしまいましたが、どうも気になる。「限りなく無塩」と、「はちみつ、レモン、ビール酵母の摂取」の二つを私はやっていない。結局、買って帰り家で詳しく検討することにしました。

 マックス・ゲルソン「ガン食事療法全書」(徳間書店)。1930年代に、結核の治療法からがんの治療法を見つけ実践した、ゲルソン療法の創始者、いわば本家。

 食事療法というとよく引用されているので、ぜひ原典に当たらなくてはと思い挑戦するも、専門用語がたっぷりで、理解しづらい。しかし、後半の事例のすごさに圧倒されました。

3、これらの本を読んでみて、ゲルソン療法を知り、私の方法はゆるいものだけど、そんなに的外れではないかもしれないと思うようになりました。

 

 

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食事の方向性を決める

2012-08-12 16:45:21 | 健康・病気

1、前述の「食事しだいでがんは防げる」を参考にして、食事の方向性を決める。

 食品・栄養とがん予防との関係の表から(p17) 乳房の場合、アルコール、肥満は、リスク増大がほぼ確実。野菜、果物は、リスク減少がほぼ確実、食物中のカロチノイド、食物繊維、運動はリスク減少の可能性ありと出ていました。 

 もうできてしまったがんを大きくしないために、野菜ジュースをいっぱい取り、肉、あぶら、塩を減らし、玄米菜食を基本にするのは、方向性としては間違っていないようです。

 この当時は、塩ががんに直接影響があることを知らず、塩は6g以下にして、漬物をやめ、みそ汁は週1度ぐらいにしていました。また、あぶらは、バターや揚げ物をやめ、オリーブオイルを1日小さじ2杯までと決めて、その範囲で炒めものや焼き物を作りました。あぶらを全く入れないでコールスローを作ると、きしきしして食べにくいですが、ほんの少し使えるだけで変わります。あぶらがおいしさのもとなのかと実感しました。

 このころ、がんを大きくしないという目標があったので、食事を変えることがつらいとは思いませんでしたし、アリミデックス(ホルモン剤)と一緒に戦おうと気持ちのほうが強かったのです。

 さらに、毎日30分ぐらいの散歩もすることにしました。

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乳がん治療と食事

2012-08-11 17:36:14 | 健康・病気

1、乳がんと告知され、ホルモン剤の治療をすぐに始めたものの、効く確率は70%。なんとかその範囲に入ってほしいと祈るような気持ちで、試行錯誤が始まるのです。

 病気になる前から、玄米なんでも食で、食事に砂糖を使わない。白い小麦粉には小麦胚芽を混ぜてとるようにし、野菜も結構食べていました。小松菜胚芽バナナミルクをよく飲んでいました。自分ではまともな食事と思っていたので、がんになったことがショックでした。

 後で振り返ってみると、毎日追い立てられるような生活の中で、バターを使った焼き菓子を作るのが好きで、おいしく食べてストレス解消していたこともありました。

 また、50代後半でもあり、免疫力が老化したのも原因かもしれません。

2、この時、原因を探るより、まずやらなければならないのは、がんを大きくしないことだと考えました。

 今までの玄米なんでも食を修正して何とかならないかと考え、肉抜き、あぶら抜きを試してみることにしました。そして、通販のカタログで見たニンジンジュースの広告(星野仁彦さんの)を見て、食事前に、ニンジンバナナ小麦胚芽ミルクか、小松菜小麦胚芽ミルク400mlを必ず飲むことにしました。このころはまだ圧縮式のジューサーを知らず、ミキサ-を使っていました。主菜は、豆腐、納豆、魚類、卵でした。もちろん野菜も。

 このころ近所の本屋で、廣畑富雄「食事しだいでがんは防げる」という本を見つけました。世界がん研究基金、アメリカがん研究財団の報告書による、がん予防食事療法の最新情報をまとめたものです。がん予防というのだから、私の状態にぴったり! この本を参考に、食事を作り、アリミデックス(ホルモン剤)、一緒に頑張ろうね!!と私流の食事法を始めたのです。

 アリミデックスを飲み始めると、胸のあたりが、じりじりと焼けたような感じがしばらくつづきました。

 

 

 

 

 

 

 

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乳がんになる

2012-08-10 21:29:43 | 健康・病気

1、 08年の春先、右乳房の、時計でいうと3の数字があるあたりに、小豆ぐらいの大きさでピンク色のしこりを見つけました。皮膚炎?かと思って様子を見ていました。しばらく忘れていて、5月の連休も過ぎたころ、見たら、つぶっとしたものが、7,8個に増えていました。 気になったけど、忙しかったので、区切りの付く6月下旬まで待って病院を受診。

2、以前から乳腺症で定期検診を受けていたOC病院にいく。まず、マンモグラフィと超音波の検査をうけるが、何も見つからない。異常なしと診断されそうな雰囲気だったので、「先生、右胸の表面にピンク色のつぶつぶしたものができたんですけど・・・」と話すと、どれどれという感じで、カーテンを開けて、初めて診察。状態を見て、ひと月半ぐらいで急に増えたことを伝えると、先生の顔が急に険しくなり、いつもの乳腺症の時とは違うのです。

 「先生、乳がんができて皮膚の表面まででてきたのですか?」と聞いてみるが何の返事もない。

 翌週,MRI検査と、細胞診の検査を受けるが、なにもでず、2日後に皮膚生検を受けることになる。先生が目の前で、手術室の予約を取り、「その大腸がんの前を10分あけて」と頼んでいるのを聞くと、なんだか大変なことになりそうな予感がする。

 2日後、手術着に着替え、チェロの曲を小さく流してもらい、手術室で、皮膚生検を受ける。手術なんてしたこともないので、ドキドキ、初めての体験だ。最初にできたつぶっとしたしこりを取りすぐに終了。着替えを済ませ、看護師さんを待っていたら、先生が、「結果は来週出る」と声をかけてくださるが、目が笑ってない。

3、翌週、結果を聞きに行くと、案の定、硬がんがあり、乳がんとして治療をするということがわかる。しかし、よいこともあり、ホルモン剤の効くタイプだという。ホルモン剤の効く確率は、70%。 これ以上がんを大きくしないのが当面の目標だそうで、この日からホルモン剤の治療が始まるのです。

 帰り道、駅前の本屋で、「がん告知以後」という新書を買い読みながら帰るが、自分ががんになった実感がない。その一方で、もうすぐ死ぬのか、緩和ケアをどうやって探そうかと考えてもいた。

 

 

 

 

 

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